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具体的な課題やお客様の業界特性等をふまえ、個々の状況に合わせて対応いたします。

地元で知名度の高い老舗企業の新店舗オープンを機に プレスリリースを通じた、リブランディングの「しかけ」づくり!

ブランディングしたい集客を増やしたい 2021年5月 6日

課題

新コンセプト店舗オープンのお知らせを、だれにどう発信するべきか?
・老舗として元々のブランド力があるがゆえに新規顧客獲得の施策は不十分。
・一方で、社会の変化に応じたターゲット再設定の時期との意識は高まっていた。

専門性の高い商材を中心に販売されている、老舗企業の事例です。小規模なネット通販運営を取り入れつつも、圧倒的に店頭での販売が中心。新店舗オープンの目的の1つにも挙げられていましたが、既存顧客層を大切にしながら、新規顧客として従来とは異なるターゲット層を開拓しなければ、という機運が熟していました。地元では知られていた(=ブランド力がある)ことで、これまで本格的な新規顧客獲得施策に取り組んでいなかった(=取り組む必要がなかった)事情もあったようです。社会全体が大きく変わっていく中で、現状維持ではいずれ限界が来るという観点で、どう発信すべきかの相談を受けました。

解決の糸口

WEBを中心にメディアの多様化が進んだプレスリリースを活用する!
・「新コンセプトでスタートする新店舗=リブランディング」と捉え新規顧客獲得のチャンスに!
・「WEBでの告知=インターネット広告」と捉えがちな中、プレスリリースという選択肢を提示。

複合的な背景があっての新店舗オープンですが、打合せ段階で見えてきたのが、自社の「強み」を自覚なく「当たり前」とらえる傾向です。決して珍しい現象ではなく、長い歴史のある老舗企業に時々見られます。そこで、客観的視点で捉え直して初めて、リブランディングに取り組めるというポイントをお伝えしました。当初、拡散と言えばWEB!という発想でインターネット広告をイメージされていましたが、費用対効果の面での危惧もあり、別の視点からプレスリリースをご提案。ウェブメディアの増加等、昨今の状況にも納得され、リブランディングの第一歩として、プレスリリースによるオープン告知という方法を選択されました。

注目ポイント

プレスリリース用の取材で抽出された「強み」「課題」を情報発信に活かす
・「リブランディング×オープン告知」を意識した表現を軸に原稿を作成。
・取材によって提供できるのは「お客様自ら語ることで自社の課題に気付く」という体験。

弊社ライターによる取材を実施。新たなターゲット層にも向けたキーワードを考慮して原稿を作成しました。配信される側の記者や編集者は、最初のタイトルとリード文で興味が持てるかどうか判断するプロですので、特にタイトルへの配慮が肝心で、インパクトを重視しつつ、簡潔で伝わりやすい表現を心がけました。(最終的には、配信代行も対応)。また、プレスリリース用記事とは別に、ヒアリングを元にこれまでの歴史や実績、さらには今後の展望等をまとめた文書を作成したことで、意識できていなかった「強み」と共に「課題」を把握する資料になったとのコメントをいただきました。

結果

オープ二ングとしては期待通りの来店があり、次なる課題に向けた取り組みへ
・新店舗オープンの記事については、複数のメディアで取り上げられて配信された。
・別途まとめた資料は、社内で伝えるためのツールとして活用していただいた。

プレスリリースを配信した翌日から、業界情報のポータルサイトや、新聞のWEB版等(業界紙以外にも見受けられました)等、複数のメディアに新店舗オープン及びオープンキャンペーンに関するニュースが掲載されました。こうした流れもあり、実際に従来にはなかった新たな層の来店もあったようです。さらに、プレスリリースをきっかけに作成した資料は社内でも共有され、今後向かうべき方向性を確認する際に活用していただけたようです。

まとめ

■「WEBでの拡散=インターネット広告」という発想でなく、プレスリリースの活用を促した。
■WEBメディアの台頭もあり、幅広く検索キーワードを考慮した原稿かどうかが影響する。
■プレスリリースの取材が、お客様の「気付き」につながり、リブランディングにも役立った。