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弊社の新しい情報やトピックスを掲載しています。

2016年11月10日

業界最安級!のハガキDM印刷「DMステーション」 新たにデザインデータ作成サービス開始

プレスリリース

2016年11月10日
不二印刷株式会社

3つの「0円キャンペーン」で集客・販促をご支援します!
先着30社限定!11月30日まで!

~業界最安級!のハガキDM印刷「DMステーション」 新たにデザインデータ作成サービス開始~

不二印刷株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井戸剛)は、インターネットから簡単に素早くハガキDMが注文できるWebサービス「DMステーション」で、デザインデータ作成サービスを11月10日、正式に開始いたします。それに伴い、3つの「0円キャンペーン」を、11月10日から11月30日〔ご注文分まで〕の期間限定で行ないます。

■3つの「0円キャンペーン」※先着30社限定
お客様にもっとDMステーションをご活用いただくために、次の3つのキャンペーンを開催いたします。

<テンプレート外のデータ入稿対応!オプション料金0円>【キャンペーンコード:201611TEMPDMSPL】
通常はDMステーションよりダウンロードいただけるIllustratorのテンプレート入稿となりますが、他のデータでもオプション料金0円でお受けいたします。(通常は1件あたり1,000円)

<ヴァンヌーボV・スノーホワイト235kgでの印刷!オプション料金0円>【キャンペーンコード:201611PAPEDMSPL】
標準用紙はコート180kgかマット180kgのどちらかをお選びいただきますが、ヴァンヌーボV・スノーホワイト235kgをオプション料金0円でお使いいただけます。(通常は1通あたり+10円)

<デザインデータ作成サービス!オプション料金0円>【キャンペーンコード:201611DESIDMSPL】
デザインデータ作成サービスの開始を記念して、通常5,000円以上するデザイン制作を0円にてご提供いたします。お客様事例として弊社ホームページへの掲載許可をいただく必要がございます。

※1社につき1つのキャンペーンのみのご提供となります。併用はできません。
※お申込みはご注文フォームよりお願いします。必ずキャンペーンコードを入力してください。
※2017年1月31日までのハガキDM投函完了を前提とさせていただきます。

◆DMステーション:ご注文フォーム
https://fujiplus.jp/dm/orderform.html

■デザインデータ作成サービスについて
デザインデータを作る時間がない・・・。自分でおおまかなレイアウトをしたから、仕上げはプロに頼みたい!そんなお客様にはラフ原稿をもとに、ご希望に添ったデザインを弊社で作成いたします。デジカメで撮影した写真データ、文字原稿、手書きでのレイアウト原稿、参考にしたいデザイン参考見本などをご用意ください。

◆DMステーション:デザインデータ作成サービス
https://fujiplus.jp/dm/design-service.html

約30名のデザイン制作スタッフがお手伝いします
約30名のデザイン制作スタッフがお手伝いします

<本件に関するお問い合わせ先>
不二印刷株式会社 DMステーション担当:永井
所在地:〒530-0054 大阪府大阪市北区南森町1-2-28
TEL:06-6312-0333 FAX:06-6360-2166 E-mail:dms@fujiplus.jp
お問い合わせフォーム: https://fujiplus.jp/dm/inquiry.html

2016年11月10日

ピクトゥーラ:サービス終了のお知らせ

平素よりイメージ画像販売サービス「ピクトゥーラ」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、本サービスを2016年12月27日(火)をもちまして終了することとなりましたのでご案内いたします。

これまでご利用いただいたお客様には心より感謝申し上げます。
何卒ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

現在お預かりしている全てのデータはサービス終了後、責任を持って消去させていただきます。

なお、名前の入った画像を使ったカレンダー「ネームインフォトカレンダー」につきましては、
引き続き弊社サイト「カレンダーステーション」(https://fujiplus.jp/calendar)にてご購入いただけますので、ぜひこちらをご利用いただけますと幸いです。

2016年11月8日
不二印刷株式会社

2016年10月20日

「Idea4Uセミナー2016」を開催しました

2016年10月20日(木)、弊社5階セミナールームにて「Idea4Uセミナー2016」を開催しました。
当日は多くの企業様にお集まり頂きましたことに心より感謝申し上げます。

Idea4U セミナー2016
『オムニチャネル時代に求められる顧客対応』

セミナー内容

〈セミナー1〉

『デジタル時代におけるダイレクトマーケティング課題』

不二印刷株式会社
営業本部ソリューショングループ部長
江藤 直軌

〈セミナー2〉

『ここまでできるデジタル印刷!データドリブンで紙を見直す』

株式会社グーフ
代表取締役 岡本 幸憲 氏

〈セミナー3〉

『クロスチャネルの施策でLTVを最大化!マーケティングオートメーション活用のポイント』

株式会社 ブレインパッド
ソリューション本部 営業部 アカウントマネージャー
松本 洋介 氏
ソリューション本部 営業部 アカウントマネージャー
福澤 淳基 氏

▼セミナーの詳細はこちら▼

2016年10月 3日

不二印刷主催「Idea4Uセミナー2016」開催のお知らせ(2016年10月20日開催)

 このたび、不二印刷株式会社主催にて新しい情報をご提供する場として、「オムニチャネル時代に求められる顧客対応」をテーマに「Idea4Uセミナー」を開催いたします。今回の場で各企業さまのお役にたてるヒントになるものを得ていただけると幸いです。

Idea4Uセミナー2016

開催日時

2016年10月20日(木)
●第一回〈受付時間〉12:45-13:00 〈セミナー時間〉13:00-15:25
●第二回〈受付時間〉15:45-16:00 〈セミナー時間〉16:00-18:25

※受付の際、お名刺2枚をご用意ください。

開催場所

不二印刷株式会社本社5階 受付
〒530-0054 大阪市北区南森町1-2-28
地下鉄 堺筋線・谷町線「南森町」駅下車 地下鉄1番出口 徒歩5分
JR東西線「大阪天満宮」駅下車 徒歩3分
※お車でのお越しは、ご遠慮ください

〈セミナー1〉

デジタル時代におけるダイレクトマーケティング課題
不二印刷株式会社 営業本部 ソリューショングループ 部長 江藤 直軌

〈セミナー2〉

ここまでできるデジタル印刷!データドリブンで紙を見直す
株式会社グーフ 代表取締役 岡本 幸憲 氏

〈セミナー3〉

クロスチャネルの施策でLTVを最大化!マーケティング・オートメーション活用のポイント
株式会社ブレインパッド ソリューション本部 営業部 アカウントマネージャー 松本 洋介 氏
株式会社ブレインパッド ソリューション本部 営業部 アカウントマネージャー 福澤 淳基 氏


▼セミナー詳細・参加お申込みはこちらをごらんください▼
https://fujiplus.jp/idea4u/event.html

2016年10月 1日

ホームページリニューアルのお知らせ

平素より、弊社のホームページをご利用いただき誠にありがとうございます。
本日、ホームページをリニューアルしましたので、お知らせします。

今回のリニューアルでは、不二印刷がもっと不二印刷らしい会社として知っていただくために、内容や構成、デザインを全面的に刷新しました。

リニューアルにともない、各サイトのURLが変更になりましたのでブラウザの「お気に入り」「ブックマーク」などに登録されている場合は、新しいページのURLへの登録変更をお願いします。

これからも、引き続きご利用の皆様のお役に立つ情報のご提供や、内容の充実に努めてまいります。
今後とも、ご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2016年6月 6日

印刷ジャーナル記事掲載:マーケティングオートメーション活用、その効果は?

平成28年5月25日発行の印刷ジャーナルに、マーケティングオートメーションのマルケトを導入して得られた効果事例として当社が記事掲載されました。

マーケティングオートメーション活用、その効果は?

 コミュニケーションプロバイダーを標榜する不二印刷(株)(大阪市北区南森町、井戸剛社長)は、サービス多様化に伴う営業手法の見直しや顧客管理の一元化、紙DM・メールのコンテンツ評価といったマーケティング課題の解決手法としてマーケティングオートメーション(MA)に着手。2015年6月にMAツール「Marketo」を導入し、デジタルマーケティングと紙を複合的に組み合わせることで様々な効果を弾き出している。

 同社は、2012年1月からマーケティング情報誌「Idea4U」を2ヵ月間隔で発行。現在はVol.27となっており、顧客の行動や属性によって冊子送付とメール配信を使い分けている。
 これらの取り組みの背景には、サービスの多様化がある。同社の江藤直軌営業本部ソリューショングループ次長は「従来の営業手法だけでは顧客に情報を届けるのが難しくなってきたことから、新たなチャネルが必要だった」と振り返る。さらにサービスが増えると、営業マンの知識不足も露呈する。「新しい情報を発信してお客様の『売るお手伝い』をする」ということをドメインに掲げる同社で、「Idea4U」はその勉強ツールとしての機能も担っている。

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「Idea4U」の発行を受けて、顧客からは「もっと具体的な話を聞きたい」などの要望も寄せられ、2013年7月からはセミナー開催も行うようになった。さらに社内メンバーが講師をつとめるワークショップの定期開催、今年2月には初の東京開催も行った。
 このセミナーの集客活動を見てみると、2013年7月は、営業によるアプローチが中心で、紙DMやメール配信はほぼ反応なかった。2年目の2014年7月は、メール配信と営業アプローチによる集客だったため、参加者が前回の2倍近くに膨れ上がった。3年目は、マルケトを活用したメール配信で集客。殆ど営業アプローチなしで狙ったターゲットに絞って集客ができた。

 同社でのマーケティング課題は大きく分けて以下の3つ。
 ▽この取り組みの継続自身が不安定だった。
 ▽施策をじっくり考えている時間がない。
 ▽プロジェクトの成果が見えない。

 これに対する解決方法は以下の通り。
 ▽営業ツールや外部情報の積極的な連携(眠っている豊富なコンテンツの再活用や具体化)
 ▽発行にかかる手間の軽減(余った時間を施策検討・実行に割り当てる)
 ▽KPI指標の設定による段階的な評価(金額や案件受注数だけでない指標の確認)

 その結果は、直ちに数値として表れた。

 まずメールの配信数。メールを個別に配信していたのが208件だったのに対し、マルケトで初回メール配信したのが1847件。各営業が所持していた名刺や顧客リストを集約。すべて一括管理して有効なメール配信先を整理した結果である。
次に、メール開封率。25%から42%に向上した。タイトル(件名)表示の工夫や配信時間の工夫、さらにルーチン化、一部のメールでは担当者の私信風メールにすることで開封率は向上した。
次に案件受注までに掛かる時間が4ヵ月から2ヵ月半に短縮された。これはマーケティング活動で得られた情報を如何に精度高く営業に引き渡すことができるかにかかっている。例えばスコアリング設定による見える化、アンケート設問による見える化、営業への情報連携など。
次に名刺獲得数。直近の一年間で有効な名刺を約1700件獲得できた。SanSan名刺管理などでリード情報を素早く登録。メーリングリストで週次報告を実施し、継続的な取り組みを行ったほか、顧客に対する見込みの有無を明確にした結果だ。
最後は受注件数。こちらも直近の一年間で約600件増加した。リード数の増加に伴い受注件数もアップ。見える化で、見込みのある顧客に対してアプローチがしやすくなったほか、属人的なアプローチだけで終わらなくなった結果である。

 マルケト導入で良かった点について江藤次長は、「営業コンテンツが充実するきっかけになった」「Webサイトをどのように活用するかの方向性が見えてきた」「マーケティング活動の変化(活性化)に繋がった」「マーケティング予算が必要に応じて投下しやすくなった」「複数メンバーでマーケティングが考えられるようになった」などを挙げる一方で、苦労した点については、「サービス毎のシナリオが異なりなかなかつくれない」「従来業務との兼任での操作メンバーの育成」「導入支援受講が優先だったため、実務に影響が出た」「2度のCRM見直しと移管作業に労力が掛かった」「営業から理解を得るのに時間がかかっている」などを挙げている。

 今後の取り組みについては3点挙げている。

 まずオンラインとオフラインの使い分け。すでに一部では実践しているが、マルケトを使ってメール未開封の顧客にDMを、またDMの反応がない顧客にメールを送るといった「デジタルマーケティング+紙メディア」の可能性を追求していく考えだ。
次にWebサイトのリニューアル。9月末を予定しているが、例えばダイレクトメール、Web to Print、マーケティングオートメーションといったカテゴリーに、販促事例やサンプル依頼、見積もりツール、採用事例、デモ依頼、資料ダウンロードなどのコンテンツを付加する計画だ。
最後は、マーケティング予算と結果の整理。今までは個別だったものを集約して、会社全体としての起案に対する予算と結果、さらにROIなどで投資効果を測定していく考えだ。

2016年5月 9日

業界最安級!のハガキDM印刷「DMステーション」Web注文サービス開始

報道関係者各位
プレスリリース

2016年5月9日
不二印刷株式会社

業界最安級!のハガキDM印刷
「DMステーション」Web注文サービス開始

不二印刷株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井戸 剛)は、インターネットから簡単に素早くハガキDMが注文できるWebサービス「DMステーション」を5月9日より開始しました。業界最安級と掲げているように、特に100~1,000部のハガキDM印刷~発送においては他の印刷通販サービスに負けない価格でご提供しております。

■サービス開始の背景
弊社は、「コミュニケーションプロバイダー」としてお客様の売るお手伝いを事業ドメインとしております。近年、マスマーケティングからセグメンテーション~One To Oneマーケティングが注目される中で、紙媒体においても「個」客へのアプローチが重要になってきます。ただ、現実には同一内容物の一斉配信が多く存在し、施策実行のためのコストばかりが優先されております。顧客のエンゲージメントを有効にするために、紙媒体のコストを抑えつつ、簡単に素早く可変印刷が実現できる仕組みが必要です。

■「DMステーション」サービス内容
まずは、ハガキDM印刷についてのWeb注文受付を開始します。ハガキタイプ(100×148mm、1通60円・税別)、ロングハガキタイプ(120×235mm、1通100円・税別)、A4ハガキタイプ(210×297mm、1通120円・税別)の3種類をラインナップしており、全てにおいて印刷+宛名印字+送料を含んでおります。ご注文方法は「DMステーション」のWebサイト内の注文フォームからご送信いただき、送信後はサービス窓口担当とのメールや電話での連絡となります。なお、One To Oneに対応するためのコンテンツ可変印刷は、オプションにて対応可能です。

■今後の展開

デジタルマーケティングにおける紙のチャネルで、一番の課題であるスピード対応ができる環境を用意します。そのため、セグメンテーション~One To OneマーケティングでのDMニーズについては、必要に応じてお客様専用のWeb注文サイトをご用意させていただきます。また、現在API to Printを開発中ですが、お客様が弊社提供のAPIを使うことで、顧客データや購買データ等と連携したROIの高い販促DMが実現できるようになります。

<DMステーション Webサイト>
https://fujiplus.jp/dm/

<本件に関するお問い合わせ先>
不二印刷株式会社
営業本部 ソリューショングループ 担当:佐々木
電話:06-6312-0333(音声案内④番)
お問い合わせフォーム:https://dsmile.fujiplus.jp/inquiry

2016年4月 4日

情報産業新聞記事掲載:効果を見える化~数値での把握が可能に

平成28年4月4日発行の情報産業新聞に、マーケティングオートメーションのマルケトを導入して得られた効果事例として当社が記事掲載されました。

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2016年4月 1日

業界最安級!ハガキDM印刷キャンペーン(2016年4月28日まで)

2016年4月1日~4月28日までの期間限定で、ハガキDM(印刷+宛名印字+送料含む)のキャンペーンを実施します。ひとまとめパック料金で、ハガキタイプで1通60円(税別)、ロングハガキタイプで1通100円(税別)、A4ハガキタイプで1通120円(税別)とコストパフォーマンス重視のサービスです。

・100通から可能!
・両面フルカラー・高品質印刷・DM発送代行まで対応!
・用紙はマットポスト180kg!
・Illustratorでのデザインデータ、Excelでの宛名リストデータ入稿対応!
・ご注文・ご入金後、1週間後の投函!
・銀行振込、クレジットカード決済が可能!

詳しくは、添付のチラシをご確認ください。(2ページ目にFAXご注文用紙があります)

2016年3月24日

月刊プリテックステージ記事掲載:小ロット・多ジョブのプリプレス作業を自動化

平成28年3月24日発行の月刊プリテックステージ増刊「デジタル印刷ビジネスBook 2016春」に、デジタル印刷のユーザ事例として当社が掲載されました。

小ロット・多ジョブのプリプレス作業を自動化

増加するデジタル印刷受注に対応できる生産体制を構築

不二印刷株式会社(大阪市北区)は増加する小ロット・多品種生産の合理化を目的に、プルキャストが開発したワークフローソリューション「PC OneFlow」を導入し、デジタル印刷工程を強化した。

同社がクライアントの売上・利益向上のためのソリューションとして展開しているWeb to Printは小ロットジョブを効率よく集める仕組みとしても機能しているが、ジョブ数の増加はプリプレス処理や管理作業を増やし、現場を煩雑化させるリスクも発生させる。同社ではオンデマンド出版でそれらの業務を自動化。今後、パンフレットやカタログなどのジョブにも展開していく。

コミュニケーションプロバイダーを目指す

同社は商業印刷を中心に、企画・制作から印刷・加工・出荷までのワンストップサービスを提供している。大ロット、小ロットを問わずに受注、納品できるオフセット輪転印刷機からジタル印刷機までの生産体制を敷くとともに、販売促進、マーケティングの支援を強化。印刷メディア、電子メディアを含めた総合的なコミュニケーションプロバイダーとして顧客から信頼を得ている。

昨年にはコーポレートスローガンを「印刷をプラスに変える」から「ビジネスをデザインする」に変更。印刷に限らず、ビジネスに付加価値をプラスし、顧客の売上・利益向上に貢献する姿勢を打ち出した。 物資が市場に溢れる時代、消費者の購買意識は大きく変わった。必需品以外の購入に慎重になる一方、自らの嗜好に触れるところには消費を惜しまない。多くの企業がターゲットを多角的に捉え、接点確保から購買までの手法を多様化させている。ただ、その手法が必ずしも正解とは限らず、販促部門、マーケティング部門は日夜、頭を悩ませている。

同社のビジネスの方向性もそうした顧客企業の変化とともに進化している。例えば、2012年1月に始めた情報誌「Idea 4U」。販促手法や集客事例の情報を提供するもので、同プロジェクトで開催している「Idea 4 Uセミナー」では企業の印刷購買担当者よりも、販促担当者やマーケティング担当者が多く参加する。クライアントの関係性を変えてきた同社の取り組みの一つといえる。

2007年に導入したデジタル印刷機もその一環。小ロットジョブが徐々に増え始めてきたころだった。当初は売上への寄与度が低かったものの、ソリューション型の企画案件が増えるにしたがって、パーソナライゼーション印刷やセグメンテーション印刷を採用するクライアントが増え、小ロットジョブが徐々に拡大していった。

ジョブの増加が現場のリスクに

そうしたクライアントに向けたソリューションの一つが「Web to Print」。インターネットを介して印刷を発注できる仕組みで、同社では印刷通販のように不特定多数の顧客向けではなく、特定の顧客向けにサービスを展開している。

同社営業本部ソリューショングループの脇村浩ゼネラルマネージャーは「多拠点でビジネスを展開し、各拠点で異なる内容、部数、時期の販促物を利用している場合、それぞれの拠点で印刷を発注していたのでは中間コストが上がってしまう。本部(本社)が発注するにしても管理が煩雑で、一極集中する窓口の負担が重くなってしまう。Web to Printであれば発注コストを下げられて、拠点ごとの発注履歴が即座に把握できるなど管理負担も軽くなる」とその利点を挙げる。同社にとっても小口の案件で効率的に受注が集められ、営業担当者がより企画・提案に時間にさけるようになる。

Web to Printを採用するクライアントが増えるに伴って小ロット・多品種化が進み、受注件数は増えていく。現在、同社では「HP Indigo 7600 Digital Press」、「HP Indigo W7250 Digital Press」のデジタル印刷機が稼動しているが、このまま受注件数が増えて行けば、将来的に出力機のアウトプット能力に、プリプレス業務が追い付かないリスクが見えてきた。大ロットでも小ロットでもプリプレス業務に係るコスト、手間は同じ。小ロットで大ロットと同じプロセスを踏めば、単価が低い分、利益を圧迫しかねない。

同社の工務担当者は、後加工や発送を含めたデジタル印刷のプロセスを効率化するため、用紙やサイズが同じジョブをグループ化して生産し、無駄な印刷準備、加工準備が増えないよう工夫するとともに、作業指示書の入出力もまとめて処理するなど合理化を進めてきた。しかし、いずれ限界が来る。「繁忙期には特定のスペシャリストに業務が集中し、このまま物量が増えていけばパンクしかねない状況が見えていた。フロントから入ってきた案件をどう人的リソースに頼らず処理させるかが生産部門の課題だった」(脇村氏)という。Web to Printで受注件数を増やす仕組みができていても、それを担保する生産体制の再構築が急務となっていた。

1日がかりの出力準備がわずか1時間程度に短縮

プルキャストの「PC OneFlow」は、入稿されたPDFデータや受注情報から、生産計画やプリフライトチェック、面付け(オプション)、カラーマネジメント(オプション)などプリプレス処理の自動化をするワークフローソリューションで、外部ソフトウェアやデバイスとの連携にも柔軟に対応できる。同社では2015年暮れに導入し、まずは書籍のオンデマンド生産での活用を進めた。出版社のWebサイトで注文が発生すると、本のPDFデータと受注データがサーバーに送信される。それらのデータ、情報がPCOneFlowに流されると判型や納期などに基づき、予め決められた一定のルールに沿って同じ仕様のジョブがグループ化される。工務担当者は生産計画に基づき、それらのジョブを出力する順番を決める。面付けはワンクリックで終了する。

導入前はExcelデータでジョブの一覧を作成し、工務担当者が組み合わせをその都度考えていた。数十種類におよぶ製品仕様から、最適な組み合わせを決めるのに時間がかかっていた。さらに生産計画を立てた後、グループ化されたジョブの一覧をもとに、PDFデータを選択して面付けしていたが、デジタルフロントエンドの面付け機能では時間がかかる。生産計画から面付けするまでの出力準備に1日がかりだった。

PC OneFlow導入後は出力準備作業が1時間程度に短縮。工務担当者にかかっていた負担が分散された。「面付けソフトがパワフルなので、作業があっという間に終了する」(脇村氏)と省力化を実現したことで、プリプレス業務はクリックすれば誰でもできるようになった。

2016年3月現在、PC OneFlowはオンデマンド出版の業務で活用されているが、今後、チラシ、パンフレット、フォトブックなどにも対象範囲を広げていく。脇村氏は「受注内容がお客様ごとに状況が違うため、その都度、営業、工務、生産の各担当者が打ち合わせして最適な生産フローを相談していた。カラーマネジメントシステムで標準化した品質がお客様の了承が得られていけば、打ち合わせの手間がなくなり、生産フローの自動化がもっと進められると思う」と展望。「オンデマンド出版で前工程が激減しているメリットは大きい。他の業務に展開すればもっと大きな成果が得られると思う」と、PC OneFlowがもたらす自動化に期待を寄せる。