Idea4U ブログ

ビジネスに役⽴つマーケティングに関する話題などをお届けします。

2021年8月31日

コロナ禍での営業とDX

コロナ収束までにはまだまだ時間がかかると思われますが、昨年に比べて明らかに対面営業の頻度が減っているとの結果が出ております。想定どおりの結果ではあるものの、単純に顧客接触回数が減っているのはやはり課題なのではないでしょうか?

では、実際のところはどうなのでしょうか?

コロナ前より接触頻度が多く、元々良好な関係性であれば、おそらく現状維持できているという傾向です。一方、繋がりの薄い、接触頻度の少なかった関係性は、基本的にはさらに少なくなっているか無くなっているかと思われます。もはや「非対面営業」という手段も、有効に使わないといけません。

では、具体的にはどんな工夫をして「非対面営業」をしているのでしょうか?

  • 常に有益な情報共有ができるようにしている。
  • トークスクリプトなどを考えて、常に何か会話ができるようにしている。
  • Web会議システム等で、定期的なミーティングを開催している。

これを実践しようとすると、以下のようなDXのための取り組みが必要です。

  • 部門を横断したコミュニケーションと課題解決ができる組織体制ができている。
  • 自社製品・サービスの購買プロセスにおけるカスタマージャーニーを踏まえて、それに応じたプランを出せるようにしている。
  • お客様と常に「繋がる」ことができるシステムを活用するようにしている。

もはや直接対面で会える機会は、働き方改革やリモートワークで増えることはありません。営業の生産性を落とさないためにも、これまでの成功体験や既成概念を捨ててでも新しい方法を考え、実行しないといけない時期に来ていると言えるでしょう。


<DX(デジタルトランスフォーメーション)データ蓄積と可視化から仕組みをつくるこれからの「売らない営業」とは?>
https://fujiplus.jp/idea4u/2020/07/0109.html

2021年7月30日

コネクテッドプリンティングの世界

最近、弊社でも「感動体験」についての意見交換を、社内の会議などで行っております。「感動体験」は言葉どおり、自分自身が製品やサービスを受けたときに、時間が経った後からでも鮮明に記憶に残っている感動や体験のことです。

議論を継続していると大きな気づきがあったのですが、弊社社員に聞いた感動体験は実に8割が"デジタル"による仕掛けが絡んでいました。それだけ"デジタル"は、我々の生活の中で切っても切れない関係であることがわかります。

しかし一方で、"デジタル"だけで完結している感動体験も少なく、常に"フィジカル"なモノであったり"リアル"な場面が絡むことも多いということがわかりました。

  • とある有料ウェビナーを申し込んだら、なんとウェビナー当日が充実した時間を過ごせるウェビナーパッケージが送られてきた!
  • Eメールで完全に見落としていた大事なイベント情報を、丁寧な紙DMの案内で逃さずに助かった。
  • いつもよく行くカフェの近くを通るとプッシュ通知で挨拶が!実際にお店に入って注文すると、心温まるメッセージカードが・・・。
  • 車の買い替えなんてまだ早い・・・と思いきや、1通のDMに、何とローン残高より買い取り価格のほうが高くなると案内され、素晴らしい買い替えチャンスが!
  • Webで注文した「紙」の絵本は、なんと自分の子どもが物語の主人公になれる魔法のようなパーソナライズ絵本だった!

上記の例は、いずれも"デジタル"と"印刷"とが絡み合った新しい体験ができる世界です。それは、デジタルと繋がったコネクテッドプリンティングだからこそ実現できる世界なのです。

<進むコネクテッドワールド システムや「紙」の価値を変える新たな価値創造のためのAPI連携の本質とは>
https://fujiplus.jp/idea4u/2021/06/2301.html

<印刷連携サービス>
https://fujiplus.jp/services/workflow/print-connect.html

2021年6月30日

今あえて「お店で買う」ことが意味するもの

 ネット環境さえあれば、公園のベンチでも、電車で移動中でも、はたまたビーチだろうと、いつでもどこでも買い物ができる時代です。すでに「当たり前」すぎて、「今さら何を?」と言われてしまいそうですが、そんな中あえてお店に出かけて買うことの意味を考えてみましょう、というお話です。去年以降、外出が大きく制限されるなどの影響もありますが、それ以外の要因も含め、ここ1~2年で「買い物」の定義や概念が大きく変化したのは間違いないでしょう。買う「場」と「手段」のバリエーションの広がりはご承知の通り。

 一般論で言えば、ネットでの買い物は便利ですから、便利な(使い勝手の良い)点を列挙すると、数多く出てくるはずです。一方で、視点を変えると、不便な(使い勝手が悪い)点も一定程度あるのも事実。だからこそ、リアルな(対面での)接客を望んで、お店に足を運ぶ方のニーズにも正しく対応する必要があるということです。テレビニュース等で、しばらくクローズしていた後に営業再開したデパートに、朝から多くの方が駆け付けているシーンを見るにつけ、リアル店舗とECサイトでは、消費者が求めるモノ・コトの決定的な違いがあると実感。その違いを正しく認識し、リアル店舗で必要な対応の優先順位をつかんでおくことが、「売れる」お店づくりのヒントになるかと思います。では、ちょっと考えてみましょう。

1.ネットで選んで注文し、店舗で商品を受け取るサービスがなぜウケる?
2.自らネットで調べて得る情報と、店頭でキャッチできる情報との違いは?
3.シニア世代には、対面での接客がまだまだ強い理由とは?

 1の場合、ネットとリアルの「いいとこ取り」のような仕組みですね。予め必要な商品を指定された窓口で受け取れるのは、お店の中を探し回る手間を省き、しかも受け取るために家で待つ必要もない点が大きなメリットです。ついでに近くまで行ける人にとっては、願ったりかなったりでしょう。この種のサービスを実施している場合、事前に決済するパターン、店頭で支払うパターンの両方あるようです。
 2の場合は、情報の入手という切り口に注目してみます。ネットでは欲しい商品やサービスが明確な場合は、情報収集のための検索がうまく機能しますが、そうでない場合はやや不向きな面があります。一方、店舗では対面での具体的な説明だとか、店頭POPのコピー、さらにはパッケージやその他ツール類が、揺らぐ心をつなぎ留めて購入まで誘導できる強みもあります。商品によっては店頭の動画による説明で最後の一押し施策をしたり、あるいはPOPのQRコードから詳しい説明動画に飛んだり、さらにそれをきっかけに接客スタッフと会話を通じて納得できて「よし、買おう!」となったご経験もあるのでは?
 3の場合は、やはりシニアならではの事情もあります。もちろん、シニア世代の間でもネットショッピングはかなり広がっていますが、他の世代と比べれば、まだまだ対面を望む理由も明確です。単なるスペック情報が欲しいわけではない方が多いので、「詳細を見比べてもよくわからない。直接店員さんに具体的に相談してから判断したい」という意見も少なくありません。さらに、お店によっては、シニアへの配慮として、POPの文字がUD書体で大きめだったり、色使いに工夫がなされていたりすると、「このお店は親切だからいい」という評価になるケースもあります。

 当然ながら、今やいろんな形での買い方があることが大前提で、どちらが良いとか悪いとかではなく、その場その場で必要な対応の選択肢を持っておくという視点も大事!というお話でした。

<大判プリントステーション>
https://fujiplus.jp/largeformat/

<フジプラス:POP制作>
https://fujiplus.jp/services/creative/pop-design.html

<フジプラス:パッケージ制作>
https://fujiplus.jp/services/creative/package-design.html

<フジプラス:ユニバーサルデザイン>
https://fujiplus.jp/services/creative/universal-design.html

2021年5月24日

議事録への苦手意識、解消できます!

「今日の議事録お願いしますね」と言われて、皆さん、どんなリアクションになりますか?とっさに「え?」という気持ちを抑えて笑顔で「はい」と答えつつも、心の中では、「うわ~、大変だ!」というのが本音でしょうか。会議、ミーティング、打ち合わせ等、時間と共に記憶が薄れて曖昧になる前に、記録を残すことは大切ですね。大切さをよくわかっているからこそ、ストレスなのです。「議事録が苦手」と悩んでいる方に話を聞いたところ、共通点がありました。事実を書き並べる「書き起こし」のような作業レベルとは違い、要約すべきところで時間を要したり、わかりやすい表現方法で悩んだり、いわゆる編集的要素が多いことで、いろんな要素を巻き込み苦手意識がぐるぐる循環するわけです。

「自分用のメモ程度なら気軽に書けるのに、人に伝えるとなると苦手」とよく耳にしますが、この違いは何でしょうか?ズバリ「他人にもわかるようにまとめる」という軸ですね。特に上司の目を意識すると、「意識しすぎてうまくいかない!」とおっしゃる方も。そんな、多くの方にとって「できれば避けたい」「ほかの人が指名されてほしい」と願う議事録ですが、さほど嫌でなくなる方法があります。「そんなうまい話あるわけがない!」と思った方、そうですね、すぐできるようになる魔法はありませんので、多少の努力と慣れは必要ですが、まずは読んでみてください。これを実践すれば苦手意識が克服できるかも!というポイントは次の通り。

  • 文学的な文章センスはほとんど関係なし! 事実関係を正確に伝えること優先でOK
  • 録画・録音等で安心しない!その場でポイントをメモし、要点を把握しておくのが大事。
  • 基本の5W1Hを意識して整理すれば、必ず「伝わる」資料になる!

議事録の極意なる指南書や記事も数多くありますが、簡単に言えばこう。何の目的のために、どんなメンバーが集まって、どういう話が出て、次はいついつ何をする、というのが明確になれば良いわけです。達成すべき目的や解決すべき課題に向かって、どんな話合いをし、どう解決したか事実と因果関係を文書にしておけば良いのです。 ちなみに、オンライン会議も多くなったので、こんな合理化アイデアもありです。会議を録画機能で記録するのは今や当たり前ですが、チャットスペースに要点だけ入力しメモ代わりに使うと便利です。キーワードが中心の短文で、時系列に打ち込んでいくだけ。保存したテキストを後で活用する、という流れです。集中して聞きようになると重要な部分もわかりやすくなって、まとめる前に頭の中が整理されているはず。この方法だと、まとめる時間を大幅に短縮できます。

理解できた、頭に入った、の目安は、概要を自分の言葉で人に説明できるか、ということ。インプットしたつもりでも、いざ人に説明しようとしてぼんやりしたことしか言えず焦った経験はありませんか?積極的に議事録まとめ役に手を挙げ、議事録としてアウトプットする作戦はとても効果的です。いわば「編集」力を磨く、という感覚ですね。日々の仕事に直結し、幅広く役立つスキルなので、この機会にトライしてみましょう。難しく考えず、とにかく良さそうな方法を試してみることが大事です。どうでしょう。次の会議では、「私がやります」と手を挙げてみませんか?議事録の苦手意識克服のカギは、前に一歩踏み出す、ちょっとした勇気なのかもしれません。

<フジプラス:編集>
https://fujiplus.jp/services/creative/editing.html

2021年4月22日

今あらためてキャラクターに注目が集まっている!というお話。

キャラクターと言っても、思い浮かぶイメージは様々ですね。有名なアニメキャラクターや、ご当地系、あるいはCM等のイメージキャラクター(=タレント)まで幅広いわけですが、ここでは、企業活動に関連したキャラクターに絞ってのお話です。コロナ禍をきっかけに、企業の顧客接点のあり方やプロモーションの手法も大きく変化してきたのはご承知の通りですが、そこであらためて注目されているのがキャラクターです。

少し思い浮かべるだけでも、世の中に存在する企業活動関連のキャラクターは相当な数です。朝食をとるためにシリアルの箱を取り出した時、昼休みにスマホでSNSをチェックしている時、会社帰りに駅前のポスターの前を通り過ぎる時等、意識しなくてもあらゆる場所で出くわします。自身の経験を考えてみても、ふと気づくと気になるキャラクターができて、何度か見かけるうちにさらに気になり、「そうかここのイメージキャラクターだったのか」と認知できると、共感が次のステージへと移るのがわかります。いったん好きになると、キャラクターきっかけでその企業のサービスが気になり始め、これまで全く縁のなかったECサイトを訪れることになった、というのはまさに新規顧客獲得のシナリオの流れですね。

ここで整理しておきましょう。企業活動に関連するキャラクターというのも、目的や活用方法によっていくつか分類できます。その主なものは、①ブランドやサービスを象徴するキャラクター ②SNSでのコミュニケーション目的のキャラクター ③いわゆるチャットボットとしてのキャラクター です。身近でわかりやすい、これら3つの代表例について解説していきます。

①ブランドやサービスを象徴するキャラクター
オリジナルキャラクターの活用方法としては、定番パターンとも言えるのがこちら。ブランドイメージをそのまま背負うようなキャラクターは、食品メーカー等でよく見受けられますね。有名即席麵のかわいいキャラクターは、ライセンスで文具・雑貨として商品化されて、元の商品から飛び出してさらに人気になっている現象も。もっと小規模でも、地方の乳業メーカーが自社イベント用につくったグッズが好評で、文具・雑貨の商品化に至ってご当地土産になった例もあります。キャラクターが親しまれることで、商品イメージを押し上げ愛され続ける、という好循環を生み出します。

②SNSでのコミュニケーション目的のキャラクター
顧客との心理的距離を近づけてファン化を促す手法として、SNSが活用されるのもすっかり定着してきました。成功例の中には、オリジナルキャラクターが設定され、擬人化されてコミュニケーションの最前線に登場するケースも少なくありません。新規顧客獲得のきっかけとしてスタンプのダウンロードも、今や常套手段です。また、コロナ禍という特殊な事情のもと、既に広く認知済みのキャラクターが、マスクをつけて登場するようなパターンも心理面での効果が大きいですね。親しみのあるキャラクターがコロナ対策をしているビジュアルは、直感的なところでシンパシーを生み出しているのは確実です。

③いわゆるチャットボットとしてのキャラクター
カスタマー(ユーザー)サポート、マーケティング、いずれの目的においても、チャットボットの導入がじわじわ増加中。カスタマーサポートと言えば即電話、という時代はもう終わりに近付いています。人が対応していたことを自動化する仕組みとして、コンビニやスーパー、携帯電話会社、病院等でも導入されつつあります。様々な質問に対応可能ですが、パターンで答える仕組み上、人間的な温かみに欠ける部分を補うため、キャラクター化している例も多いですね。親しみを持ってもらい、認知度を高めるのに効果的です。

このように、「サービス」という形のないものを「見える化」してわかりやすくする意味でもキャラクター活用の意味は大きいわけですが、今後は顧客との接点にとどまらず、社内の情報共有やコミュニケーションにも活用する際にも有効かもしれません。働き方改革や社会全体の価値感の変化に伴って、より効率よく働く方法を模索する中で、社内のナレッジ共有にチャットボットのキャラクターが一役買ってくれそうな気がします。

<フジプラス:キャラクター制作>
https://fujiplus.jp/services/creative/character-design.html

2021年3月30日

ビジネスパーソンにも「表現力」磨きが不可欠な理由とは?

最近では、ビジネスパーソン向けの話し方や表情づくりをアドバイスするセミナーの案内を見かける機会も多くなりました。メルマガでもちょくちょく見かけるテーマです。今や営業職だけでなく、内勤の方でも、例えば社内でのやり取り等でオンライン会議や社内セミナー講師や司会など、役割も多様化している時代。それに比例するように、苦手意識を克服できないで悩むビジネスパーソンも増えているようです。

試しに「オンライン会議」「苦手」で検索すると、700万件近く(日々変わりますが目安です)ヒットするほど。先のようなセミナー(ウェビナーを含む)が増えた背景には、オンラインでの会議や商談、打合せ等の普及が大きく影響しているのは間違いありません。とにかく参加し、こなすことに懸命になっていた初期段階を過ぎると、次第にしっくりこない感覚に陥った、という方も多いはずです。

その「うまくいかない感じ」を、オンライン会議を例にイメージしてみましょう。まずは、参加を促す招待がメールで届くケースが一般的。ホストを務める方は、参加メンバーに議題を明確に伝えることが求められますね。ここでまず、メールの文面で伝える表現力、わかりやすいレジュメづくりという課題が出てきます(①テキストの表現力)。そこで正しく伝えないことには、参加メンバーが会議でうまく発言できません。さらに、それを受け取った参加メンバーは、リアルで会わない分を補うためにも、返信が重要です。コメントの中身もそうですが、タイミングだったり、正しく理解して返答する力が大切です(②コミュニケーション上の表現力)。そして何より、オンライン会議での振る舞いが最も肝心なところでしょう(③共感の表現力)。

①テキストの表現力
 皆さんも一度はこんな経験はありませんか?メールで何か伝えた際に、自分の意図した方向とは違う意味にとらえられて、思わぬ反撃メールが届く、あるいは変なフォローメールが届く等。これは、話すように書いてしまう場合に起きるすれ違いの典型パターンです。テキストベースのやり取りには、長いセンテンスは不向き。なるべく主語述語が明快な短文が理想です。レジュメにしても、説明を加えるためにプラスした過剰な修飾語句が、マイナス効果になることも多々ありです。ビジネスに関わる文書は、短時間で理解しやすいよう、なるべくシンプルにするのがベストですね。

②コミュニケーション上の表現力
 お客様とのやり取りはもちろん、社内のやり取りの中でも、やはりコミュニケーションの問題は、大きな比重を占めますよね。たとえ前向きで良い話であっても、声をかけるタイミング、相談するタイミングを考えないようではダメです。相手の事情を気遣って動くのもコミュニケーションの重要な要素であって、行動を含めて表現力が問われるということです。つい気持ちが先走ってしまいそうな時でも、ちょっと一呼吸おいて、「今このタイミングで良いかな?」「自分の都合だけで動いてないかな?」と確認する余裕ぐらいは持っておきたいですね。そこさえクリアできれば、話もスムーズにいく下地が出来上がっている状態とも言えます。

③共感の表現力
 国際的な会議もオンラインで行われる機会が増え、そういった場でどうしても欧米の方々に比べて日本人は無表情に見えてしまうという話も耳にします。日本語の発音は、例えば英語と比較すると口を動かす範囲も限定的ですから、特に会議という場においてそれほど表情を意識することがない、というのが本音かもしれません(もちろん個人差もあり、日頃から表情豊かに話す方もいらっしゃいますが)。例えば自分がオンライン会議で発言して、他の参加者から何のリアクションもないままで続けるのはつらいもの。ですから、画面上でもしっかり分かるように大きめに頷いて「聞いてますよ」のメッセージを伝えるだけでも、共感により良い空気が生まれます。

いろんなスタイルでのコミュニケーションが増え、ますますビジネスパーソンに「表現力」が求められるようになりました。決して、プロのライターのような文章を書けるように、だとか、プロのアナウンサーのような表情で話せるように、ということではありません。オンラインでのコミュニケーションが増える中、あくまでも「スマートに」「合理的に」、しかしながら「気遣いを忘れない」やり取りが、仕事を円滑に進めるために大切です、というお話でした。

2021年3月 1日

知ってて当たり前?おさえておきたいCSR、SDGs、ESGの基本

以前にも増して、仕事関連のメールマガジンをはじめ、各種ウェビナーのタイトルの中にもさまざまな略語が飛び交っています。使い慣れている馴染みのあるもの、聞いたことはあっても意味は曖昧なもの、全く知らないもの等、接点や理解度合いも様々だと思います。そこで、ビジネスにおいて経営戦略から、営業、マーケティング、広報等、あらゆる分野で頻出する略語の中から、CSR、SDGs、ESGを取り上げます。これらは、引用されるシーンも似通っていることもあり、何がどう違っていて、どの程度理解しておけば良いのか、という声もちらほら聞こえてきます。

認知度もこのCSR、SDGs、ESGの順番という印象ですが、試しにネット検索してみると、ヒット数の多い順番も同様でした。CSRはダントツで多く、ほぼ互角なSDGsとESGの2倍以上(日々変化するので、あくまでも目安ですが)。中には、「CSRは企業の社会貢献アピール?」「SDGsは環境だけの話だと思っていた!」「ESGって部署名?」と誤解も含め反応も様々。確かに直接の接点がない場合は止むを得ませんが、今後はビジネスの常識になり得るキーワードばかりです。打ち合わせや商談の現場で、さすがに「知りません」とはいきませんので、ひと通りおさらいしておきましょう。

  • CSR Corporate Social Responsibility
     →CSRは、「企業の社会的責任」と訳されるのが一般的ですが、「企業が社会に対して責任を果たすための活動を、経営に組み込むこと」と理解しておくと良いでしょう。利益の一部を社会に還元し、ガイドラインに沿ってガバナンスに関する情報を開示します。CSRについては、最初にCorporateという言葉があることでもわかるように、企業側の視点からの表現とも言えますね。
  • SDGs Sustainable Development Goals
     →SDGsは、「持続可能な開発目標」のこと。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。(※外務省HPより参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
    このように、日本政府を筆頭に、官民財が協力して取り組んでいるのが特徴です。
  • ESG  Environment/Social/Governance
     →ESGは、3つのカテゴリーの頭文字を並べたもの。ESG投資という形で使用されることが多く、環境や社会、ガバナンスに対し積極的に取り組む企業に投資することを意味します。それぞれの要素としては、例えば下記のようになります。
    Environment(環境) 「二酸化炭素削減」「動物保護活動」「再生可能エネルギー導入」
    Social(社会) 「労働環境改善」「女性活躍推進」「地域貢献活動」
    Governance(企業統治) 「透明性のある経営」「情報開示」「社外取締役の独立性」
    こうしたESGの項目に対応した経営を行うことにより、投資先として選択されてキャッシュフローが拡大すること、さらに信頼が増すことでブランディングにも効果的です。

世界全体の共通目標としてSDGsが存在し、企業側の目線でCSRがあり、投資家目線でESGがあるということです。ただし、特にSDGsはカテゴリーも幅広いので、何らか具体的な接点を通じ、理解を深めるのが近道になるでしょう。

ネット環境さえあれば「いつでもどこでもウェビナー等、オンラインで受講できる」時代。その気になれば海外のウェビナーも受講できますし、情報や価値観の共有も、いっそう世界同時進行型となっていくはずです。例えば、「先発隊」的に取り組んだ企業には、経験による知見が集積しますよね。これをビジネスの切り札にするのは、これまでもこれからも一般的でしょう。ただ、今や、知見を惜しげもなく無料公開するケースも見受けられます。ソーシャルグッドと呼ばれる、社会に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービスに関わる企業には、そうしたマインドが文化として根付いているわけですね。企業として社会に対してどんな影響力をもてるのか、何を発信できるのか、という視点で考えることが、まわりまわってビジネス自体への還流を促します。「企業は広く社会と共に成長すべき」という解釈が当たり前になってきたことを、これからの世界標準として受け止めておきたいものです。

2021年2月 1日

「炎上」しないための基本中の基本!ダイバーシティ発想の表現って?

ここ2~3年で、ダイバーシティ(diversity:多様性)という言葉を耳にする機会が増えてきました。言葉の定義や意味合いは理解できるものの、「ビジネスで、もはやダイバーシティは不可欠な視点です」と言われたところで、具体的なイメージが浮かばず戸惑う方もいらっしゃるかと思います。ダイバーシティが意味するのは、性別(ジェンダー)や年齢、職歴、人種、国籍、障がいの有無、働き方、ライフスタイルなど、あらゆる属性の方々が互いに認め合い共存している状態。マイノリティを含めた幅広い属性の方々がしっくりくる表現であることが大前提、ということです。特に企業や団体が何らか情報発信する際は、十分に配慮した表現が求められます。

広告や販促キャンペーンに関わる表現について考えてみましょう。大切なのは、「その表現方法、ダイバーシティの観点から見て大丈夫ですか?」という視点です。何しろ、多くの企業や団体が「炎上」を経験していますよね。キャッチコピー、画像や動画の見せ方、あるいはネーミングで、と、表現全般にわたっています。かつては、企業のアクションに対し、消費者からの直接的な反応は見えにくかったのですが、デジタル化やSNSの台頭で一気に「見える化」され、一気に拡散するようになりました。良い評価であればブランドのイメージアップに直結しますが、逆に悪い評価だと「炎上」一直線です!しかも幅広く拡散されてしまうと、簡単には収まらず、長期化すればするほどブランドイメージダウンで痛手も大きくなります。というわけで、リスクを把握しておくことが大切なのです。問題の種になる可能性の高い事項と、それぞれ何がどう問題なのか理解していただくために、ポイントを整理しておきましょう。

  • 性別によるステレオタイプ化イメージ
     →さすがにかつてほど極端な表現はないものの、特に女性への無意識バイアスが働いて、不適切な表現だという意識もなく取り入れられてしまうような例。最終的なコンテンツの決定プロセスに女性が不在で、男性目線で進んでしまった結果、という事例も。言葉の選び方、ビジュアル表現で、モラル的な問題にまで発展しダメージが大きくなる可能性ありです。

  • 世代だけで一括りにしてしまう単純化
     →年齢で単純に語るのは危険。例えば、シニアと呼ばれる世代にも、いろんな段階があり、同じ年齢でもライフスタイルにより価値観も様々で、消費傾向も違うのは当たり前。わかっているはずなのに、最後の最後でかつての一般論に頼ってしまうとすべてが台無しに。リアルなペルソナを見て表現しない限り、共感してもらえないどころか、むしろ反感を買ってしまう。

  • 外国人に対する勘違い・思い込み
     →悪意はなくとも、国籍や人種、宗教など様々な切り口で、先入観のように受け止められるようなビジュアル表現には要注意。グローバルな時代に、かつての単純化されたステレオタイプ的表現を参考にするようなことは避ける。国内向けの情報発信でも、海外からの旅行客が目にする機会もあり、日本人の国際感覚のリテラシーを疑われかねない。

  • 地方特性の勘違い・思い込み
     →例えば、センスを兼ね備えた自虐アピールならば一定の理解は得られる(クスっと笑えるコピー等で)。ただし、極端かつ演出過剰なトーンで県民性を設定して展開するようなケースでは、「ちょっとした遊び心」のつもりでも、「偏見に基づく悪口」として受け止められる危険性もあるので、あくまでも客観的な判断が不可欠。

最近では、自社の情報発信で、ウェブ関連を中心に一部内製化を進める企業・団体も増えています。これ自体は、合理的な側面もあったり、社員の育成的な意味で悪いことではないのですが、注意点もあります。炎上のリスクを避けるためにも、「思い込み」「先入観」「バイアス」が含まれる偏った表現になってないか、十分にチェックできる流れを作ることが大切です。単独での判断は、リスクも大きくなります。自分にとっての当たり前の感覚は本当に大丈夫なのか?と立ち止まり、あえて違う属性の方に、違う角度から眺めてもらう仕組みを用意しておきましょう。

ダイバーシティという視点を無視できない時代にあって、常に情報は更新しておく必要があります。また、新たな情報を入手する、調べて学ぶ、という姿勢は常に継続することです。かつて身に付けた自分にとっての常識が、時と共に非常識になっているかもしれないのです。少なくとも、自分の感覚だけで判断することの危険性は、十分に意識しておくことで、不本意な「炎上」は避けられるはずです。

2020年12月25日

動画マーケティングで気を付けたい「知的財産」の基本

動画を使用した販促については、こちらのブログでも紹介しているように、今やおなじみのコンテンツとなりました。だれでも手軽に動画コンテンツを作成できる、ということから、「とにかくやってみよう」と自己流で進めるケースも見受けられます。もちろん、いろんなチャレンジは良いことなのですが、時々とても「危険」な販促動画を見かけることがありますので、そのあたりのお話をしておこうと思います。

「危険」とはどういうことかと言うと、タイトルにあるように、知的財産に関わる問題につながる危うさのことです。インターネット上には、販促絡みの動画コンテンツだけでも、玉石混交状態なのですが、例えばSNS広告等であがってくるものの中には、勝手に使っているのでは?と思われる画像や映像が引用されていたり、もしかして無許可で撮影したのでは?と思われる場所で撮影されていたり、一般の方々の顔が識別できるレベルでぼかし等の修正もなしにそのまま写っていたり、テロップとして流れてくるコピー文についても、エビデンス的に大丈夫なのかとドキッとするものが少なからずあります。問題になる可能性の高い事項と、それぞれ何が問題なのか、整理しておきましょう。


  • テレビ番組映像の一部を使う
     →自社製品がテレビ番組中で紹介された時に映像を、販促用動画コンテンツの中で使用するのはアウトです。自社製品とは言え映像の著作権者はテレビ局ですので、正式な許可を得ていない限り使用できません。
  • 有名キャラクターのグッズを使う
     →背景に移り込む程度であれば、著作者の利益を害する可能性は低く、著作権侵害に問われないケースがほとんどです。しかし、例えばキャラクターが何かコメントしている体で情報発信するような場合はアウトです。
  • 社員の映像を本人の許諾なしに使う
     →事前に詳細を納得した上で自社社員が登場する動画もありますが、たまたまあった社員が映る既存の映像を、本人の許諾なしに使用するのは、厳密に言えば肖像権の侵害となります。
  • 動画のBGMに音楽を使う
     →企業活動に関わるコンテンツの場合は、たとえ販促目的でなくても一般に公開される限りは、楽曲の管理団体への許可申請が必要です。最近は特に厳しい基準が設定されていますので、ご注意を。

知的財産の中で、一番よく耳にするのが著作権に関する問題かもしれません。この著作権侵害で刑事告訴された場合は厳しい罰則が設けられています。ただし、判断が難しいグレーゾーンに属するものも少なくないのも事実。だからといって、侵害して良いと言う話ではなく、あくまでも法的に正しく対応することが求められます。刑事罰まではいかなくても、そのことが公になった時に、企業としての社会的信用に関わってくるので、影響力は同等と考えておいても良いくらいです。

だれでも簡単に、という手軽さは、ちょっとした油断につながりやすいですねスタート時に知っておくべきことを確認し共有しておくことも大切だと思います。一般化して広まり、身近になった動画マーケティングですが、正しい知識を持っておかないと、思わぬ落とし穴が待っているというお話でした。

2020年12月 1日

動画で販促!目的に合わせた動画活用って?

今やスマホは、幅広い年代に欠かせないモバイルツールであるのは言うまでもありません。SNS等でスマホとの接触時間は格段に多くなっています。それに伴い、スマホを前提とした販促が発展し続ける中で、動画の位置付けも変化している気がします。

こうした中、「動画を使った販促」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?「SNSを見ていたら出てくる記事っぽい広告動画のイメージ」だとか、もしかすると「人気YouTuberとかインスタグラマーを絡めるインフルエンサーマーケティングのイメージ」と想像する方もいらっしゃるかもしれません。そうなのです。いずれも間違いではないのですが、販促の世界だけに限っても、このように「動画」という表現は、意味する対象がどんどん拡大中なのです。そこで、効果的に動画を販促に活用するためにも、どのようなものがあるのか、代表的な内容について簡単にご紹介しておきましょう。


  • ブランディングを目的とするもの
     →ブランドイメージをアップさせるもの全般を指す。間接的に商品・サービスの購入につなげるためのコンテンツとしての役割を担う。
  • 商品・サービス紹介
     →使用方法や機能説明が主体で、展示会、店頭、ウェブ等、幅広く展開できる。DMやポスターなどの紙媒体からのLP(ランディングページ)に載せるコンテンツも含む。
  • ※大まかに言えば、この2種類に分類できますが、別角度からあえて別にわけると、下記のようなカテゴライズもできますので、ここではあえて区別してあげておきます。

  • 各種ツールとして
     →営業ツールとしてお客様への説明用に作成するもの、あるいは、社員教育用資料として作成するもの等、一定期間情報共有的に活用するコンテンツとして。

ブランディング目的のコンテンツにも、純粋な企業イメージ動画のような、映像と音楽と少々のテロップのみで構成されるようなタイプもあれば、会社の代表がビジョンを語るムービーや、取材形式で若手社員がリクルート用に抱負を語って訴えかけるもの等、この中でも幅はあります。ただし、企業としてのブランド力を上げていくことを目的とすることで共通しています。



ブランディングを目的とするイメージ動画のサンプル(弊社制作:架空の和菓子店をイメージしたもの)


商品・サービス紹介は、最もイメージしやすいかもしれませんが、何を語るのか、だれに伝えるのか、どこで発信するのか、によって効果的な手法も様々ですので、ふさわしい方法を選び取ることが必要です。冒頭にふれたインフルエンサーマーケティングは、ここから枝葉的に発展していった手法の中のごく一部と言えるでしょう。

各種ツールとしての動画は、例えば営業ツールであれば、「まずはこれさえあれば」の安心感から、初心者でもある程度単独で動ける等、営業業務が効率化できる点が魅力です。最近ではオンライン打合せの機会が増え、言葉で伝えるより効果的ということで短い会社紹介動画を、営業ツールとして活用している会社もありますね。

身近になっただけに「動画」と呼ばれているものも実に様々。さらに、コンテンツを作ればOKという単純な話ではなく、目的に合った内容をふさわしいトーンで作り上げ、適切に発信するまでが1セットとなって、一般的に「動画」と呼ばれるものが、いわゆる販促ツールとして機能するというお話でした。

<フジプラス:動画制作>
https://fujiplus.jp/services/creative/digital-movie.html