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Idea4U vol.612022 Spring6 同スーパーでは200店舗にこのレーン を導入していく予定だ。54.6%増えた。■会計の遅いレジを導入 オランダの大型スーパーでは、2019年夏からレジのスタッフと顧客が会話を楽しみながらゆっくり会計をして、通常より時間のかかるレーンを設置している。 これは高齢者の孤独を減らす政府プログラムの一環として行われたもので、評判は上々だという。75歳以上の高齢者が130万人暮らすオランダでは、彼らの孤独感が懸念されている。 そこで店員と客がたわいない会話をすることで、地域のお年寄りの孤独感を減らすことが狙いだ。 おしゃべりを楽しみたい人が専用レーンに並ぶことで、早く会計をしたい人がレジに並ぶ時間を縮小できた。■ライバル店の看板が燃え上がる 直火焼きのビッグサイズバーガーを売りにしている、ハンバーガーチェーン B社が、ブラジルでライバルのM社の広告を“燃やす”キャンペーンを行った。 専用のアプリをスマホにダウンロードしてM社の広告をカメラで写すと、画面の中でその広告に火がついてたちまち大炎上。そして、燃え尽きるとハン バーガー1個の無料券が現れる。 対象はM社の広告であれば何でもOK。屋外の看板や駅のデジタルサイネージはもちろん、SNSに現れた広告、パソコンで検索サイト利用時に表示されたバナー広告、クーポンも燃やし尽くされた。その数は40万件を超え、インプレッション10億。売り上げはプロモーション集客・販促ヒント100選!!客の要望に応えるスーパーマーケット■品切れに即対応 スーパーでの品切れ―顧客は欲しいも のが買えず、店は販売する機会を失う。両者にとって残念なことだ。フィンラン ドの大手スーパーはこの悩みを解消するためにSNSのチャットボットを利用している。 利用客が品切れで買えなかった場合、 SNS上のチャットボットで最寄りの店舗に補充をリクエストでき、補充が完了するとお知らせのメッセージが入る。 このサービスで送られたリクエスト の70%の商品が48時間以内に補充 でき、最終的に国内90地域の店舗で対応できるようになった。AR技術で人気を集めたプロモーションinブラジル■空に浮かぶ雲からアクセス 新型コロナウイルスの感染防止でステイホームが続いた昨年、ブラジルでスポーツシューズメーカーがAR技術を使ったECサイトを開設した。アクセス方法は、スマートフォンのカメラを空に向けるだけ。すると、ディスプレイに同社の新作シューズの形をした雲が2つ現れる。それぞれタッチ すると、ECサイトで購入でき、有名 アーティストのオリジナルビデオクリップも見られる。 家の中で鬱屈していた人が、窓辺から空を眺めて、新しいコンテンツを見ることが気分転換にもなるため話題となり、1つは30分以内で売り切れた。

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