Idea4U vol.642023 Winter6 数年前からキャンプが人気になっているせいか、キャンプ場の予約が取りにくくて好きな時に行けない。シーズン中は混雑して周囲の喧騒が気になる人も少なくない。そのため山林を購入するキャンプ愛好家もいる。しかし、費用や維持・管理の手間を考えると誰もが気軽に山林を購入することはできない。 岐阜県東白川村の林業・製材業社はそこに目をつけて、2020年11月から自社所有の森林を貸し出すサービスを始めた。1区画は約300坪(約990m2)で、簡易トイレはあるが水道、電気なし。区画内の直径15センチ以下のヒノキやスギは伐採可能。料金は1年契約で6万6000円(税込)。 いつでも予約なしで気軽にキャンプ 室内は、酒で顔が赤くなっても気にならない程度の明るさに設定され、気配りが行き届いている。ができる。テントを好きなところに張れて、焚き火も自由だ。所有ではないから登記などの手続きは不要で、固定資産税も発生しない。 最初に17区画を貸し出たところ東海地方を中心に遠くは東京から440人もの応募があった。その後、村から村有林活用の依頼があり、現在は計77区画を貸し出していて空きはない。 1年の契約期間が終わると契約解除もできるが、9割の利用者が契約を更新するほどの大人気だ。 さらに、同社はノウハウを活かして、北海道、静岡、京都・福知山、福岡の山林所有者とフランチャイズ契約を締結し、同社のホームページで利用者を募集しているが、どこも契約済みが多い。いる。「この辺りはスーパーがなかったので、すごく助かっています」との声も聞かれる。■オフィス街のスーパーマーケット 名古屋市中区のオフィス街では近年、マンション開発が進み、住民が増えている。ところが、周辺にはスーパーがなく、食料品が買えない住民が多い。そんな需要に応えるスーパーが開店した。 都心でテナント料が高いため、商品価格も高くなる不安がある。そこで同店では、レトルト食品や調味料関係を置かずに生鮮食品に特化し、駐車場を設置しないなど、コスト抑制を徹底して値段に影響しないようにしている。 その甲斐あって店は連日賑わってそのままの自然に価値がある 山林のレンタルサービスプロモーション集客・販促ヒント100選!!見落としていた新たなニーズに応える店■酒を飲まない人も楽しめるバー 若い世代を中心に酒を飲まない人や、飲んでも深く酔いたくない人が増えている。また世代に関係なく元々酒が苦手な人も多い。 しかし、彼ら全員がバーや居酒屋などを嫌うとは限らない。むしろ「カフェみたいに落ち着く場所でなく、気分をアゲたい時もある」と、自分達も楽しみたいという声も多い。 そんな声に応えるバーが、今年6月東京・渋谷に誕生した。 メニューは、自家製レモネードのカクテルなどノンアルコールや低アルコールの商品などが100種類以上あり、アルコール度数を0%、0.5%、3%から選べる。
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