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マーケティング NEW2021年3月 3日

世界のおもしろプロモーション アイデアひとつで愛される企業へ

オンライン・オフライン共に、日々大量のプロモーションに囲まれて生活している現代人にとって、"押し売り"な広告やPRはインパクトはあっても、良い印象を受けることは殆どありません。消費者の記憶に残しつつも、企業の好感度を保てるようなプロモーションは一見難しく思えますが、消費者の課題に着目した上で、商品やサービスのアピールポイントをどう表現するかを考えることが出来れば十分実現可能です。今回は各国の企業が取り組む、ユーモアに富んだ「人の役に立つ体験型プロモーション」の事例をご紹介します。

宣伝だけでなく、人の役に立つ広告

■道路の広告入り補修工事
 アメリカで宅配ピザ会社が、道路を広告媒体として使って話題となった。凹凸やひび割れ、陥没ができた公道は本来、自治体が補修するものだが、すぐ工事をするとは限らない。それまで市民は困る。宅配ピザも悪路ではバイクが揺れてピザがぐちゃぐちゃになることも。そこで、同社はテキサス州バートンビル、カリフォルニア州バーバンクなど4つの都市で補修工事を行い、工事箇所には同社のロゴマークを印した。さらに特設サイトでは修繕して欲しい道路のリクエストも受け付けている。この役に立つ広告に、市民から賞賛の声が寄せられている。

■近道にもなる看板
 イギリスの自動車会社が発表した新車の売りはリアルタイムで交通情報がわかる機能。これでドライバーは渋滞を避けて目的地まで一番近い道を把握できる。これをアピールするために、同社はドイツで「近道をつくる看板」を設置した。例えば、サッカーコートのある公園。フェンスで囲まれていて、反対側に渡るためにはコートの周りを約12分歩かなければならない。だが、同社がフェンスに設置した看板には階段がついている。これでフェンスを越えて、公園を通り抜け、反対側に約3分で行ける。誰も予想しなかった近道を作り出す看板は多くの人の注目の的となった。

販促と同時に人の役に立つプロモーション

■無料のバゲージ・ラッピング
 空港の国際線にあるバゲージ・ラッピングサービス。スーツケースをプラスチックラップで包むことで、破損や盗難から守る。
 パリの空港で、スーツケースメーカーS社がラッピングサービスを無料で行った。通常は有料だがタダで利用できるため、乗客に嬉しいサービスだ。フィルムの上には、「S社のスーツケースを持っていればよかったのに」と書かれたシールが貼られる。同社のスーツケースは頑丈で安全性で、ラッピングの必要はないと宣伝しているのだ。1200個のスーツケースがラッピングされ、これを持った人が世界120か国に旅立った。世界中で同社の宣伝をしたことになる。

■公園に仮眠できるカプセル
 イギリスの大手ベーカリーチェーンが新発売のコーヒーのプロモーションで、ロンドンの公園に巨大なコーヒータンブラーを横向きに置いた。これはオブジェではなく、中で人が寝ることのできる仮眠カプセルであった。
 同社の調査では、コーヒーを飲んで20分ほどの仮眠を取ると、集中力が上がるという。そこで、この仮眠カプセルを設置し、移動販売車でコーヒーを販売した。ビジネスマンがコーヒーで一息入れて、さらに頭と体を休め、その後の仕事が捗る。同社はコーヒーを試してもらう機会になる。両者にとって役に立つプロモーションであった。

世の中のためにもなるキャンペーン・ブラジル編

■電車に乗れる文庫本
 ブラジルの読書率は低く、平均で1人年間2冊ほどしか本を読まないという統計がある。そこで国内最大の出版社が、読書の機会を持ってもらうために、「チケット・ブック」と称する、サンパウロの地下鉄の乗車券付きの文庫本を作り、駅の改札で配布した。本の表紙にはRFIDカード(非接触型ICカードのようなもの)が内蔵されていて、10区間分の料金があらかじめチャージされている。改札機に本をかざすと乗車できる。中身の本のラインナップは、「ハムレット」、「シャーロック・ホームズ」、シュルツの「ピーナッツ」までバラエティに富んでいる。本を読む時間がない人に、地下鉄の乗車中に読んでもらおうという趣旨で、読み終わってもチャージして使えるし、友達にあげることもできる。

■芝刈り機の試乗会で公園整備
 ブラジルの芝刈り機メーカーが自社の乗り込み型の芝刈り機の試乗会を、サンパウロ市内の公園で行った。同市には手入れが行き届かずに草が伸び放題の公園が多い。そのような公園に芝刈り機を置くことで、試乗会と公園の整備と同時に行ったのである。試乗会には数百人が参加し、合計で3トン以上もの草を刈ることができた。芝刈り機の性能をアピールするとともに、社会の役にも立つイベントであった。

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