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弊社の新しい情報やトピックスを掲載しています。

2019年8月21日

DMステーション「レーザー型抜きDM」「イメージバリアブルDM」「片面PP加工オプション」新メニュー開始

プレスリリース

2019年8月21日
株式会社フジプラス

ターゲットに向けてリアルに届ける効果を最大化する紙DM
「レーザー型抜きDM」「イメージバリアブルDM」「片面PP加工オプション」新メニュー開始
~業界最安級!のハガキDM印刷「DMステーション」~

 株式会社フジプラス(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井戸 剛)は、インターネットから簡単に素早くハガキDMが注文できるWebサービス・DMステーションに、新たに(1)レーザー型抜きDM、(2)イメージバリアブルDM、(3)片面PP加工オプションの3つの新しいメニューを2019年8月21日(水)より正式に開始いたしました。紙DMはターゲットの目に触れやすく、Eメールなどのデジタルメディアのように埋もれることなく手元にリアルな形として残りやすい媒体です。これらのオプションは紙DMならではの表現力を活かし、効果を最大化するご支援をいたします。


DMステーション新メニュー

(1)他のDMに埋もれない必殺技「レーザー型抜きDM」
レーザー型抜きDMは、当社のレーザーカッターを使って、通常の型抜きより微細な加工にも対応できるサービスです。225mm×335mmのサイズ内で変形・抜き・ミシン入れに対応し、100部から注文が可能です。自由なデザインで商品やサービスの特徴を伝えることができ、販促効果を高めます。

<DMステーション レーザー型抜きDM>
https://fujiplus.jp/dm/lasercutting.html

(2)驚きと感動のビジュアル効果「イメージバリアブルDM」
イメージバリアブルDMは、まるで一枚一枚を特別に撮影した写真であるかのように、違和感なく文字を風景に溶け込ませることができるサービスです。200種類以上の豊富な画像テンプレートから選ぶことができ、目的に応じた特別感を演出できます。

<DMステーション イメージバリアブルDM>
https://fujiplus.jp/dm/imagevariable.html

(3)保存性を高める「片面PP加工オプション」
片面PP加工オプションは、デザイン面に透明フィルムを貼って耐久性をアップできるオプションです。光沢感を強めるグロスPPと、上質な手触りを演出するマットPPから選択できます。

<DMステーション 片面PP加工オプション>
https://fujiplus.jp/dm/index.html#option

<DMステーション Webサイト>
https://fujiplus.jp/dm/

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社フジプラス DMステーション担当:脇村
TEL:06-6312-0333(音声案内④番) E-mail:dms@fujiplus.jp
お問い合わせフォーム: https://fujiplus.jp/dm/inquiry.html

2019年5月15日

「印刷ジャーナル」記事掲載:「紙×デジタル」の進化で高まるダイレクトマーケティング

2019年4月25日発行の「印刷ジャーナル」第785号の記事「ダイレクトメール制作関連市場は1214億円」に、当社社員の寄稿記事が掲載されました。

「紙×デジタル」の進化で高まるダイレクトマーケティング
フジプラス
デジタルイノベーショングループ 部長 江藤 直軌氏

■実践することから学ぶマーケティング
当社は、これまで様々な取引先に対してマーケティング支援を行ってきた。例えばBtoBでの通信販売では、商品在庫の一掃も兼ねた「決算セール」における紙DM作成・発送業務がある。商品のスペックや写真を短時間で準備・制作・印刷・発送するのはもちろんのこと、それよりも予算や客単価、想定受注数による売上・利益予測のほうが重要だった。実際にはDMを3万通実施し、商品掲載は10点、最終購入日から2年以内、注文2回以上、注文金額5万円以上の顧客をターゲットにして実施した。結果、レスポンスは約2・7%で売上は約1500万円、粗利益は約600万円だった。もちろん、ほぼ想定内の結果となり、以後も定期的にDMを実施されている。

ほかにも、BtoCのメーカーでは、新製品の予約注文を加速させるためにティーザーDMの作成・発送業務がある。新製品発表の1ヵ月前に送付したが、その製品には愛好者がいるため、ティーザー内容が瞬く間にSNS上で話題になった。さらに、その1週間前にもロイヤル顧客に向けて商品情報を掲載したDMを発送し、愛好者のロイヤリティを強く刺激することに成功した。結果として、1つの指標であるFacebookのフォロー数は、ティーザーDMで1・2倍に、先行発表DMで1・5倍になり、予約注文数も当初の予定を大幅に上回る数となった。

これらの事例にあるように、モノづくりは当然として、我々の本来の使命は、「いかに取引先の売れるお手伝いができるか」である。そのためにも、取引先の顧客を理解し、顧客データを把握した上での提案ができるかに尽きる。顧客と結びつく複数のデジタルチャネルにおける連携も進んでいるので、取引先と一緒になってどう駆使するか。クラウドによるプラットフォーム化が進むと、取得できるデータも幅が拡がっているので、どう掛け合わせて顧客分析に活用するか。当社も新規顧客獲得や既存顧客維持のための自社マーケティングを行っているが、外部データも取り入れつつ、マンネリ化しないように常にシナリオや施策を少しずつ変え、その結果数字の把握に努めている。

■デジタルと連動した紙DMの模索
今でもビジネスの主軸はチラシ・カタログ・パンフレットの制作〜印刷だが、ここ数年で紙DM受注も活発化している。少し前だが、数千人規模でのBtoB向けイベントで、Eメールと並行して紙DMでも招待状を送付する支援を行った。Eメールはもうしこみ締切時に即座に送信されるのだが、イベント全体の締切の翌日には申込内容や当日の受付に必要なQRコードがパーソナライズされた紙DMをスピード対応で発送。イベント数日前の対応にも関わらず、来場者の54%が紙DMを持参していて、紙の有効性を改めて感じることができた。

ただ、こういった支援に辿り着くまでにも数々の模索がある。MindFireを導入して、紙DMでも顧客の反応が取得できるようにPersonalized URLを駆使してWebへの誘導を試みたり、ほかにもDirectSmileを導入し、イメージバリアブル機能を駆使して従来の印刷技術では考えられなかった感情訴求を試みたり...。マーケティング・オートメーションのMarketoを導入してからは、顧客エンゲージメントについて一層考えるようになり、改めてデジタルと紙がそれぞれの利点を生かして使い分けられる機運が来たことを実感しつつあった。それもこれも、技術が進化し続けるなかで、様々なデバイスやシステムが柔軟に連携できるようになり、いよいよ今の時代の多様化したコミュニケーションが本当に繋がり、本来あるべき偏りのない施策が実現しはじめている。

また、デジタルマーケティングやデジタルコンテンツにはできない紙DMの優位性も整理しておく必要がある。紙DMは、形として手元に残りやすいし、クリエイティブを工夫すればデジタルでは到底できない特別感を表現できる。そのことを踏まえて、この紙の優位性をデジタル(システム)とどう掛け合わせるか。例えば、初来店されたお客様が次回も確実に来店していただくために、顧客から得た情報を元にオファー付きの好みそうなコンテンツを個別印刷してサンキューレターとして自動的にタイミング良くDM送付するなどは有効だろう。ほかにも、ECサイトの「カゴ落ち」と呼ばれる購入一歩手前の状況に対して、紙DMを送付することで購買率アップにつながる可能性がある。仮にEメールやSNS等のデジタルチャネルで発信したとしても、タイミングが悪いとすぐに埋もれて目につかなくなる欠点がある。そのコミュニケーションを補完できるのが紙DMであり、効果を最大化する役目として威力を発揮しはじめている。

■デジタルマーケティングに対応する工夫
ここから少し業界向けの話になるが、プロダクトアウトとマーケットインとが対比されるように、今日の紙がデジタルチャネルと対等に語られるためには、これまでの印刷における既成概念を見直す必要がありそうだ。例えば、今朝入ってきた紙DMデータを、その日の夕方には配送手続き(投函)をしないといけない。もちろん、DMが100通であっても100万通であっても同様である。これを可能にする工夫が求められている。

これから必要とされる紙DMは、大ロットで同一内容のバラマキ型でなく、個々の情報印刷や反応が取得できる小~中ロットのものがもっと増えるだろう。かつ、デジタルマーケティングと同等に扱われるために、マーケティングシステムと連携できる仕組みの用意とスピード対応ができる工場対応が求められる。さらにはボリューム対応するために協力してもらえる印刷会社、適正コストで配送対応ができる発送代行会社とのパートナー連携も必要である。

当社では、工場における生産のスピード化に対応するため、まずデジタル印刷による一部分の案件は工場ダイレクトの方式に切り替えた。取引先からの依頼はすべてデータ化されたものが直接入ってくるので、工場主導でその情報を読み取って作業進行し、これまで営業が担ってきた受注管理という概念をなくしている。これにより、営業がやるべきことは仕事(言い換えると印刷物の受注情報)のコントロールではなく、取引先に対してどんなビジネスやマーケティング支援ができるか、取引先との約束ごとを契約書(SLA)としてどう締結するか等であると思う。
   ◇   ◇
最後になるが、新元号が「令和」と発表され、大手飲料メーカーや食品メーカー等が新元号の名称を印刷したマーケティングも瞬時に行えるような時代である。改めてリアルにダイレクトに届けられる力強さを感じたが、我々もその動きに応えられるようにしたいと思う。

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2019年4月19日

【ご案内】ゴールデンウィーク休業期間のお知らせ

平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は4月27日(土)~5月6日(月・祝)まで、
ゴールデンウィーク休業とさせていただきます。
お客様には大変ご不便をお掛けいたしますが、
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

※尚、休業期間中にお問い合わせ頂きましたメール等に関しましては、
 5月7日(火)以降に対応させていただきますので、
 何卒ご了承頂けますようお願い申し上げます。

2019年3月19日

「印刷界」記事掲載:デジタルマーケティングにも必要とされる紙DM「バリアブルDM」サービス開始

2019年3月10日発行の「印刷界」2019年3月号「特集 拡大するデジタル印刷ビジネス」に、当社の「バリアブルDM」が掲載されました。

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「印刷界」2019年3月号より

特集 拡大するデジタル印刷ビジネス
デジタルマーケティングにも必要とされる紙DM「バリアブルDM」サービス開始
フジプラス(大阪市北区)

コミュニケーションプロバイダーとして、従来の印刷業務にとらわれない付加価値の創造に取り組んでいる(株)フジプラス(本社・大阪市北区、井戸剛社長)は、インターネットから簡単に素早くハガキDMが注文できるWebサービス・DMステーションに、新たに「バリアブルDM」のサービスを1月から開始した。
https://fujiplus.jp/dm/variable.html

1通ごとに文字情報や画像情報を変更
「バリアブルDM」とは、顧客データに基づいて1通ごとに文字情報や画像情報を変えることができるデジタル印刷技術を駆使した紙DMのことである。例えば、文中の必要箇所に顧客の名前を表示させたり、その顧客が次に購入しそうな商品情報を表示させることも可能である。

これまでのDMステーションでは、同一内容の紙DMを複数の相手に送るサービスとしていた。今回の「バリアブルDM」を使用することで複数の相手それぞれに合ったコミュニケーン内容を届けることが可能になる。

デジタルマーケティング技術の進化により、顧客によってデジタルでリーチできる場合とできない場合とがより顕著になっている。パソコンやスマートフォンでは、EメールやSNSなどのデジタル情報が氾濫し、タイミングが合わなければ情報はすぐに埋もれてしまう。

一方、紙DMは、形として手元に残りやすく、一通一通が受け取る人の状況に応じたバリアブル内容であるほど、人々の五感を刺激できる特徴がある。

「バリアブルDMサービス内容」
DMステーションは、ハガキタイプ(100×148ミリ、1通70円)、ロングハガキタイプ(120×235ミリ、1通100円)、A4ハガキタイプ(210×297ミリ、1通120円)、ビッグDMタイプ(250×340ミリ、1通150円)の4種類をラインアップしており、全てにおいて宛名+印刷印字、送料を含んでいる。

今回の「バリアブルDM」は、それらの料金に1通あたり30円の追加が必要な他、デザインパターンへの可変設定にかかる費用として表裏デザインの1パターンにつき別途1万円が必要となる。(いずれも消費税別)

これからの「バリアブルDM」に求められること
ダイレクトマーケティングの基本になるが、バリアブルするライトメッセージ(オファー)だけでなくライトタイミング(スピード)やライトメディア(アプリケーション)の3つの要素に対する理解が必要である。これを実現するためには、顧客データがECやCRM、MA、SFAなどのクラウドサービス上に格納され、印刷システムなどのデバイスと柔軟な連携ができ、条件判断による自動処理が求められる。人の手作業では実現しにくいことも可能となり、Eメール配信の感覚で紙DMの送付ができるようになる。「バリアブルDM」は、これら3つの要素の最適解を探すための支援ができるように考えられている。

「従来の印刷業務にとらわれない付加価値の創造」に取り組む
フジプラスグループは、大正12年の創業以来、クライアントのニーズの変化に常に対応し、また時代を先取りしながら新たな技術を積極的に導入してきた。特に近年は、新たな変革の時代に突入し、技術が急速に進化している。そんな中で、同社は、今後ますます成長が予想されるデジタル印刷へもいち早く進出し、様々なサービスを展開している。

そして今、もっとも注力しているのが、「コミュニケーションプロバイダー」として、従来の印刷業務にとらわれない付加価値の創造である。

「クライアントそれぞれに合わせたコミュニケーションビジネスを提案し、クライアントの販売促進の支援やコストダウンに貢献すること。これこそが、当社にできる最大のサービスだと確信している」(井戸社長)という。

今年1月には、同社が運営しているアイデア情報誌「Idea4U」に連動する講演などに利用できるセミナールーム、クライアントとの打ち合わせやパートナーとのコラボレーションなど様々な用途に対応するためのスペースとして、本社6階にバーカウンターや大型モニターを備えた「コミュニケーションルーム」を開設している。

クライアント向けのサービスサイトとして現在、業界最安級の価格でDM印刷+宛名印字+発送までワンストップで行うサービス「DMステーション」の他、1枚1枚に名前やメッセージを入れたオリジナルカレンダーを作成できるサービス「カレンダーステーション」、シニアを理解しシニアマーケットと正しく向き合うためのシニアマーケット支援プログラム「シルバーラボ」、遊んで・学んで・世界が広がる、楽しみながら手話が学べるカードゲーム「しゅわっとカード」、同社でデザインした「サンクスカード」や「しゅわっとカード」を販売する「Amazonフジプラスストア」を運営している。

主な印刷設備は、菊全判枚葉オフセット印刷機 Koenig & Bauer RA-106、三菱Aヨコ全判オフセット輪転機、三菱Bタテ半裁オフセット輪転機などのオフセット輪転機をはじめ、HP Indigo12000やモリサワ RISAPRESS Color710、RISAPRESS 105HR2(モノクロ)×2など、デジタル印刷機のラインアップも充実している。

2019年3月 1日

海外向けサイトを公開いたしました

この度、株式会社フジプラスの海外向けサイトを公開致しました。

国内向けサイトのページ右上にある「English」をクリックいただくと、ご覧いただけます。

https://fujiplus.jp/en/

今後ともよろしくお願い致します。

2019年1月21日

デジタルマーケティングにも必要とされる紙DM「バリアブルDM」サービス開始

プレスリリース

2019年1月21日
株式会社フジプラス

デジタルマーケティングにも必要とされる紙DM「バリアブルDM」サービス開始
~業界最安級!のハガキDM印刷「DMステーション」~

 株式会社フジプラス(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井戸 剛)は、インターネットから簡単に素早くハガキDMが注文できるWebサービス・DMステーションに、新たに「バリアブルDM」のサービスを2019年1月21日(月)より正式に開始いたしました。

 「バリアブルDM」とは、顧客データに基づいて一通ごとに文字情報や画像情報を変えることができるデジタル印刷技術を駆使した紙DMのことです。例えば、文中の必要箇所に顧客の名前を表示させたり、その顧客が次に購入しそうな商品情報を表示させることも可能です。
 これまでのDMステーションでは、同一内容の紙DMを複数の相手にお送りするサービスとしておりました。今回の「バリアブルDM」をお使いいただくことで、複数の相手それぞれに合ったコミュニケーション内容をお届けすることが可能になります。

<DMステーション バリアブルDMサービス>
https://fujiplus.jp/dm/variable.html


バリアブルDMイメージ

■マーケティング施策で必要とされる「バリアブルDM」
 デジタルマーケティング技術の進化により、顧客によってデジタルでリーチできる場合とできない場合とがより顕著になっています。パソコンやスマートフォンでは、EメールやSNS等のデジタル情報が氾濫し、タイミングが合わなければ情報はすぐに埋もれてしまいます。一方、紙DMは、形として手元に残りやすく、一通一通が受け取る人の状況に応じたバリアブル内容であるほど、人々の五感を刺激できる特徴があります。

■「バリアブルDM」サービス内容
 DMステーションは、ハガキタイプ(100×148mm、1通70円)、ロングハガキタイプ(120×235mm、1通100円)、A4ハガキタイプ(210×297mm、1通120円)、ビッグDMタイプ(250×340mm、1通150円)の4種類をラインナップしており、全てにおいて印刷+宛名印字+送料を含んでおります。今回の「バリアブルDM」は、それらの料金に1通あたり30円の追加が必要なほか、デザインパターンへの可変設定にかかる費用として表裏デザインの1パターンにつき別途10,000円が必要です。

※上記費用の全てに、別途消費税が必要となります。
※ご注文方法や詳細の条件等については、ホームページ上でご確認ください。

■これからの「バリアブルDM」に求められること
 ダイレクトマーケティングの基本になりますが、バリアブルするライトメッセージ(オファー)だけでなくライトタイミング(スピード)やライトメディア(アプリケーション)の3つの要素に対する理解が必要です。これを実現するためには、顧客データがEC、CRM、MA、SFA等のクラウドサービス上に格納され、印刷システム等のデバイスと柔軟な連携ができ、条件判断による自動処理が求められます。人の手作業では実現しにくいことも可能となり、Eメール配信の感覚で紙DMの送付ができるようになります。今回ご提供する「バリアブルDM」サービスは、3つの要素の最適解を探すための支援ができるように考えられております。

<DMステーション Webサイト>
https://fujiplus.jp/dm/

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社フジプラス DMステーション担当:脇村
TEL:06-6312-0333(音声案内④番) E-mail:dms@fujiplus.jp
お問い合わせフォーム: https://fujiplus.jp/dm/inquiry.html

2019年1月 7日

「コミュニケーションルーム」が完成しました

本社6階にバーカウンターや大型モニターを備えた「コミュニケーションルーム」が完成しました。
お客様を招いてセミナー・講演等に利用できるセミナールーム、お客様との打ち合わせ、
本社メンバーが参加する全体朝礼、社内のミーティングなどさまざまな用途に対応するためのスペースです。
コミュニケーションルームのエントランス写真 コミュニケーションルーム(小)の写真 コミュニケーションルーム(大)の写真 バーカウンターの写真
2018年12月19日

【ご案内】年末年始の営業日のお知らせ

一年間ご愛顧ありがとうございました。また、平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
さて、誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。
お客様には大変ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

【年末の営業】
2018年12月29日(土)12:00まで

【休業】
2018年12月29日(土)12:00より2019年1月6日(日)まで

【年始の営業】
2019年1月7日(月)9:00より、平常通り営業いたします。

※尚、休業期間中にお問い合わせ頂きましたメール等に関しましては、
 2019年1月7日(月)以降に対応させていただきますので、
 何卒ご了承頂けます様お願い申し上げます。

今年一年ご愛顧を賜りまして大変感謝申し上げますとともに、
皆様のご多幸をお祈り致します。

2018年10月17日

集団献血を実施しました

2018年10月17日(水)、大阪府赤十字血液センターの献血バスに来てもらい、
9:30~12:00の予定で本社駐車場にて集団献血を行いました。
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フジプラスグループではCSR(企業の社会的責任)活動に取り組んでおり、
その一環として今回初めて集団献血を実施しました。

2018年9月21日

JAGATinfo記事掲載:社名変更でコミュニケーションビジネスを志向するフジプラスのデジタル活用

弊社代表取締役社長 井戸 剛が「JAGATinfo」から取材を受け、2018年9月15日発行のJAGATinfo 2018年9月号「デジタル印刷最前線」に掲載されました。

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公益社団法人日本印刷技術協会 会員誌『JAGAT info』2018年9月号より

デジタル印刷最前線
デジタル印刷の今日、明日、未来

社名変更でコミュニケーションビジネスを志向するフジプラスのデジタル活用
株式会社フジプラス

今回は大阪の株式会社フジプラスを取り上げる。フジプラスはグーフ(正確にはフジプラスとの資本関係はなく、社長の井戸剛氏が共同出資している会社)やフジプラス・ワン等々、多角的に印刷ビジネス展開している印刷会社である。フジプラスは他社(クライアントを含む)とのコラボレーションを重視しているし、そのような関係上大っピラにできないことも多いのだが、可能な限り情報を盛り込みたいと思っている。

ドラスティックながら地道にビジネスを変化
フジプラス(写真1)は、前社名が不二印刷という印刷会社で、名前のとおりそれなりの決意で名付けられたと思うのだが、前社長の井戸幹雄氏(現フジプラス会長)が1962年に経営を任されたときにはずいぶん大変な状況だったらしい(実質的な倒産状態)。

大変なご苦労をされたと思うのだが(当時は労働運動真っ盛りで、印刷業界は特にすごかった)、幹雄社長は再生のために北米の印刷業の実態を調べるなどしていたのだが、マッキンゼーレポートが目にとまり、印刷業が生き残っていくためには「オフセット輪転機の高生産性を生かす」か、「生産に関する設備投資は最小にして、コミュニケーションビジネスに向かう」の二つに一つということで、幹雄氏はオフ輪の導入に踏み切ったのだ。関西の印刷業はこの路線で成功した会社が多いのだが、その中でも先頭グループで頑張ったのが不二印刷だったと思う。

オフ輪の生産性で競争力を付けた不二印刷は再生し、ついこの間まで私は、「オフ輪の不二印刷」というイメージを持っていた。その路線も現・井戸剛社長(写真2)の代になり(2008年2月就任)、マッキンゼーが出したもう一つの解である「お客さんと密着したビジネス、コミュニケーションに関わるビジネス展開」に路線を変えたのは、皮肉というか必然というか?興味深いところである。

本社は、大阪メトロ南森町駅やJR東西線大阪天満宮駅近くにある。ここも東京・江戸川橋ほどではないが、印刷業が集まっている地域と言える。大阪郊外(いまや郊外ではないかもしれない)の伊丹に生産工場を持ち、生産やデリバリーはこの地域で担当している。天神祭で有名な大阪天満宮の至近にある下町に本社を構えているのだが、営業や企画部門(この辺が重要)やフジプラス・ワンという商社、SE部門などを抱えている。

井戸剛氏は銀行出身なので、急激な変化を急ぐのではなく、現実論者的に会社を変化させている。オフ輪の生産設備を維持しながら、ビジネスの中身を変えていくということを「ドラスティックながら地道に(日本語として変?だが、ニュアンスは分かっていただきたい)」やられている。
現在の伊丹工場(写真3、写真4)にはオフ輪が2台(三菱A列とB列)稼働している。オフ輪も生産性がどんどんアップしていくので、台数を集約して現在は2台で運用している。枚葉は菊全八色(反転機能付き)のKBA(現在は昔の名前に戻ってケーニッヒ&バウア)のRA-106だが、枚葉でも一昔前前のオフ輪くらいの生産性があるので、オフ輪の集約にも役立っているはずである(RA-106はなかなかの優れもの)。ハイデルベルグやコモリは印刷機メーカーのTOP集団の座を常にキープしているが、最近はKBAが先端グループの一角で目立っているようだ。インクジェットヘッドやLED UVを追加搭載するのも手馴れているし、30年で状況は大きく変わるものである。

HP Indigoも2台あったものをHP Indigo 12000一台に集約している。デジタル印刷機はIndigoの他にRISAPRESSが三台(カラー×1、白黒×2)稼働している。大量生産からコミュニケーションサービスプロバイダーへ大きく舵を切っているので、デジタル印刷機の活躍の場も広い。その他は後加工機等の設備を一式持っている。

社名変更は単なる印刷会社からの飛躍を体現
ドラスティックな展開の一つの意思表示として、不二印刷の商号をフジプラスに変えたことが挙げられる(2015年10月)。単なる印刷会社からコミュニケーションサービスプロバイダーへ変革しようとする意気込みが感じられる。

フジプラスの関連会社で一番有名なのが前述した「グーフ」だが、井戸剛社長が共同出資者というだけで、フジプラスとは資本関係はないが、フジプラスの東京支店の中にグーフは存在しているし、セミナースペース(ルームというよりはスペース)は共有している。フジプラスはグーフ機能を最大限活用している。逆に印刷会社としてのノウハウをグーフ側にも注ぎ込んでいると言える。フジプラスはMA(マーケティングオートメーション)のMarketoユーザーであり、印刷ビジネスでMAを実践しているので、生データをグーフに提供できるのだ。欧米ではプリプレスが斜陽になった今も、製版会社が成功しているケースが多いのだが、成功している製版会社は、オーナーが広告代理店を経営していたり、SE会社を経営していたりと、オーナーを中心としたファミリー企業で印刷ビジネスを拡大しているのだ。フジプラスの場合はこの欧米型に近いのかもしれない。グーフはもともと「Web to Print」を専門としていたが、今やMA、バリアブル、等々、多岐にわたっているのはフジプラスのノウハウも大きな+要因になっている。

フジプラスの多角化について説明しよう。例えばシルバーラボ(https://fujiplus.jp/silverlab/)という称号でシルバービジネス展開(お手伝いビジネス)を考えているのだが、推進者の営業本部 営業第5グループ 次長/プランナーの藤江洋子氏(写真7)にはJAGAT夏フェス2018「シニア層とコミュニケーションの最適解」というセッションに登壇いただいた。シルバーラボとは、シルバー層の絡むマーケティングリサーチから高齢者のリアルな声を反映した「売れるカタログづくり」などを行っている(印刷)ビジネスの総称である。こういうようなビジネスにデジタル印刷機は手探りでトライできるので、非常に向いている。大量部数になれば、高生産性の枚葉機があるし、その上だってオフ輪があるので大丈夫である。先ほども申し上げたように効率よく設備を使い切るという姿勢がフジプラスには強く感じられ、設備重視で仕事を大量に集める方向性とはまったく異なっているので、JAGATの目指す「デジタル×紙×マーケティング」のお手本のような会社である。

関連会社としてフジプラス・ワンがあるが、この会社は一言で表現すると商社であり、アパレル等の商品を企画して百貨店等に提供している。写真8をご覧いただきたい。左から二番目の列(電話台のすぐ左隣の棚)にアパレルカタログが上下に並んでいるのが分かると思うが、フジプラス・ワンはアパレル商品を企画して販売店に提供しているので、カタログ製作の仕事もフジプラスに入ってくるという具合だ。これぞ究極のコミュニケーションサービスプロバイダーということなのだろう。かつて生産性を追求した印刷会社が、今や印刷周辺の仕事でビジネスをしている。

電話を挟んで、その右にあるIdea4Uがクライアント向けの情報誌なのだが、井戸社長も説明されているが、最近の号(隔月発刊)は結構良いレベルで(「独自取材記事が満載で)クライアントが読んでも面白いものになってきました」とのことである。こういう活動が印刷会社の営業になるわけで、「飲ませ食わせ」「ゴルフ」だけで営業をしてきた時代とは大きく変わってしまったわけである。JAGATとしては、バックアップできるならこういう会社をサポートしていきたい。実際には逆に教えていただくことばかりだが・・・。
(JAGAT専務理事 郡司 秀明)