12wIdea4U vol.662023 Summer10ギフト会社としてさまざまなカタログを発行されているお客様。今回は贈り物としてではなく、買った本人やその家族で楽しむための「自家需要」向け分野を 開拓するべく、新たな施策を考えることとなりました。お客様とフジプラス、 双方の各部門がコンセプトを共有し合い企画をブラッシュアップ。掲載商品の魅力を全く新しい見方で捉えたアイデアを、お客様とともに導き出した事例としてご紹介いたします。イメージこれまでの課題課題に対する解決の糸口 お中元、お歳暮の時期に、贈り物用ではなく、購入者自ら(主に家庭内で)食べるために買う「ついで消費」のカタログを別冊版として発刊してきました。そんな中、さらに売上を伸ばして行くために、客観的な立場(消費者目線)での改善案について、フジプラスがカタログ企画(構成)から編集、デザインまで一任されることになりました。ディレクター、プランナーがお客様からヒアリングを行ったうえでアイデア出しをし、提示された条件の範囲内でいくつか企画案を提出することに。 商品ラインナップはほぼ変わらないという条件を受け、商品の詳細情報をもとにシーンを起点に企画テーマを設定しました。企画軸がブレないよう、テーマを絞り込んだコンテンツとして構成し、時代の空気感やトレンドを取り入れ、いわゆる「映える」ビジュアルで目新しさを意識しましたBtoBtoCのビジネスの特性として、Bにもその先のCにも共感が得られることが必要です。双方にとって刷新された印象とは何かを検討し提案した結果、自社スタジオでの撮影をフルに活用したオリジナル撮影をキービジュアルとする、フリーペーパー仕様のツールを作成することになりました。現状に対して新たな施策を打ち出せない状況下での依頼●商材は食品。自家需要向け別冊版の消費者の関心を高めるツールへの変身を目指す●商品でなくシーンから探る、企画の方向性。●テーマを絞ったコンテンツ構成。●掲載商品は大きく変えられない中で「見せ方」の大変革を。●「映える」ビジュアルでおしゃれな売上をアップさせたい。●ただちに対策をとるための改善アイデアが必要。●「消費者目線で企画から考えてほしい」とのリクエスト。●商品ラインナップ、予算は現状維持が条件。フリーペーパー風デザインに。通販・ギフト系事例消費者目線で企画 売上アップを目指すギフト会社の「自家需要カタログ」制作事例
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