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具体的な課題やお客様の業界特性等をふまえ、個々の状況に合わせて対応いたします。

会社案内冊子拡充の「切り札」のひとつとして提案! 社員の方々へのインタビューを元に新コンテンツをプラス

ブランディングしたい 2021年4月 9日

課題

順調に成長を続ける企業が求める、会社案内のリニューアルとは?
・依頼時の最初の言葉、「内容を更新したい」の真意を理解するため徹底的にヒアリング。
・現状の立ち位置を正しく捉えるために、ここ数年の変化や業界の背景を確認。

もともとお付き合いのある企業の担当者の方から、数年来のデザイン及びコンテンツの一部情報の更新という形で対応していた会社案内冊子をリニューアルしたいというご相談がありました。もともとはA4サイズの4ページという従来の想定でお話をされていましたが、現状について伺う中で、企業としての成長に合わせた内容にグレードアップさせる必要性を感じました。対話の中で課題を掘り下げながら、ヒアリング内容から検証し、プラスするのが望ましいコンテンツを検証し、客観的視点で、改めて全体の企画・構成案をご提案する流れとなりました。

解決の糸口

ブランディングの視点から、社会に「どんな価値をどう発信したいか」を重視
・BtoBtoCのビジネスで欠かせないCの視点を、企画・構成のヒントに!
・客観的に見た「強み」をわかりやすく伝えるためには、増ページも必要。

提案に向けて大切にしたのは、直接伺って始めた見えた事実、背景、今後のビジョン等を、「こうありたい」「こうあるべき」「こう見られたい」といったあらゆる角度から見つめ直すことでした。知ってるつもりの思い込みベースのアイデアでは本当にふさわしいものにはなりません。そこで、ブランディング的な切り口から、「お客様のその先のお客様であるとしたら、何を望むのか」を紐解きつつ、わかりやすい会社案内にするためには、新たなコンテンツが必要との判断に至り、ボリュームアップも要件のひとつとして抽出し、一気に16ページ案を組み立てました。

注目ポイント

インタビューによる各セクションの社員・経営陣の声を通じて情報発信を!
・企業としてのビジョンに基づき、必要だと思われるコンテンツ案をリストアップ。
・丁寧にヒアリングするプロセスをインタビューとして実施し、企画のメインに据えることに。

もともと、明確なビジョンや数字目標を用いながら未来像を語る文化が浸透している状況で、それをいわゆる押しつけでなくストーリーとして「共感できる仕掛け」が必要です。その実現の手段として、インタビューが最適だと判断しました。様々なセクションを代表する社員の方々へのインタビューから得るリアルかつ具体的な情報により、情報の濃度も深まります。さらに、通常接点のない代表等の経営陣から直接得られる情報の大切さは言うまでもありません。これを基軸に全体構成を企画し提案した結果、4倍ものボリュームで構成する案で正式決定しました。

結果

1冊の中に伝えたいことを集約できたことも評価され、以後も同コンセプトで継続中
・広報として会社案内が求められる頻度が増え、ブランドイメージ発信にも貢献できた。
・大幅リニューアル時の内容を維持したまま、それ以降は数字的な更新だけで継続中。

各々の方にインタビューを実施した内容を、部署紹介的なインタビュー企画として打ち出すページ以外にも、全体を通じてキャッチコピー等のキーワードに反映させるような編集上の工夫を徹底。企業としてのブランドイメージ統一を図ることができました。従来の会社案内と比較すると、情報発信ツールとしての「価値」「精度」も向上し、以後は基本的に数字データ部分を更新するのみの対応で継続しています。

まとめ

■客観的視点からの気付きが課題解決のヒントになるため、インタビューを行う意味は大きい。
■企業の成長に合わせ、ブランディング視点からコンテンツを企画することが重要。
■コンテンツの検討時にインタビュー企画を組み込むことで、情報発信のクオリティも向上する。

関連項目として、こちらもご覧ください

<インタビュー・取材>
https://fujiplus.jp/services/creative/interview.html

<コンセプトメイキング>
https://fujiplus.jp/services/planning/concept-making.html

<ライティング>
https://fujiplus.jp/services/planning/writing.html