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顧客を夢中にさせる「ゲーミフィケーション」の成功事例6選
「ゲーム」はいつの時代も人々を熱中させ、虜にさせるものですよね。そんなゲームの要素やルールを、本来ゲームが目的でないものに応用することを「ゲーミフィケーション(gamification)」と言います。ただ宣伝をしたりクーポンを配布するだけでなく、クエストや利用者同士の競争などのゲーム性を持たせることで、顧客の興味を長期的に惹き付けることができるようになるのです。今回は、世界の「ゲーミフィケーション」成功事例をご紹介します。
ゲーム要素で売り上げアップ
■バーガーのパティこれは本物?
アメリカのハンバーガーチェーンが、味も色も本物の肉と見分けがつかない植物由来のフェイクミートを開発した。それを使って、ハンバーガーのパティが本物の肉かどうかを当てるキャンペーンがスウェーデンで行われた。
「50/50」と名付けられたメニューで注文すると、本物の肉のバーガーとフェイクミートのバーガーが50%の確率でランダムに提供される。客は自分が食べたバーガーのパティが本物の肉かどうか、同社のスマホアプリでバーガーのボックスをスキャンするまでわからない。客の味覚を試されるゲームは面白いとSNSで話題になった。

■簡単なゲーム性を持たせて参加者が増加
スウェーデンの老舗デパートが若者を呼び込むために、画像SNSのインスタグラムにアカウントを開設した。そこに、商品の画像が目まぐるしく変わる動画をアップ。利用者が、スマホのスクリーンショット(ディスプレイの表示をそのまま画像として保存する機能)で撮影した商品の画像をインスタグラムに投稿すると、その商品を半額で購入できる。
簡単に思えるが、スクリーンショットはボタンを押してから撮影されるまでタイムラグがあり、なかなか思うように撮れない。難しいが、成功すれば50%OFFの大幅割引だ。多くの若者が挑戦し、何千件もの画像がインスタグラムに投稿された。クーポン券をつくらなくても、ゲームの要素があると客は集まり、広告にもなるのだ。
スマホのゲームが集客のツールになる
■スーパーのポイントをゲームで
デンマークの大型スーパーが、集客のためにオリジナル・ゲームアプリを作った。客はスマートフォンにゲームアプリをダウンロードして、ゲームをする。それでゲットしたポイントを、このスーパーでの割引や、商品との引き換えに利用できる。
ゲームはシンプルなパズルで、子供からお年寄りまで楽しめるもの。ポイントは、ゲームの結果ではなく、プレイ時間に応じて付与されるので、ゲームが苦手な人でもポイントをもらえた。アプリは20万件以上ダウンロードされ、多くのお客さんが来店した。
■来店でスマホ・ガチャができる
何が出るかお楽しみのカプセル自動販売機「ガチャ」の電子版「デジガチャ」を使って、大手ファッションブランドがキャンペーンを行なった。ポイント会員に登録して全国にある同社の店舗に来店し、スマートフォンやタブレットなどのGPS機能を使って、店にチェックインすると、同社のサイトの画面上で「デジガチャ」を回せる。景品はオリジナルフレグランスやぬいぐるみ、オリジナルトートバッグ、クーポン券などだった。「デジガチャ」の挑戦は1日1回で、プレゼントの引き換えは、チェックイン当日のみ有効。スマホを使うが、店に来ないと挑戦できず、引き換えも店舗のみとして、毎日の来店を誘った。

目が離せないネットプレゼント企画
■9時間の動画を全部見せる
カザフスタンの銀行が9時間にもわたる動画をネットで公開した。男性が700キロ離れた銀行まで借金を返すためにクルマで向かうという内容で、車窓から見える風景が9時間も延々と映される。ネットバンキングならそんな時間をかける必要がないと、その手軽さ、便利さを訴求する映像だ。
銀行はこの長時間動画の中に時々現れる数字を全部見つけ出した人に、現金100万KZT(約28万円)の賞金をプレゼントすると発表。すると動画の再生回数は60万回を超えた。
9時間の動画でネットバンキングの便利さを理解した人が多かったのか、オンライン取引の回数は20%増加した。
■スーパーボウル視聴者を奪え
アメリカの一大スポーツイベント、1億人以上が観ると言われるスーパーボウル。スウェーデンの自動車メーカーは今年のスーパーボウルの当日、スマホを使ったゲームイベントを開催した。ゲームは同社の新型車種をドライブするシンプルなもので、最も長く続けた3名がそのクルマを2年間運転できる権利を得られる。
ゲーム中はスマホの顔認証機能でユーザーが画面を見ているかを計測し、一度でも目を逸らすとカウントがリセットされるので、テレビでスーパーボウルを見ながらの"脇見運転"は許されない。全米がアメフトに熱狂する中で4万人を超える参加者を集めることができた。
