CASE1関連項目資料1CASE2関連項目資料2経営戦略的要素・経営理念・CSR/コンプライアンスマネジメント要素・CI=MI(マインド)+ VI(ビジュアル)+BI(ブランド)・マニュアル情報発信要素・広報/PR・オウンドメディアマーケティング要素・商品開発・広告コンセプト要素・商品ロゴ・キャッチコピークリエイティブ要素・パッケージ・販促ツールCASE1「コーポレート・ブランディング」 スモールスタートしたA社が、ある程度 成長してきた段階で、企業としての発信力や信頼感を高めたい場合に、「何から取りかかれば良いのか?」と相談された場合を考えてみます。まずはスタート時の振り返りのために起業動機や目的、さらに中長期計画等を経営層にヒア リングし抽出したキーワードを元に、優先事項を設計していきます。何もかもが初めてという場合は、内部(社員)に対するブランディング思考の浸透も必要だと考えました。(※わかりやすく伝えるためのフィクションです。以下同様。) 数名で事業を運営している間は、議論・相談を通じて思いを共有するのは比較的容易ですが、企業の成長に伴い、組織を進化させるために「心と心の接着剤的なもの」が必要となります。それが、ロゴやスローガンの果たす役割とも言えるでしょう。目指すものを具現化した シンボルを持つことで、どう情報発信すべきか考える機会も増え、会社案内やコーポレートサイトによって、自らが「こういう会社だ」という統一見解が持てます。さらにふさわしい行動を意識することで、企業としての信頼獲得に繋がります。 (※資料1)CASE2「プロダクト・ブランディング」 とある地方で長年実績のある食品メーカーB社が、全国展開するにあたり新商品を開発。「従来とは異なるマーケットで勝負するにあたり、どういった施策が必要なのか?」という相談があった場合を考えてみます。この場合、地元とは違いB社のブランド力はほぼゼロなので、新商品に特化したブランディングが必要となります。どんな価値をアピールすれば消費者の関心を集め、認知度を高めることができるかを考慮した販促シナリオを作成することが必要だと考えました。(※わかりやすく伝えるためのフィクション です。以下同様。) プロダクト・ブランディングの場合は、 購入という明確な成果を目指すものなので、マーケティングと連動しながらブランドとしての価値を確立していきます。品質や製法のこだわりを正しく伝える各種ツールは、統一感のあるクリエイティブが必須で、商品サイトや、各種広告からのランディングページなど、くまなくチェックが必要です。知ってもらう第一歩となるプレスリリースのタイトルも、SEO対策上外せないポイントであり、SNSでの拡散を狙うにしても、緻密な仕掛けがあってこそ。(※資料2)[終わりに] これまで、「ブランディング」は、大企業以外は無縁だと感じていた方もいらっしゃるかもしれません。今まさに認識も新たに、新しい気付きの扉を開くチャンスです。ブランディングの規模感もいろいろなので、絞り込めば今すぐにでもスタートできます。中小企業はもちろん、極端な話、たとえ一人の起業家やフリーのディレクターであろうと、まずは自社・自身の強みを知ることから。不確定要素がうごめく現代にあって、一本ビシッと筋の通った価値を構築し、一貫性のある情報発信をすることは、大きな信頼感につながります。信頼できる人・会社に任せたい、というのは当たり前の話なのですが、そのバックボーンがブランディングであると受け止めておくのもありですね。価値観や社会の仕組みが急速に変化しながらも、人と人とで築き上げる信頼こそが資産となります。それを糧に、次なる目標に向かうことで、強いブランド、ファンに支持されるブランド、戦って勝ち残るブランドというステイタスを手にします。自信を持つことが、ひとつ上のステージに上がる足がかりとなるのは間違いありません。(株式会社フジプラス)まとめ■ 「ブランディング」の基本を理解すると、ビジネスの現場で見える景色が変わってくる。■「コーポレート・ブランディング」と「プロダクト・ブランディング」の目的を正しく理解しておく。 ■ブランド戦略は、信頼感の醸成やファンづくりの肝となり、これからますます重視される。●「これを見たらA社を思い出す」象徴として、例えばコーポレートロ ゴやスローガンを作成し、名刺、コー ポレートサイト等の外部発信ツールに反映。社員のモチベーションアップのきっかけとしても重要。●開発時に想定したペルソナに対し、食べるシーンや得られるベネフィ ット等を掘り下げ、信頼されファンとして愛され続ける商品価値とは何かを理解する。特にマーケティング視点・発想が重要。9Idea4U vol.582021 July
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