お客様の「感動」を「つくる」ことを目的とした、
旬の情報満載の販促・マーケティング系コンテンツです。
Idea4U コンテンツ
直接的アプローチと異なる視点で!「コンテンツ」を活かしたコミュニケーション型マーケティング
商品もサービスも、ダイレクトに「買ってください」「使ってください」だけでは、とうてい消費者の心を動かせない時代。消費行動が複雑化する中で、じっくり時間をかけて企業と生活者との間で信頼関係を構築し、最終的に購入まで導く、いわゆるコンテンツ・マーケティングが注目されています。コンテンツ・マーケティングと言えば、ブログやSNS、デジタルイメージが先行しがちですが、手にとれるリアルなものを含めた、幅広い意味でのコンテンツの活用手法をご紹介していきましょう。
コミュニケーションによる関係構築
いきなり自社商品やサービスをアピールしたり売り込んだりする直接的なプロモーションではなく、例えば、見込み客の購入支援を行うことで段階的に関係性を深め、購入につなげていくというものです。広告との比較で示すと、下記の通りです。
コンテンツを活用したマーケティング成功事例イメージ
どういうものが該当するのかイメージしやすいように、身近でわかりやすい他社事例を参考として挙げておきます。
●例1
だれでも手軽に自分のレシピ投稿し、公開できるプラットフォームを提供するサービスは、既におなじみでしょう。コミュニケーションの形は、会員向け「リアル」イベント(食品メーカー等の協賛も)や、レシピブック化による書籍販売、さらにはコラボキッチングッズの開発・販売等々、会員をファン化することで、入口はコミュニケーションの「場」でありながら、購買へと導くというものです。
●例2
ライフスタイル全般にわたるオリジナルブランド商品を展開する企業が、商品紹介とは完全に切り離した形で、くらしを彩る独自の世界観を読み物としてSNSで発信するタイプもよく知られています。ゆるやかな情報発信コンテンツを入口として、各コンテンツに関連する商品へのランディングという自然な流れは、読者の関心事の延長線上にあるだけに、共感を得やすいと言えます。
日本のマーケット特性も考慮した対策が重要
コンテンツ・マーケティングの手法は、発祥のアメリカではかなり以前から実施されていますが、日本では、国民性を考慮に入れたプラスαの視点が重要でしょう。
ひとつの着眼点として、「日本は、消費傾向の多様化が言われつつも、世間の評価に左右されやすく、いわゆる『○○ブーム』という現象が劇的スピードで生じやすい」という点があります。「多くの人が良いというものは良い」「あの人がおすすめと言うなら欲しい」「みんなが食べてるから、とりあえず私も食べたい」という心理です。パッと火がついてあっという間に消えていく一過性のブームは数知れず。
従来から言われるように、選択基準は、必ずしも自己判断によるものではなく、「気分」が支配しています。だからこそ、基準になるものを求めやすいのです。一般生活者対象のマーケティングリサーチで、「贈りものとして目的に合っているものかどうか不安」という意見が多数出るのもその一例でしょう。
生活者の心を動かそうと思えば、企業サイドからの何らかのコミュニケーションが不可欠ということなのです。ターゲットによってコンテンツの生かし方も様々。求めるゴールイメージも異なるので、目的に合わせた展開を、双方向のコミュニケーションとしてどう運営するかが肝心です。
シニアターゲットの場合
フジプラスでは、シルバーラボにおいて、高齢者マーケティングに関する展開を行っています。企業と生活者とのコミュニケーションを図る上で有効な、2つのコンテンツ例をご紹介しておきます。
●シルバー川柳オリジナル作品集
シルバーラボが独自で公募を行い、全国から寄せられた多くの中から選りすぐった作品を書籍化しました。書籍としての活用はもちろん、一部抜粋してツールに展開するなど、オリジナル化した活用方法も可能です。(※なお、募集の仕組みをパッケージにした「商品」としての提供も可能です。)
●「回想新聞」
シルバーラボと提携可能な、新聞記事スタイルのコンテンツ。認知症対策やリハビリで活用される「回想法」に基づき、懐かしさからよみがえった思い出を語り合う効用を狙ったものです。過去の新聞記事の引用ではなく、過去の写真素材を使って新たに書いた記事であることが特長で、広告スペースを活用した幅広い展開も。左記シルバー川柳とのコラボ企画も可能です。
これからの展開可能性
これまで述べてきたように、見込み客の関心に対して適切な情報を提供し、見込み客を引き寄せ、気持ちを盛り上げ、最終的に購買に導くコミュニケーション戦略は、直接的なプロモーションとは異なる特長がいくつかあります。
また、コンテンツ・マーケティングは、実は中小企業やベンチャーにこそ向いている、とも言われます。マス・マーケティングは準備・制作に時間を要しますが、コンテンツ・マーケティングは即時対応が可能なものも多いのです。既存の施策にうまく組み込むことで、新規顧客獲得はもちろん、既存顧客のさらなるロイヤルティ強化やアップセル等に有効だと言えるでしょう。
今後は、アイデア次第で様々な展開が可能という点で注目の手法です。
(株式会社フジプラス)
まとめ
■コンテンツ・マーケティングは、すぐに効果が出るものではないので、じっくり時間をかけてお客様と信頼関係構築が1つのポイント。
■ブログやSNSなどのデジタルコンテンツに限らず、実際に手にとれる「紙」アイテムによるコミュニケーションも有効。
■ターゲットに合わせて目標設定を行い、何をもって成果とするか明確にしてスタートしない限り、結果が見えにくいので要注意。
あなたにオススメのコンテンツ
-
マーケティング
新たな層から人気獲得!時代に合わせた新しい事業展開が成功した事例4選
2021年1月13日 NEW -
マーケティング
直接的アプローチと異なる視点で!「コンテンツ」を活かしたコミュニケーション型マーケティング
2020年12月16日 NEW -
マーケティング
ポイントは「楽しさ」 コロナ禍を逆手に取った新しいビジネスアイデア6選
2020年12月16日 NEW -
マーケティング
分析から見えるペルソナ/シナリオ ビジネス課題をマーケティング施策につなげる「戦略」の考え方・立て方
2020年12月 2日 NEW -
マーケティング
本との出会い方が変わる 新時代の「本屋」事例
2020年12月 2日 NEW -
マーケティング
海外のCRM事情 日本にも応用できる手法「トリガーマーケティング」
2020年11月 4日 NEW -
マーケティング
クーポン獲得もイベント化で楽しく 企業のクーポン発行事例
2020年11月 4日 NEW -
マーケティング
データドリブンで成果を上げる デジタルマーケティングに必要とされる「デジタル+紙」のハイブリッド戦略
2020年10月21日 NEW -
マーケティング
アイデア次第で用途は無限大 企業のイメージをアップさせる動画活用事例
2020年10月21日 NEW -
マーケティング
顧客価値の最大化を目指す 「個客」と向き合い繋がり続けるためのリテンションマーケティング
2020年10月 7日 NEW -
マーケティング
人気復活の追い風 ビールメーカーの販売戦略6選
2020年10月 7日 NEW -
マーケティング
手軽で便利なメール配信をマーケティングツールに! 最新「メール配信」マーケティングのご紹介
2020年9月23日 NEW -
マーケティング
印象深く記憶に残る 奇想天外なキャンペーン施策例
2020年9月23日 NEW -
マーケティング
販促のPDCA A/Bテストで販促ツールを最適化
2020年9月16日 NEW -
マーケティング
SNS時代に生き残る大胆な発想力 企業と消費者がつながるキャンペーン
2020年9月16日 NEW -
マーケティング
魅力的なオファーで成果アップ 顧客を動かすためのダイレクトメールのオファーを考える
2020年9月 9日 NEW -
マーケティング
多様なニーズに対応し、新たな体験と感動を提供する ホテル・旅館事例
2020年9月 9日 NEW -
マーケティング
デジタルを理解してCXを読み解く デジタル革命が起こした"人"をつなぎ続けるこれからのマーケティング
2020年9月 2日 NEW -
マーケティング
思わぬアイデアが話題を呼ぶ! 企業のインスタ活用例6選
2020年9月 2日 NEW -
マーケティング
「アナログ×デジタル」で顧客を獲得する アナログからデジタルへの誘導でつなぐ 集客のための仕掛けづくり
2020年8月26日 NEW -
マーケティング
課題解決のための潜在ニーズを深掘りする マーケティングと営業の間で有効にするBANT条件について
2020年8月19日 NEW -
マーケティング
「答え」と「方向性」を導き出す クロス分析から成功戦略を引き出すための SWOT分析手法
2020年8月 5日 NEW -
マーケティング
顧客とつながる方法をロジカルに考える レコメンデーションでビジネスを活性化させる システムの仕組みと使い方
2020年7月22日 NEW -
マーケティング
心を動かし笑顔を届ける タッチポイントの重要性を再確認「プレミアム・チャネル」が意味するものとは
2020年7月 8日 NEW -
マーケティング
相互補完で施策の効果を最大化する「デジタル×紙」の進化で高まるこれからのダイレクトマーケティング
2020年7月 8日 NEW -
マーケティング
デジタル×アナログのファーストステップに 新しいQRコード"QLEAR"を使用した販促例のご紹介
2020年7月 1日 NEW