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12wイメージ10Idea4U vol.672023 Autumn顧客の購買熱をあおる新たな販促施策が必要!ロイヤル顧客への段階的なDM送付で興味を惹きつけるこれまでの課題課題に対する解決の糸口「全日本DM大賞」は、企業から実際に顧客に発送されたDMを対象 として、全国の応募作品の中から優れた作品を表彰する、日本郵便主催のアワードです。中でも今回は、「銀賞」「審査委員特別賞クロスメディア部門」をW受賞した、老舗釣具メーカーの新製品を告知するDM施策について解説します。 釣具の製造・販売を行う老舗メーカーが、上級者向け釣竿を10年ぶりにフルモデルチェンジすることに。釣竿の新製品は、販売開始してすぐの販売数(初速)が以降の売れ行きを大きく左右するという特徴があります。この 初速をなるべく高めるために、これまでにない施策を実施したいというご相談をいただきました。 高級釣竿の販売効果を最も期待できるのは、ロイヤル顧客である"釣り愛好家"です。そこで紙DMを発売1か月前、発売1週間前と段階的に、ロイヤル顧客向けに優先して 送付することで、好奇心を誘うシナリオを作りました。 さらに一般消費者向けには雑誌へ広告を掲載。Facebookに誘導することで、新商品発売の拡散を図りました。● 上級者向け釣竿の10年ぶりのフルモデルチェンジにあたり、販促施策を立てたい。● 今後の売上を左右する、販売当初の販売数(初速)を出来る限り高めたい。● 初速を高めるためには、これまでと違う新しい施策が不可欠と判断。● 販促効果が最も期待できる ロイヤル顧客には、発売1ヶ月前に ティーザーDMを送付。● さらに発売1週間前には先行発表DMを 送付した。● 一般消費者に向けた施策は雑誌へのティーザー広告掲載で宣伝し、 Facebookへ誘導。企画アイデアで売上アップ入念な「しかけ」づくりで、全日本DM大賞受賞へ!顧客のロイヤリティを刺激する拡散型DM施策

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