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マーケティング NEW2022年3月 2日

コロナでも人気続く「サブスク」 顧客の課題を解決した導入事例4選



「サブスク」とは「サブスクリプションサービス」の略であり、顧客が月ごとや年ごとなど、定められた期間ごとに料金を支払うことで、その期間だけ利用できるという形態のサービスのことです。購入するよりも初期費用が抑えられることや、定額であるという安心感で新しいモノやサービスを試しやすいというメリットから、コロナ禍にも関わらず、いま市場規模が急速に拡大しているビジネスモデルの一つです。有名なサービスには「Netflix」「Amazonプライム」「Spotify」等が挙げられますが、動画配信や音楽配信だけでなく、最近は様々なジャンルのサブスクが人気を博しています。今回は、いま注目のサブスクサービスを4事例ご紹介します。

収納に困る子どもの「おもちゃ」も月額制サービスで解決

 イギリスのサービス会社が、おもちゃをレンタルできる月額制のサブスクサービスを始めた。おもちゃは子どもの成長とともに遊ぶものも変わるほか、子どもがすぐ飽きてしまうことも多く、収納に困っている親も多いのではないだろうか。そこで、同社のサービスが活躍する。新しいおもちゃが欲しいときは今借りているおもちゃと交換する仕組みなので、家にどんどん溜まって行くことがない。また、もし気に入れば特別価格で購入することもできる。
 コロナ禍で外出が制限され、子どもを家の中で遊ばせなければならない今、同社のサービスは大好評だ。

新しいタイプのコインランドリー

■24時間定額使い放題
 東京・新宿に2店舗あるコインランドリーは、1か月4,000円の定額制で、乾燥機付き洗濯機が24時間いつでも利用できる。洗濯機は全自動で、洗剤が常備されているから、洗濯物を持って来るだけでいい。
 都内でコインランドリーを利用すると平均で1回1,000円ほどかかるので、いつでも何度でも利用できて月4,000円とは割安だ。利用は会員制で、会員カードが店の鍵となっている。洗濯機の空き状況、洗濯の残り時間や状態がスマートフォンでわかるようになっているから安心だ。

■全ておまかせサービス
 東京・代々木の住宅地に、それまで日本になかった業態のランドリーがオープンした。洗濯物を店の専用バッグに入れて出すと、洗濯して1つずつたたんで戻ってくる。料金はバッグ1つ分、持ち込みで2,200円(デリバリー・宅配の場合は3,000円)。バックにどれだけ詰めても価格は同じ。レギュラーサイズにはおよそ60枚のTシャツが入る。洗濯、乾燥の後は、1つずつ熟練の技を持つスタッフが手でたたむ。たたみ方は指示すればその通りにしてくれる。ファッションに関心が高い人から話題が口コミで広がり、今は小さな子供がいる主婦も多く利用する。顧客は4万人弱。現在、関東を中心にフランチャイズを含めて23店舗に拡大している。

お気に入りが見つかる日本酒の定額サービス

 消費量が減少の一途を辿っている日本酒。大小4,000以上ある銘柄の中から好みの一本を見つけるのは難しく、日本酒が敬遠される原因の一つになっている。千葉県香取市で25代続く酒屋は、日本酒の良さを知り、好みの銘柄を見つけてもらおうと考え、日本酒の定額販売を行っている。
 料金は毎月3,150円(税込)で、厳選された日本酒4合瓶1本が送られてくる。  届く酒は全会員同じものではない。登録当初は初心者が多いため、最初はまろやかで甘みのあるもの。期間が進むと味わい深い酒が届く。店頭に並ぶことやネット販売も珍しい希少酒、長期熟成酒が入っている時もある。また、隔月でお猪口、徳利など様々な酒器も送られてくる。

 さらに、毎月メールマガジンも届く。内容は、日本酒の造り方、蔵元の思いなど酒の背景にあるストーリー、オススメの飲み方、相性の良いツマミなどの紹介で、日本酒のテキストのようなものだ。
 会員には、無料で日本酒に関する質問についてメールで答えてくれる。誕生日・ホームパーティ用の日本酒の提案や販売も行う、「日本酒コンシェルジュ」のようなサービスもある。会員からは、「毎月どんな日本酒が送られてくるだろうというワクワク感が楽しい」「日本酒の選び方は難しいのでそちらで選んでくれて、とても嬉しい」と喜びの声が寄せられている。

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