代表挨拶

企業として成長するための次なるステージへ

 私たちは、企業としての正しいあり方について、全社で正しく理解したうえでお客様への対応を行う大切さを、繰り返し言葉にしながら歩み続けてきました。これまで「社是・経営理念・クレド」を掲げてきましたが、社是・経営理念は、既にフジプラスグループの根っこの部分をしっかり支える、大きな役割を果たしたものと認識しています。今や、急速に変わる社会・経済の中で企業として成長するには、次のステージに到達するためのさらなる推進力が必要です。そこで、2020年(令和2年)10月より、未来を見据え向かうべき方向を示す道標として新たに「ミッション・ビジョン・クレド」として再構築しました。

新たなビジネスモデルへのシフトもしなやかに

 これからの私たちが目指すのは、顧客満足を意識したサービスの提供です。1923年(大正12年)の創業以来、主力であった印刷業を中心に、時代のニーズに対応する形で事業拡大を続け今日に至っていますが、さらに、「輪転機を頂点とした、そこに全てを最適化させるビジネスモデル」を完全に過去のものとするための、大きな一歩を踏み出そうとしています。つまり、「顧客満足とLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を頂点としたサービス提供モデル」を見据えた動きであり、より幅広い視野でサービスを提供していくものです。
 そのために必要なのは、「ビジョンを実現するためならば、戦略を環境変化に応じて柔軟に変更していく」という発想です。つまり、「創業時の理念と過去の前例にこだわる経営」と決別し、いつ何が起きるかわからない現状に、しなやかに対応していく姿勢を大切にしてまいります。

株式会社フジプラス
代表取締役社長 井戸 剛