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❹ 企業ブランド単独 (個々人のブランドは見えない) ❸ 特定の個人ブランド ❷ 限定的個人のブランド結合 企業のブランディングと構成メンバーの関係性/代表的バリエーション資料2これが正解だとか、理想だとか、典型的という分類は不可能です。企業と個々の構成メンバー(社員だけでなく全従業員を指す場合もあるでしょう)との関係性は、いろいろあってしかるべき。ブランド戦略として何をどう活かし、どんな達成目標があるかで全く異なってくるからです。 ❶ 個々人のブランドの集合体 =企業ブランド個別ブランドが数多く集まって企業ブランドが成立=企業ブランド一部の個別ブランドが牽引して企業ブランドとして成立一人のブランド力がそのまま 企業ブランドとして成立Idea4U vol.65=企業ブランド総体として ブランドが存在するが個別には成立してない2023 Spring■ ブランディングを正しく理解することで、ビジネス全般を見渡す際の視野が一気に広がる。■ ブランディングは「看板を守る」仕事全般なので、リスクマネジメント感覚も大切な視点。ようご注意ください。ブランディングは、マーケティングと関連する切り口ではありますが、具体的な販促活動とは違い、売り上げのための具体的アクションではないわけです。より広範囲で、全部署を巻き込む感覚で、長期にわたって取り組むものだと理解するとわかりやすいと思います。 販促とは違って、起こしたアクションに対し結果が比較的すぐに見えるわけではない、というブランディングの特徴を正しく捉えることが重要です。アプローチの方法も、結果の見え方も違うものを同列に並べても意味がない、ということです。異なるベクトルの線が相互に作用しながら面をつくりあげる(効果の範囲を広げる)イメージなのです。別物だけど常に影響し合う両者、といった意味合いです。対処療法的かつ即効性のある薬とは違うサプリメント的なもの、いったところでしょうか。 弊社が改めて自社のブランディングにこだわった理由の1つが、自らを正しく捉えきれていないのではないか?と思い始めたことでした。もちろん、大手●短期的に見ると、直接的効果を計ることはできないが、「企業の価値を底上げする原動力となり得るもの」と捉える。長期的に見れば、売り上げ等にも影響を与えるフックにもなると考えられる。企業やBtoCが主体の企業では、以前からブランディング対応も進んでいて、消費者としての立場で実感することも多かったわけですが。BtoBの中小企業、というこれまでの常識で言えば最もブランディングとの距離が遠そうな弊社でも、取り組みを始めてやっと見えてきた課題や解決策を思うと、やはり意味は大きいと感じました。●状況にもよるが、新たな活路を見極めるためにも、企業の業態や規模感とは関係なく「自分たちが目指すものを再確認し、業界内での立ち位置を確認する」ことを目的とした取り組みである。 何を達成するためのブランディングなのか?という目的が明確であればあるほど、取り組みによる影響や変化を実感できるはずです。企業全体でひとつの大きな目標に向かい、達成に必要なことを抽出した段階で、経営層だけでなく、だれもが何かで役割を持つ(貢献できる)状態に落とし込んで、日々意識しやすい状態に仕上げるのが肝心です。各々の当事者意識が「内側」から企業としての力を底上げし、「外側」から見て信頼できる強固な印象に進化していく、ということなのです。 どうしても、ブランディングという名前に引きずられて、身構える方もいらっしゃいますが、以前弊社の事例でお伝えした通り、まずは何を達成したいかを絞り込み、「そんなふうに見てもらうために何をすればいいのか?」から逆算して、「設計図」づくりに着手しました。そこからは、先にも述べた通り、経営層だけでなく一般社員も一緒に考えることが大切です。目標に向かって皆で知恵を出し合う時、各々の立場で「自分ごと化」して考えますよね。この経験が、自ら所属する企業を「会社は」と他人事のように突き放さず、「私たちは」と主体的に語ることを可能にするわけです。正しいトレーニングによってじっくり筋力を付けるように、日々の努力の積み重ねを重視したいところです。 企業にとって「かくあるべし」の姿が明確だと、ブランディングへの取り組みがスムーズになるのはこうした背景があります。一般的に言う経営理念等の本質を、働くだれもが把握し、日々の仕事の中で意識し行動することが、「内側」から固める近道ですね。「外側」の壁を立派にするのと同じく、「内側」からの補強が肝心なのです。冒頭のタイトルの話に戻しますが、だれもが個人としてのブランドを確立できれば、その集合体として企業のブランド力が高まる、という事実は、胸に刻んでおきたいものです。(株式会社フジプラス)9まとめ■ 今や、会社の業態や規模に関係なく、 ブランディング視点は欠かせないものとなった。BtoBの業態であってもブランディングは必要?聞かれがちな質問例2[終わりに]

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