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 スマホで簡単に高画質の写真が撮影できる今、苦境に立たされている街の写真館は少なくない。 ところが今、東京や大阪などで若い人を中心に「セルフ写真館」が人気になっている。 この写真館には、フォトグラファーがいない。撮影スタジオには、三脚に据えた一眼レフカメラがあり、その前には椅子が2脚ある。スタッフが最初に使い方を説明して、あとはお客さん自身が自由にリモコンスイッチでシャッターを切るだけ。 カメラの絞りや感度、照明は専属のスタッフが設定済み。オートフォーカスになっているため、お客さんはシャッターボタンを押すだけでいい。 スマホと違ってプロユースのカメラで特別感のある写真が、プリクラのように気楽に撮影できる。また、他人の目を気にすることなく自由に、自然の表情を写すことができる。 東京・渋谷にあるセルフ写真館は予約制で、店のサイトで予約を済ませて来店。15分間撮り放題で1人1900円。写真はモノクロ10枚を選んでスマホ に送られる。L版の印刷写真と4カット写真とハーフサイズの写真もセットで人数分もらえる。 他にも、15分間撮り放題で、1人1500 円、カラーかモノクロどちらかを選択し、全写真がデータで提供される店もある。 若い人たちの間では、普段と違ったプランもある。様子のモノクロ写真が人気になって いる。 優雅な宿でインスタ映えもよくて人気となっている。6Idea4U vol.622022 Summer■平安時代にタイムスリップ 徳島県阿波市の山中に、平安貴族の屋敷を思わせる寝殿造りの温泉旅館がある。 客室は10室だけで、各部屋50帖以上の広さ。檜の銘木を贅沢にあしらい、御簾で仕切られて平安絵巻のような幻想的な空間だ。灯り、調度、御簾、畳の縁など細部まで平安の時代考証に基づいている。 部屋着は公家の普段着「狩衣」に似たもので、有料で十二単など、本格的な平安装束の着付け体験もできる。お香や、扇を飛ばして的に当てる投扇興などの平安遊びも体験できる。プロモーション集客・販促ヒント100選!!本格機材で自撮り セルフ写真館が大人気コロナ禍でも奮闘 ホテルのアイデアプラン■キャンピングオフィス オフィスを離れたアウトドアなど非日常空間でのオフサイトミーティングはリフレッシュできて、新しいアイデアが浮かびやすい。しかし、準備が面倒で、交通の便も悪い。それを解消するプラン を岐阜県岐阜市のホテルが始めた。 長良川の悠久の流れを見下ろす11階のテラスに大型のテントを設営しデスクを運び入れて、オフサイトミーティング。 夜はそこでバーベキューを楽しめる。焚火体験もできて、火を囲んでのトークも面白い。宿泊は客室で、朝食はビュッフェ。料金はシングルルーム1名で平日49,500円(休前日55,000円)。バーベキューの代わりにホットサンド&ハンドドリップコーヒーが付く日帰り

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