Idea4U ブログ
ビジネスに役⽴つマーケティングに関する話題などをお届けします。
Flash終了と対応策
Adobe社が2020年末に「Flash」サポート終了を発表しました。Flashと言えば、これまで「動き」のあるウェブサイトには多く使われてきた技術です。ウェブサイトの閲覧に使うブラウザには、Flashコンテンツを再生させるための「Flash Player」がインストールされていました。その配布やアップデートが、2020年末をもって終了となります。
Flashが終了することで、以下のような影響が考えられます。
(注:Flashが使われている傾向が強いものを列挙しており、全てが該当するとは限りません)
- ウェブサイトのTOPページ等で「動き」のある表示が動かない、または表示されなくなる。
- 音声の再生に使っている場合は「音」が聞こえなくなる。
- パラパラとめくるウェブカタログ(デジタルカタログ)が、動作しなくなる。
- ブラウザでできるフォトブック編集や印刷物編集の画面が、動作しなくなる。
- グラフ表示やWebフォーム、広告表示などに使われていると、動作しなくなる。
- ブラウザゲームにはFlashを使っているものが多く、動作しなくなる。
現在では、セキュリティ上の脆弱性が指摘されており、閲覧することでDoS攻撃や任意のコード(命令)を実行される危険があるとされております。Google社から提供されているブラウザ「Google Chrome」は、2016年秋より、Flashコンテンツが自動再生しないように初期状態で無効にしております(設定変更すれば有効になります)。
そのため、今後は新しいフレームワークの移行が進められております。既に「HTML5」が主流になりつつあり、従来のHTMLでは実現できなかった事ができるようになっております。
- videoタグにより、動画(.mp4など)を埋め込んで再生できる。
- audioタグにより、音声(.mp3など)を埋め込んで再生できる。
- canvasタグにより、図形(グラフィック)を描くことができる。
- geolocationをJavaScriptで用いることで、位置情報を取得できる。
- LocalStorageをJavaScriptで用いることで、大量データをクライアント側に保持できる。
などなど、一部紹介ではありますが上記のような事ができます。確かにFlashに代わる技術でもあり、スマートフォン用のアプリやコンテンツにも対応できているようです。
なお、フジプラスではHTML5対応の【Web発注ワークフロー】や【ebook】サービスなどがあります。
<フジプラス:Web発注ワークフロー>
https://fujiplus.jp/services/digitaltools/w2p.html
<フジプラス:HTML5対応!ebook>
https://fujiplus.jp/services/digitaltools/digital-catalog.html
DMコストを削減する方法
弊社に「DMコストを削減したいけど、どうしたらいい?」というお問い合わせをいただくことがあります。ただ、次のような事で会話が止まってしまうケースがよくあります。
- 内容は変えずに、DMコストを下げたい
- 形は変えずに、DMコストを下げたい
- 通数は変えずに、DMコストを下げたい
- 配送方法は変えずに、DMコストを下げたい
- 頻度は変えずに、DMコストを下げたい
何も変えずにDMコストを削減するのは、もはや至難の業かもしれません。 DMのコスト削減が目的ではなく、本当は【DM効果の最適化】が求められているのではないでしょうか?
そもそも、DMの目的を見直す必要があるかもしれません。
1.企業と個人(あるいは企業)とが、直接的なつながりを大事にできる手段であること
2.つながりが、継続的なものであること
3.顧客ごとのニーズに合った情報であること
4.顧客と双方向で、対話ができること
5.顧客ごとの状況が把握でき、投資効果が明確であること
その上で、DMのコスト削減&最適化には、以下の方法があると思います。
- 紙DMだけでなく、Eメールも使い分けて、情報をお届けする。
- 紙DMの用途を「キャッチ」とした場合、形を変え、内容物を訴求のみに絞り、Web誘導にて詳細を確認していただく。
- Webには資料ダウンロードや動画、フォームなどを用意して、顧客の反応が把握できるようにする。
- 顧客の反応や行動により、スコアリングやランク分けができるようにする。
- 全く反応の無い顧客は、リスト上で停止や削除等ができるようにする。
これらを継続的に実現するためには、顧客リストがデータベースに一元管理されており、顧客の反応や行動履歴も一緒になっていることが必要になってきます。
フジプラスでは、DMのコスト削減&最適化の具体的な提案や、顧客リストを一元化するためのアドバイスなどもお受けしております。
<フジプラス:ダイレクトマーケティング>
https://fujiplus.jp/services/marketing/direct-marketing.html
2017年5月30日より全面施行された「改正個人情報保護法」
2015年に「改正個人情報保護法」(改正法)が、ほぼ10年ぶりに改正されました。その全面施行が2017年5月30日(火)よりスタートしております。
今回の改正内容は、以下6つのポイントにまとめられます。
1.定義の明確化等
2.適切な規律の下で個人情報等の有用性を確保
3.個人情報の流通の適正さを確保(名簿屋対策)
4.個人情報保護委員会の新設およびその権限
5.個人情報の取扱いのグローバル化
6.請求権
これにより、次のような対応が求められております。
- 従来法では対象外だった5,000人以下の個人情報取扱いに対しても適用される。
- 特定の個人の身体的特徴を変換したもの(例:顔認識データ)も、個人を識別する情報である。
- 個人情報を第三者提供する場合、予め本人から同意を得る必要がある。(盗用の場合は処罰される)
- 特例「オプトアウト」は、以降は個人情報保護委員会への届出が必須となる。
- 人種、信条、病歴等が含まれる「要配慮個人情報」は、特例(オプトアウト)を禁止とする。
- 本人による個人情報の「開示」「訂正」「利用停止」等の求めは、裁判上も行使できる請求権となった。
消費者にとっては、自分の性別・年齢・行動などに合わせて、的確なサービスや情報を受けやすくなりつつあります。一方、企業側は消費者(個人)の特性に合わせた訴求や対応を行ない、より先進的なサービスを求められております。その上で、改正法に基づいた個人情報の管理・対処が急務となっております。
<フジプラス:ISO27001/ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)>
https://fujiplus.jp/company/iso27001.html
【デジタル印刷】と【オンデマンド印刷】の違いは?
弊社とお取引のあるお客様には、この【デジタル印刷】について会話させていただくことがあります。
よく「オンデマンド印刷と何が違うの?」と聞かれます。「オンデマンド」という表現はビジネス用語で、「必要なときに」「必要な量だけ」という意味があります。
【オンデマンド印刷】は、小ロットで、短納期でという対応を求められたサービスの総称となります。対して、【デジタル印刷】は印刷技術面での総称であり、印刷の版を必要とせず、デジタルデータを紙などの媒体に直接印刷することをいいます。最大のメリットは、データから直接印刷できるので印刷内容を1枚ずつ変更ができる技術であることです。
ただ便宜上、印刷品質面で【デジタル印刷】>【オンデマンド印刷】ともお伝えしています。正確な定義ではありませんが、実際に【デジタル印刷】には品質を求められる事が多いです。
- 写真集のような印刷物は、鮮明で自然な感じが良い
- 本屋で販売されている専門書の重版は、品質はそのままに、100部程度の少部数で良い
- 製品や製品の一部として使われるパッケージ、シール、カードを、販売促進を考えて「特別仕様」や「数量限定」で用意する
上記はオンデマンド(小ロット、短納期)の意味合いとは異なり、印刷技術面での要求となります。この場合【デジタル印刷】には、オフセット印刷同等の品質が求められます。
特にオフセット印刷同等の品質を求められる場合、弊社ではHP Indigo Press 7600/W7250を活用しております。弊社からお渡しする会社案内やIdea4U(隔月発刊の情報誌)は、全てHP Indigo Pressを使っています。
<フジプラス:デジタル印刷>
https://fujiplus.jp/services/production/digital-print.html
ダイレクトマーケティングでよくある課題
チラシやDM、Eメールや広告など、消費者に向けて情報発信できる方法は、時代と共に多様化しております。ただ、消費者はさまざまなチャネルと接触しているため、本当に必要な情報が埋もれてしまっております。
フジプラスでは「お客様の売上や利益の向上に貢献する」ことを経営理念の一部に掲げております。お客様との会話の中でも、次のような話をよく耳にします。
- 売上が伸びない、利益が上がらない
- 開封率・反応率が上がらない
- 購入・成約につながらない
- 離反顧客が多い
- 休眠顧客が掘り起こせない
他でもよく聞く話だと思います。
ただ、製品やサービス内容の変更、広告等の頻度増減、人的な対応などには、リソースの限度もあります。
これらの課題を掘り下げていくと、次のような課題も考えられます。
- 製品やサービスが認知されていない、リピーターが増えない
- ターゲットが広くて、誰がどんな反応しているかストーリーが見えない
- 誰がどこで立ち止まっているか見えない
- 誰がどのような嗜好に変化しているか分からない
- 誰が復活する可能性があるか分からない
これらは「誰が」「どんな状況」であるか把握できないことによる課題となってきます。1人1人の状況を把握できる環境をつくり、「いつ」「何を」「どのように」コミュニケーションするかを決める必要があるのではないでしょうか?
<フジプラス:ダイレクトマーケティング>
https://fujiplus.jp/services/marketing/direct-marketing.html
相手の心に残る!ネームインフォトカレンダー
今年も「ネームインフォトカレンダー」を販売しております。
「ネームインフォトカレンダー」とは、贈る相手の名前がカレンダーの中の写真に自然と入り込んでおり、相手のためだけの世界に一つだけのノベルティです。
フジプラスの「ネームインフォトカレンダー」には【卓上タイプ】【壁掛けタイプ】がありますが、圧倒的に【卓上タイプ】が売れております。正直なところ、カレンダーに名前が入っていて、それを壁掛けする人が居るかどうかを考えると少ないと思います。(苦笑)
「ネームインフォトカレンダー」はこんなお客様にご愛用いただいております。
- メーカーの営業が、年末挨拶に一件ずつ取引先のキーマンに手渡し
- 製薬会社のMRが、年始挨拶に一件ずつ取引先の医師に手渡し
- 高級クラブのママが、毎年の周年記念で大切なお客様に来店時に手渡し
- 美容院のオーナーが、年末来店される大事なお客様に手渡し
- スポーツ大会の主催者が、レセプションパーティーに記念品として選手や来賓に手渡し
- 結婚式の披露宴に、出席者に持って帰っても使える席札として採用
こんな感じで、実際にご活用いただいております。
他のカレンダーと比べて、決して安価な商品ではありません。
ただ、大切にしたい相手が手元に残しやすい(置いておきたい)商品だと思います。
フジプラスの「ネームインフォトカレンダー」は、10個以上からご購入いただけます。
勿論、弊社営業にも遠慮なくお声がけください。
<フジプラス:カレンダーステーション>
https://fujiplus.jp/calendar/