お客様の「感動」を「つくる」ことを目的とした、
旬の情報満載の販促・マーケティング系コンテンツです。
Idea4U コンテンツ
カタログを「再定義」する デジタルと共存し有効活用するためのカタログ制作の合理化と効果測定
カタログが必要とされ続ける理由
弊社は数十~数百にわたる多ページのカタログ制作を得意とする会社です。今のカタログは、紙に印刷された従来型のものだけでなく、画面上でめくりながら眺められるデジタルカタログや、資料として保存できるPDF形式のものなど、目的や用途に合わせたさまざまな形で活躍しています。紙とデータの両方が必要とされ続けているのは、視認性や検索性、改版のしやすさやWeb対応などを考慮し、マルチメディアの1つとして機能させる必要があるためです。
一般的なカタログは"商品紹介"を目的として、メーカーの商品を網羅して見やすくしたり、通信販売やギフトの商品を選びやすいように作られたりしているものが中心です。他には、目に留めてもらいやすくするための "販売促進" として、購買意欲を高める目的で作られることもあります。この目的が異なると狙うべきレイアウトや構成、選ぶべき媒体も変わってくるため、もし曖昧になっているようであれば、一度整理することをお勧めします。
有名な「AISASの法則」で消費者の購買行動に沿って整理するとお分かりいただきやすいでしょう。例えば、Attention(注目・認知)やInterest(興味・関心)のフェーズでは紙のカタログは不要かもしれません。印刷物で「注目・認知」や「興味・関心」を推進するにはデジタル施策と比較して高コストになりやすいため、Webサイトの検索性や、そもそものブランディング対応などに注力すべきです。一方、Search(検索)やAction(購買)のフェーズになると、紙のカタログは"販売促進"ツールとして威力を発揮できます。特に今はインターネット検索で比較検討しやすい時代ですが、逆に選択肢が多すぎて迷ってしまう方も少なくありません。選択肢を絞って適切に誘導できる紙のカタログを手元に持ってもらうことが有効でしょう。
とはいえ、「購買」に至らないフェーズにいる顧客に紙のカタログを配布することは、費用対効果を考えると厳しいこともあるかもしれません。紙のカタログは今や高価な媒体です。ただ、一度でも購入してくれた顧客を、Share(共有)だけでなくリピート購入・拡大利用まで誘導するためには、欲しいものを探しやすい"商品紹介"用の紙のカタログを手元に持っておいていただくことが、企業やブランドのことを認知させる意味でも効果的ではないでしょうか。
デジタルを活用したカタログ制作の合理化
紙のカタログが購買行動のフェーズによって効果を発揮するとご理解いただけたかと思います。ただし、他のマルチメディア対応へのコスト配分も欠かせないため、カタログ制作は合理的に進める必要があります。合理的な制作のためには、デジタルの活用はもちろん、特にデータベースを駆使することが重要です。
メーカーの例では、PIM(商品情報管理)が整備できているか否かで差が出るかもしれません。もともとPIMは印刷物を作るためのものではなく、製品開発の仕様等のデータを蓄積し管理することが目的となっているため、商品紹介や販売促進をする別部門にとっては縁が無いと思われがちです。よく、アナログファーストかデジタルファーストか、といった議論がありますが、社内の情報最適化によってようやくデジタルファーストが叶うため、データベースを共有できるかどうかが鍵となるでしょう。
また、カタログ制作においては「視認性」や「保存性」を良くするため、決められたドキュメント範囲内に情報を配置する必要があります。加工された情報は必ずといっていいほど、全てにおいて確認作業を要します。正しいテキスト内容か、正しい写真(画像)か、正しいマークか、正しい表か、正しい図か。制作側で加工すればするほど、一つひとつの確認作業は複雑になりコストも時間もかかります。
この確認作業からは逃れられませんが、必要最小限にする方法はいくつかあります。①PIMなどのデータベースの情報をそのまま活用する、②レイアウト内容の配置パターン化で不要な手間を減らす、③いわゆる校正(確認作業)はリモート校正システムなどを使って時間短縮させる、④修正があったとしても、必ず①のデータベースに戻って修正し反映させる、などがあります。
カタログの効果測定を考える
カタログに限らず、最近の販促ツールはたいていの場合、Webサイト等のデジタルコンテンツと連動しており、アナログの印刷物だけで完結することは珍しくなりつつありますが、これは主にアクセス数やデータを収集し、効果測定を行うためです。人は無意識に、アナログな手段とデジタルの手段との間を縦横無尽に行き来しています。そのことを踏まえ、購買行動の中のどのタイミングでカタログが必要とされるのか、というシナリオをあらかじめ描いておくことが大切です。
例えば、もし貴社がデジタルカタログをWebサイトに掲載しているなら、紙のカタログの「請求フォーム」もセットで設置することをお勧めします。フォーム送信をしてくれた顧客は、確度が高いと捉えることができます。
他にも、もし展示会などのイベントでカタログを配布しているなら、必ずトラッキングできる仕組みを入れてみてください。カタログを受け取る顧客の中には、購入する見込みがない方、あるいは競合相手がいる可能性も考えられます。誰でも自由に持って帰れるような置き方は避けて、まずはワンクッションとして、QRコードの読み取りやフォーム登録等を促しつつ、次のステップにて情報交換がてら、必要に応じてお渡しする流れがよいでしょう。
また、カタログにアレコレと情報を詰め込んでしまっているなら、まず作り方から根本的に見直したほうがよいかもしれません。ほとんどの顧客が必要としているのは、膨大な情報量の中のごく一部だけなのです。そこで、顧客にとって必要な情報とそうでない情報とを切り分けたうえで、比較検討に必要な詳細情報はQRコード等で個別のWebページに誘導します。そうすれば、顧客が求めているニーズが把握しやすくなりますし、今後の掲載内容そのもののブラッシュアップにつなげることもできます。
カタログは、多くの情報を網羅的に把握しやすく便利な媒体ですが、活用すべき場面を見極めつつ、効果測定まで行ってはじめて十二分に効果を発揮します。カタログ制作やデジタルとの融合に課題を感じておられるようでしたら、我々と一緒に考えさせていただけると幸いです。
(株式会社フジプラス)
まとめ
■カタログが、実際には何のために、本当にはどのフェーズで必要とされているかを設定し、有効に使われているかを改めて確認する。
■カタログ制作は、情報を有効活用するためのPIMなどのデータベース、確認作業の負担を小さくするためのリモート校正などで合理化する。
■アナログで完結させず、今の時代の購買行動に沿った、デジタルと融合したカタログとして再定義する必要がある。
あなたにオススメのコンテンツ
マーケティング顧客に新たな「購買体験」を提供する 役割を正しく理解して機能させるインサイドセールスのための組織づくり
2021年3月 3日 NEW
マーケティングホワイトペーパーで新規顧客を獲得する マーケティングオートメーションに必要とされるコンテンツとは?
2021年3月 3日 NEW
マーケティング世界のおもしろプロモーション アイデアひとつで愛される企業へ
2021年3月 3日 NEW
マーケティングBtoBマーケティングについて考える BtoBにおけるWebコンテンツ活用方法
2021年2月17日 NEW
マーケティングwithコロナ時代にニーズ急増 企業の「ライブ配信」事例6選
2021年2月17日 NEW
マーケティングOne to Oneで確実に届くコミュニケーションを! これからのダイレクトマーケティングで必要とされるパーソナライズ施策のご提案
2021年2月 3日 NEW
マーケティングターゲットの心をぐっと掴む! 「〇〇特化型」ビジネスの事例5選
2021年2月 3日 NEW
マーケティング海外に見る!デジタル印刷の進化と可能性
2021年1月13日 NEW
マーケティング新たな層から人気獲得!時代に合わせた新しい事業展開が成功した事例4選
2021年1月13日 NEW
マーケティング直接的アプローチと異なる視点で!「コンテンツ」を活かしたコミュニケーション型マーケティング
2020年12月16日 NEW
マーケティングポイントは「楽しさ」 コロナ禍を逆手に取った新しいビジネスアイデア6選
2020年12月16日 NEW
マーケティング分析から見えるペルソナ/シナリオ ビジネス課題をマーケティング施策につなげる「戦略」の考え方・立て方
2020年12月 2日 NEW
マーケティング本との出会い方が変わる 新時代の「本屋」事例
2020年12月 2日 NEW
マーケティング海外のCRM事情 日本にも応用できる手法「トリガーマーケティング」
2020年11月 4日 NEW
マーケティングクーポン獲得もイベント化で楽しく 企業のクーポン発行事例
2020年11月 4日 NEW
マーケティングデータドリブンで成果を上げる デジタルマーケティングに必要とされる「デジタル+紙」のハイブリッド戦略
2020年10月21日 NEW
マーケティングアイデア次第で用途は無限大 企業のイメージをアップさせる動画活用事例
2020年10月21日 NEW
マーケティング顧客価値の最大化を目指す 「個客」と向き合い繋がり続けるためのリテンションマーケティング
2020年10月 7日 NEW
マーケティング人気復活の追い風 ビールメーカーの販売戦略6選
2020年10月 7日 NEW
マーケティング手軽で便利なメール配信をマーケティングツールに! 最新「メール配信」マーケティングのご紹介
2020年9月23日 NEW
マーケティング印象深く記憶に残る 奇想天外なキャンペーン施策例
2020年9月23日 NEW
マーケティング販促のPDCA A/Bテストで販促ツールを最適化
2020年9月16日 NEW
マーケティングSNS時代に生き残る大胆な発想力 企業と消費者がつながるキャンペーン
2020年9月16日 NEW
マーケティング魅力的なオファーで成果アップ 顧客を動かすためのダイレクトメールのオファーを考える
2020年9月 9日 NEW
マーケティング多様なニーズに対応し、新たな体験と感動を提供する ホテル・旅館事例
2020年9月 9日 NEW
マーケティングデジタルを理解してCXを読み解く デジタル革命が起こした"人"をつなぎ続けるこれからのマーケティング
2020年9月 2日 NEW
マーケティング思わぬアイデアが話題を呼ぶ! 企業のインスタ活用例6選
2020年9月 2日 NEW
マーケティング「アナログ×デジタル」で顧客を獲得する アナログからデジタルへの誘導でつなぐ 集客のための仕掛けづくり
2020年8月26日 NEW
マーケティング課題解決のための潜在ニーズを深掘りする マーケティングと営業の間で有効にするBANT条件について
2020年8月19日 NEW
マーケティング「答え」と「方向性」を導き出す クロス分析から成功戦略を引き出すための SWOT分析手法
2020年8月 5日 NEW
