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マーケティング NEW2023年7月 6日

新たな広告媒体として人気急上昇中 世界の「ドローン」活用事例4選


ドローン(drone)とは、英語で「ぶんぶんという音」「オスの蜂」を意味する無人航空機の一種です。元は軍事目的に使用されていましたが、今は農業や物流などの産業分野のほか、動画や写真の撮影にも使用されており、普及が進んでいます。ドローンと言えば、2020年東京オリンピック開会式での演出が記憶に残っているという方も多いかもしれません。そんなドローンですが、最近では企業プロモーションのための広告媒体としても活用されていることをご存知でしょうか。今回は、空間を広く使って大胆なアピールを成功させた、世界のドローン活用事例をご紹介します。

ドローンを使った広告で人々の注目を独占

■夜空に浮かぶ巨大な看板
 メキシコの首都・メキシコシティ、多くの飲食店が遅くまで営業する中、早々に閉店していた大手ハンバーガーチェーン。多くの客から夜の営業を望む声に応えて深夜営業を始めた。そのPRに使ったのは夜空に浮かぶ看板。LEDライトをつけたドローン50台で店の上空に、地図アプリで指定された場所を示すピンの形を作り、その中に店のロゴを描いた。
 メキシコシティのあらゆるところから見ることができ、SNS上で紹介した人にはハンバーガーをプレゼントして情報拡散を狙った。「本当に夜も開いているの?」とのツイートには、「その通り。どうぞお越しください」と返信した。SNSで130万以上のインプレッションを獲得し、プレゼントされたハンバーガーは2500個を超えた。400以上のメディアで取り上げられ、来店客数を大幅に伸ばすことに成功した。

■夜空にQRコード
 テレビCMを扱う広告代理店が川崎競馬場で、日本初となるドローンショーを行った。19:00からと20:30から各10分間、300機のドローンが、上空約100mに、走る馬や同社や企業ロゴを描いて、数km先からも見えたとの報告もあった。
 ショーの最後にQRコードとキャンペーン用のハッシュタグなどが表示された。ドローンショーを見て気になった人をネットへと誘導に成功したようだ。

絶対に見逃さない!ユーザーに向けたメッセージ発信

 外国語学習サービスが、ある驚きの方法で離脱ユーザーを呼び戻した。
 スマホには日々大量のメールやアプリによる通知が届くので、サービスの利用再開を求めるメッセージを普通に送ったところで、当然埋もれてしまう。そこで実施した施策が、離脱ユーザーが住む家の向かいのビル等の壁面にドローンでメッセージを直接投影するというもの。ユーザーはこれを見て驚き、スマホで撮影してSNSで拡散した。この大胆な方法により、元々ユーザーでは無かった人たちにもサービスを知ってもらうきっかけとなった。

ドローンで飛ばして商品の「軽さ」をアピール

 人気アウトドアブランドが、「冬のアウターの重さが気になる」いうユーザーの声に応えて、1kgを切る驚異の軽さが売りの新作ジャケットを発売。軽さのアピールのために、ジャケットをドローンに引っ掛けて広場で飛ばすというプロモーションを実施して話題となった。
 見つけた人はジャケットを手に入れようと懸命に追いかけ、鬼ごっこ状態に。無事にゲットした人は突然のプレゼントに大喜びした。この様子を収めた動画はYouTubeで公開、10万回以上再生された。このプロモーションの実施後、ジャケットは記録的な売上を達成。一部のカラーは在庫切れになるなど、大きな反応を得ることが出来た。

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