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マーケティング NEW2023年5月15日

アートも映画も"見る"から"没入"へ! 話題の「イマーシブ(没入型)」イベント最新事例

これまでのアート、映画、演劇などは、あくまでも"見せる側"と"見る側"に役割が分かれていましたが、この境界線をあえて曖昧にした「イマーシブ(没入型)」のイベントがいま急増していることはご存知でしょうか?ただ"見る"だけではなく、それらの世界観にまるで自分が入り込んでしまったような非日常な体験ができることから、新しいエンターテインメントの楽しみ方として人気が広がっています。今回は、2023年に開催される人気の没入型イベントの事例をピックアップしてご紹介します。

チケット完売必至の「泊まれる」演劇イベント

 ふつう「演劇」と言えば、観客は劇場の席に座って"観る"もの。しかし今、一泊二日で宿泊しながら、そのホテルで起こる物語に自らも演者として巻き込まれていくというイベントが注目を集めている。
 決められた開閉演時間はなく、物語はチェックインした瞬間から始まり、翌日のチェックアウトまで続く。ホテル全棟が舞台となり、役者がいる館内を参加者は自由に散策できるので、訪れた場所によって各人で異なる体験ができるという特別感も魅力のひとつ。

 チケットは抽選販売で、2名1室21,000円~。2023年で開催3年目となるこのイベントは、毎公演完売するという人気ぶりだ。他にはない没入感を味わえるとあって観劇初心者も楽しめるほか、リピーターも多く集まるイベントとなっている。

絵画は「鑑賞」から「体感」する時代へ

 絵画への没入感を楽しめるアートイベントが2022年、東京・日本橋で開催された。

 高さ6m、床面積およそ700㎡の広大な屋内空間全体に、特別な音響設備と数十台のプロジェクターを使用して名作絵画の世界が再現され、まるで自らが絵画に飛び込んだかのような不思議な体験を味わえる。時間制限はなく、クッションでゆったりくつろぎながら世界観を楽しむことができる。全館で写真撮影可能ということもあり、新しいアートの楽しみ方としてSNSで話題となった。東京では約20万人を動員し、福岡・大阪での開催も決定している。

人気映画の世界を「ロールプレイング」

 映画の世界にどっぷり浸かれるイベントの第4回目が、2023年6月に東京・渋谷で開催される。
 テーマとなる映画は毎回変わるが、今回はアカデミー賞を受賞した人気ミュージカル映画が選ばれた。会場はプール付きのラグジュアリーレストランという、映画の世界観にぴったりのロケーションだ。ミュージカル俳優やダンサーによるショーや、ピアニストによる作中音楽の生演奏を楽しむことができる。また、映画をイメージしたフードやドリンクの提供、映画の名シーンを再現したフォトブースでの撮影なども用意されており、映画好きにはたまらないイベントとなっている。期間中は、同じく渋谷にある映画館での本編上映も行う。

 参加者はあくまでも映画の"登場人物"として振る舞うことが求められており、キャストや他の登場人物と「ロールプレイ」を楽しめるということがこのイベントの大きな魅力。大好きな映画の一部になれるとあって人気が集まり、既にチケットが売り切れているプログラムもある。

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