WORKS
具体的な課題やお客様の業界特性等をふまえ、個々の状況に合わせて対応いたします。
課題
ハロウィンイベントの集客施策として店頭で手軽にできることは?
・郊外型商業施設として地元密着型ならではの良さを打ち出したい。
・もともと派手なプロモーションはしない、という姿勢はそのまま。
・顧客層の拡大を狙って、ファミリー層へのアピールにできれば・・・。
いわゆる都市型、ターミナル型の商業施設とは異なり、郊外の地元から愛され続けている店舗です。ただし、年々顧客の高齢化が進んでいる状況にあり、新たな顧客層の開拓が急務となっていました。当時、そのきっかけとしてハロウィンイベントで何かやってみようという機運になってのご相談でした。ただし、あくまでも小規模で何かできること、大きなコストもかけられない、という条件がありましたので、企画段階で社内でもさまざまな方向からアイデアを出し合い検討しました。
解決の糸口
シンプルでありながら印象的かつ楽しめる仕掛けとは何かを考える
・「できないこと」の条件に惑わされず、エンドユーザー目線での発想が大事。
・行けば何となく楽しいことがありそう、というシンプルな期待感を形にする。
・ファミリー層にもSNS等でシェアする文化が根付いているという事実。
実際にどういうことがあればお店に出向くのか、というエンドユーザー目線で考えた時に、イベント気分を盛り上げる切り口を検討することで「答え」に近づける、という基本に忠実に提案を行いました。スマホで手軽に写真を撮影するのが日常生活の一部となり、さらにSNSでのシェアが「当たり前」になった時代の流れを意識したことが、共感ポイントを導き出すきっかけとなりました。
注目ポイント
ハロウィンイベント+ショッピングで「家族の思い出作り」というシナリオ
・顧客から「これまで社内リソースでの対応時にはなかった発想」との反応。
・「点」で終わらせず、「線」にしてストーリーを作っていくことが大切。
・「お子様の笑顔=楽しさの記憶」でファミリーぐるみでのファン化を狙う。
ハロウィン気分が楽しめるフォトスポットを設置し、来店動機につなげるアイデアです。指定したいくつかのSNSのいずれかにフォトスポットで撮影した画像を投稿した画面を見せるとお菓子をプレゼントするというイベントとして構成しました。(※他にもいくつかプラスアイデアを提案しましたが、協議の上絞り込まれました。)ファン化を促すための、きっかけ施策として位置付けました。
結果
イベントの盛況を受け季節イベント時に継続して何らか案件受注
・印象的なクリエイティブの「仕掛け」を設置するだけで、店頭での注目度が高まった。
・ハロウィンイベントが、既存の年齢層以外のファミリー層の来店のきっかけになった。
・ショッピングは楽しいという大前提のもと、季節イベント施策の大切さを再確認。
予算的な縛りがあるにせよ、その中でできることを考えてご提案するのもプロとして大切な姿勢です。まずは小さなトライアルから始め、継続的に取り組むことで成果につなげる方法を選択したことが功を奏しました。ハロウィンイベントでの反応を受けて、その後もWEB関連等の別アプローチが必要な案件についても、継続的にご相談いただいています。
参考デザインイメージ(※同コンセプトで作成したサンプルであり、実際のものとは異なります)
参考使用イメージ(※店頭での使用イメージを表現するために作成したサンプルです)
まとめ
■店頭でインパクトのある「仕掛け」を手軽に実現するには、大判印刷の活用もひとつの方法。
■お客様の思いを正しく理解し「現実的提案」の切り札としての企画は、手軽さと迅速さが必須。
■最終目的につながるような、点と点をつないで線を描いていくストーリーとしての企画が大前提。
関連項目として、こちらもご覧ください
https://fujiplus.jp/services/production/large-format-printing.html