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デジタル印刷 NEW2021年1月13日

海外に見る!デジタル印刷の進化と可能性


徐々に「デジタル印刷」という単語も世間に広まりつつありますが、フジプラスでは「オンデマンド印刷」とは完全に別のものとして使い分けております。最大の違いは、従来の印刷物と何ら遜色ない自然かつ高品質なものであり、印刷で表現できることの可能性を最大限に引き出しております。国内でも飲料ペットボトルに新元号が入ったラベルが即座に配られたり、自分の嗜好に合った商品だけが掲載された紙のハガキDMが届いたり徐々に浸透しつつあります。しかし、海外はもっとユニークで、面白い事例が非常に多いです。今回は、そんな海外の事例をご紹介させていただきます。

■デジタル印刷の特徴①「小ロット」

デジタル印刷機には、印刷に必要な版がありません。超高品質な、オフィスプリンターの様なイメージです。これが、高品質なオフセット印刷同等の印刷を、1部からでも実現できる要因です。

■デジタル印刷の特徴②「多品種」

デジタル印刷機では、連続した印刷データがあれば、1部ずつ、異なるデザインを連続して印刷することが可能です。例えばDM等では異なる宛名や住所を連続で印刷したり、送り先に合わせて掲載情報やベースカラーを変えて印刷することが可能です。

■デジタル印刷の特徴③「パーソナライズ」

「小ロット」と「多品種」の特徴を組み合わせ実現できる、デジタル印刷の最も強力な特徴が、パーソナライズ化です。数万通りのパッケージデザインを制作し、どのデザインも1つしかないパッケージを作ったり、商品パッケージに個人の名前を入れる等、ますます商品のパーソナライズ化が進んでいます。また、カタログの表紙に顧客の好みに合わせた商品を表示させる等のCRMの高いカタログを作ることも可能です。


デジタル印刷で業界2位から1位へ、その方法とは

 韓国の小売業界の企業が、デジタル印刷を使って非常にユニークな取り組みを実施しました。それは、店舗数を増やさずに、業界売上第2位から第1位になる取り組みです。では、デジタル印刷を使ってどのような取り組みを行ったのでしょうか?

 答えは、デジタル印刷で地下鉄のホームに擬似的なスーパーの商品棚を作ることです。韓国の人々は非常にハードワークで知られており、仕事帰りにスーパーへ買い物へ行くことも大変です。そこで、地下鉄のホームに、商品棚と食品や飲料品などが印刷されたバーチャルストアが作られました。ここに印刷されている商品には、全てにQRコードが掲載されており、このQRから実際に印刷されている商品を注文することが可能です。

 朝に注文された商品は、当日の夜に自宅に届きます。朝の出勤時に地下鉄のホームで今晩の食材を購入し、帰宅後には食材が届いている。仕事帰りにスーパーに寄る必要もなく、この取り組みはオンラインでの売上拡大に非常に効果的でした。韓国のライフスタイルとデジタル印刷、ECサイトを組み合わせたユニークな事例となりました。
 もちろん、この企業はこの取り組みで業界売上第1位を獲得しています。

究極のPODブック 形もページ数も違う本を1冊から

 プリントオンデマンドで本を作成するサービスは、日本にも多数のサービスがあります。しかし、多くのサービスは、本の形、ページ数、冊数等に制約があり、本当に自由に1冊から作成するには至っておりません。また1冊から制作可能な場合も高額な価格になり、現実的なサービスはまだまだ少ない状況です。

 ここでご紹介するイタリアの印刷会社は、PODブックを可能にしています。これを可能にしているのは、様々なデジタル印刷機とデジタル印刷周辺での仕掛けです。

 オンラインのオーダーと、実店舗からのオフラインのオーダーを印刷前にグルーピングし、データをまとめます。その後、本の本文、表紙はそれぞれロール紙型のデジタル印刷機でバリアブル印刷を行います。この作業を行うことで、様々なオーダーをある程度まとめることが可能です。
 加工の工程は完全に自動化されており、印刷物の情報を読み取ってそれぞれのサイズに合わせた断裁、表紙の筋入れ、厚みを読み込んで製本、仕上げ断裁までを実現しています。人の手が入るのは、印刷機の紙の付け替えと、印刷後の紙を加工機側に運ぶときのみになります。機械の最終出力口からは、サイズも、ページ数も、もちろん本の中身も違う本が出力されます。
 デジタル印刷機とシステム、加工機を組み合わせた究極のPODブックは、既に実現されています。

52%のレスポンス率を誇る、バリアブルDMとは?

 イギリスのペットケアサービス企業は、以前から顧客のペットの予防接種の定期健診のお知らせをしていました。しかし、各担当が個々の方法で顧客に案内をしていたため、反応率はバラバラの状況でした。

 そこで、この状況を改善するために、毎週リマインダーメールを送ることになりました。このメールには、ペットの種類、リマインド文を記載していましたが、2013年よりデジタル印刷を使って1人1人にパーソナルな内容を送るように変更しています。例えばDM内のペットのイメージ画像を顧客のペットと同じ種類のペットを使用してパーソナライズ化を計る。40種類のリマインド文のテンプレートを用意し、顧客に合わせて文章をバリアブル化。イメージバリアブルを利用して、ペットの名前を表示させるなど、様々なバリアブル要素をDMに取り込みました。これにより元々23%だったレスポンス率が43%にまで増加しました。

 またこのDMを顧客管理プラットフォームにて、DMを送るタイミングや、リストメンテナンスを行うことで、最終的にレスポンス率は52%にまで拡大しました。顧客管理とセグメント化、そしてその結果、デジタル印刷でパーソナルなメッセージを届けることに成功している好事例です。

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