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■ 事例から見る !コアファンから伝搬した見込み客!……!!!!5図2「集める」のではなく「集まる」のがコミュニティマーケティングマスマーケティングコミュニティマーケティング■ 運営のための手順として、ツールの選定、初動メンバーの選定、コミュニティマネジャーの擁立、ガイドラインの策定などがある。■ 常に相手と向き合い"声"が直接聞ける仕組みとして機能させるための運営が必要である。用を有効とするのか、スピーディーなチャット形式が必要なのかなどを想定します。 その上で、初動として注意したいのがメンバー選定です。商品・サービスのコアファンやヘビーユーザーであったり、興味・関心における世界観に共感してくれるメンバーなどが良いでしょう。そうとはいえ、細かな趣向や意見の違いなどもあるので、初動メンバーの人数はあまり多すぎない方がいいのかもしれません。 また、コミュニティ運営においてはコミュニティマネジャーを決め、コミュニティを安全な場として管理しないといけません。コミュニティで大事なことは、自由な意思で参加ができ、居心地の良い空間が提供されていることです。その中で、誰もがいつでも発言でき、積極的にコミュニケーションがとりたくなるような場を維持します。そのためにもコミュニティにおけるガイドラインを策定し、禁止事項なども明確にしておきます。 それと一番気をつけたいのが、コメン ト返信です。参加者が発言したことに対し、何の返信も無ければコミュニティは活性化しません。そのためにも、コア メンバーがスピーディーに返信し、参加者のモチベーションが下がらないようにします。かつ、単に回答に終わらず、他の人も引き込みながら会話が続けられるような発信内容を心掛けることも大事でしょう。 コミュニティの熱量が下がらないように持続するために、時にはオフラインの場を提供したり、象徴となるシンボルやキャラクター、オリジナルグッズを制作するなどの工夫をします。単調にならず、あらゆる方法で相手と向き合うことが求められます。 いくつか事例を見ていきますが、主にBtoCで展開するとある通信事業者では、他社との価格競争に巻き込まれないように常にユーザーの「声」を吸い上げられるようにアイデア募集をしています。ユーザーとの双方向コミュニケーションを行ない、コミュニティの存在が解約率を下げ、紹介率を上げる工夫となっているようです。 他にも、生活雑貨・食品などを多店舗 展開で取り扱う企業では、ユーザーとの間にモノづくりのためのコミュニティがあります。ユーザーであるファン が参加できる商品開発を実現し、中にはヒット商品も発出できているとの こと。また、既に販売している商品の改良や再販などの要望を受けるためのコミュニティも存在し、ブランド力の強化に繋がっているようです。 一方、BtoBで展開するクラウドサーバー等を提供する企業が運営するコミュニティでは、初動メンバーは数十名程度でスタートするも、いまでは1万人以上の参加者がいるとのこと。情報収集がしやすいだけでなく、年間約300回も開催されるミートアップがあり、このコミュニティから次世代のサービスやテクノロジーなども誕生しているようです。 また、とあるクラウドサービスが展開するコミュニティでは、ハウツーや技術情報の共有ではなく、ユーザー同士を繋げ人脈が広がるように設計されているとのこと。これはユーザーの本質的な目的を具体化したものであり、サービス利用の活性化にも繋がっているようです。 ビジネスでのコミュニティ構築においては、時間がかかり、成果が計測しにくいデメリットなどもあります。ただ、ブランディング観点で自社を認知してもらい、ファンに醸成していく過程において、ユーザーの"声"ほどビジネスに有益なものはありません。周囲からの意見を受けながらオープンに成長を目指す企業にとっては、この"声"が直接聞ける仕組みづくりに取り組んでおけば、それはやがて会社の財産とも言える存在になることでしょう。(株式会社フジプラス) 企業・サービス企業・サービス大衆相手Idea4U vol.67コミュニティ2023 Autumnまとめ■ コミュニティマーケティングは、オンラ インを軸にユーザーとの双方向なコミュ ニケーション環境を共に作り上げていく取り組みである。コミュニティマーケティング

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