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マーケティング NEW2023年6月13日

人手不足の打開策!利用客にもメリットありの「無人販売」事例3選

最近、冷凍餃子や冷凍ラーメンなどの無人販売店や自動販売機を、街中や駅でよく見かけるようになりました。接客業における人手不足が深刻化する中で、無人でも商品を販売できるという省コストな仕組みが注目を浴びています。支払い時のエラーや万引きなどのトラブルを起こさないためのシステムも開発が進んでおり、「無人化」の流れは食料品以外のジャンルにも広がっているようです。今回は、販売側も利用客側もうれしい「無人販売」の事例をご紹介します。

化粧品業界初!気楽に立ち寄れる無人販売店

 人気化粧品メーカーが、業界初となる無人販売店舗をオープンした。
 店頭では無人決済システムを採用し、天井に設置した複数台のカメラから、利用客が手に取った商品をリアルタイムに認識できる仕組みとなっている。支払いは、出口に置かれた端末を操作するだけで完了する。
 一般的な有人の化粧品販売店では、BA(ビューティーアドバイザー)が客の買い物を手厚くフォローしてくれるが、欲しいものだけをさくっと買って帰りたいという人も多い。また、コロナ禍を経て高まった非対面接客のニーズへの対応や、販売職の人材不足解消も、今回の狙いのひとつだ。
 一方で、オンラインでBAからアドバイスを受けられるコーナーも併設されるため、商品選びに迷っている人や肌の悩みを抱えている人も安心して利用できる店舗となっている。

支払いは「食べた後」でOK 無人のサラダ専門店

 レジで会計をせずにスマートに商品をテイクアウトできるという、新業態のサラダ専門店が話題だ。
 店舗の冷蔵ショーケースに並ぶ新鮮なサラダは、1,180円(税込)と全て同じ価格で統一されているため、価格ではなくその日の気分で好きな味を選ぶことができる。商品を決めたら、手に取ってそのまま持って帰ることができる。パッケージにはQRコードが印字されており、読み込むとブラウザからクレジットカードで簡単に決済できるため、専用のアプリは不要だ。支払いは食べ終わったあとでもかまわない。
 平日のランチタイムはどこも混みがちだが、時間が無い時でも気軽にヘルシーなサラダを食べられるとあって、ビジネスパーソンを中心に人気を集めている。

閉店時間のあとでもグルメが買える「スマートショーケース」

 駅のコンコースで冷凍グルメが買える、セルフサービスの「スマートショーケース」がJR大宮駅に期間限定で登場した。
 ショーケースには冷凍のパンや弁当、総菜など、人気店のこだわりの商品が並ぶ。セルフレジ端末が併設されており、商品のバーコードを読み取ると支払いができる。支払い方法はキャッシュレス決済のみで、Suica等の交通系電子マネーも使用可能だ。レジとショーケースの扉の開閉状況がシステム連動しているため、設定した販売時間以外には解錠できず、閉め忘れも防止。無人でも安全な仕組みが確立されている。
 始発から終電まで営業することで、駅ビルの飲食店が閉店したあとの遅い時間の食品購入需要を検証。本格的な展開に向けて、サービスの深度化を図っている。

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