「Canva」で制作したデザインは商用利用OK！

  まず前提として、Canvaで制作したデザインは商用利用できます！例えばダイレクトメール、広告、パンフレット、名刺、ブログ、Webページなどへの使用が認められています。Canvaには無料プランと有料プランがありますが、商用利用はどのプランでも可能です。
  さて、商用利用自体は認められているのなら、いったいどのようなことに注意すればよいのでしょうか？

ダイレクトメールに素材やテンプレートを使う時、やってはいけないこと

　前回のブログでもお伝えしたように、Canvaは素材やテンプレートが豊富であることがなによりの特長。これを求めて利用される方が多いかと思います。注意すべき点とはこの素材やテンプレートの用途や利用方法についてです。ちなみに、以下で取り上げる例は、加入プランやライセンスに関わらず全ての素材共通で禁じられています。では、詳しく解説していきましょう。
参照元：Canva利用規約

NG例①　テンプレートに手を加えないまま商用利用する

　Canvaが提供するテンプレートは、全く手を加えずそのまま商用利用することはできません（転売と見なされます）。必ず、文字を自社のサービスや商品に合わせて書き換えるなどしてから利用しましょう。また、「©Canva」のようなクレジットの記載は必須ではありませんが、素材に元から著作者の表記などが含まれている場合、それを勝手に削除し利用することはできません。
　ちなみに、手を加えれば商用利用は可能ですが、Canvaの素材やテンプレートを使用したデザインは、例え手を加えていても「商標登録」や、会社のロゴとしての利用はできません。これは、Canvaを利用する他のユーザーもまた同じようなデザインを作る可能性があり、商標登録において必要なオリジナル性が確保できないためです。

NG例②　「Editorial Use Only」の表記がある素材の使用

　Canvaの素材を見ていると、時々タイトルや説明欄に「Editorial Use Only」と書かれたものが見つかります。これは日本語で「編集目的のみ、出版専用」などを意味し、その言葉通りニュースや報道などの用途でのみ、使用が認められている素材です。つまり、ダイレクトメールなどの商用には利用できないため注意が必要です。素材のタイトルや説明文は、見逃さないよう使用前に必ずチェックしておきましょう。ブラウザ版なら、素材にカーソルを合わせると表示される右上の「...」ボタンをクリック、スマホアプリ版なら素材のロングタップ（長押し）で簡単に確認できますよ。

NG例③　素材に写っている人物に悪い印象を与える使い方

　Canvaの提供する素材には、イラスト・写真・動画・音楽がありますが、中には人物が写っているものもあります。当然ながら、そのモデルの名誉を傷つけるような、悪意のある使い方はNGとされています。規約で禁止されている使い方の一例がこちらです。

　取り上げられているもの以外にも、不道徳な、または違法な行為に従事しているように見せる使い方や、身体的・精神的に不調であるかのように見せる使い方は禁止されています。
さらに、写っている人物、またはブランドなどが、特定のサービスや商品の利用をまるで推奨しているかのように見せることはすべてNGとされています。例えば、人物に「吹き出し」を付けて「DMステーション、おすすめです！」などと喋らせるデザインなどは制作してはいけない、ということです。
人物の写真を使用する際は、その使い方と表現に十分配慮しましょう。

Canvaは規約を守って正しく活用しましょう！

　今回はCanvaで提供されている素材やテンプレートを商用利用する際の注意点を解説しましたが、他の素材配布サイトからダウンロードした素材を使う場合には、そのサイトの規約も忘れずチェックしましょう！
規約に当てはまらないケースなど、「この場合はどうすれば？」と迷うことも出てくるでしょう。そんな時は自分だけで判断せず、Canvaに問い合わせてみることをおすすめします。

※なお、こちらの記事は2021年6月時点の情報をもとに作成しております。最新の情報や規約の全文は、
Canva利用規約ページをご確認いただくようお願いいたします。

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