idea4u_vol58
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4つのペルソナ 目的別利用者像/リサーチから見えた事実からの流れ資料B■シルバ―ラボでは、独自の視点でシニアをカテゴライズし、傾向を割り出していわゆるペルソナ、つまりサービスや商品(ここでは靴)の典型的なユーザー像を想定します。(P4資料A参照) ■これの概要をまとめたシートがこちらです。この分類をベースに、実際に学びの種類による特性によってさらに絞り込んだり、ペルソナを細かく設定したりしながら販促のシナリオづくりをすることで、より現状に沿った施策が可能になります。シニア女性のおしゃれ意識の変化は、足元のおしゃれに対する感覚にも大きく影響。ファッション と機能性の優先割合の多様化を背景に「お出かけ」時の靴選び起点で利用者像を考えてみます。イメージ旅行にタイプの違う靴を別に持って行かれる方もいらっしゃいますから、売り手側は、いかに対象となるシニアの実態把握が大事かということですね。ファッションのカジュアル傾向がもたらしたもの ここ数年は特に、全世代に共通して言 える傾向ですが、服も靴もバッグも、カジュアル化がひとつのファッショント レンドです。かつてカジュアル系と聞くと、お金をかけない若者ファッションを思い浮かべる方も多かったはず。ところが今や、若い世代は、「気合いを入れたドレスアップスタイル」は格好悪いと受けとめ、こなれた着こなしを良しする傾向が主流で、特に足元のおしゃれの変化が顕著です。スニーカーのバリエーション が広がり、スポーティーなデザインとは異なるおしゃれ系スニーカーも増えました。それが次第に40~50代へと広がり、シニア層にまで影響しています。シニア層の間でも、「カジュアルファッションは 手抜きではなく、自分たちも楽しめるスタイルだ」と認識。それこそ、団塊の世代は、若い頃にジーンズ第1世代だったことも影響しているはずです。スニーカー売り場で、シニア男性の姿 も珍しくないですよね。「よそ行きスタイル」であるドレスアップとは違うおしゃれを長い期間を経て体得し、年齢を重ねても足元にもカジュアル感を上手に取り入れているのです。趣味・行動パターンと靴の選び方の関係 旅行のような楽しい非日常の過ごし方以上に、注目すべき視点があります。それは、日常の行動範囲と移動方法。外出はほとんど近所だけ、という場合、特に夏場はぞうりタイプのサンダルで済ます方もいらっしゃいます。そこまで気を遣わなくても良い行動エリアだからです。一方、定期的に趣味の集まりに出向く方は、それなりに意識した足元になります。人から見られた自分を、どれだけ意識する生活なのかが靴選びの基準になるということ。また、自転車または徒歩移動の場合、電車・バス等の公共交通機関を利用する場合、自ら車を運転する場合、と移動手段も影響します。当然、長く歩くほど靴に機能性を求めますし、車を運転する際は運転に差支えのない靴であることが重要です。そこに、膝や足の健康状態が掛け算的に条件として加わって、個々にふさわしい靴が割り出されていくわけですね。どんなペルソナのシニアをイメージして靴売り場の店頭を作るのか、あるいはカタログを作るのか等々、売り方の仕掛けを考える際に不可欠な視点です。ココに注目!  今回取り上げたシニアと靴(外出用シューズ)との関係については、それ以下の世代とは異なる事情が見え隠れしています。日頃だれとどういう過ごし方をするのか、日常的な移動手段は主に何なのか、どういうテイストの服を着ることが多いか、など個々人のさまざまな条件によって大きく変わるということです。(シルバーラボ/株式会社フジプラス)まとめ■シニアの足元事情も、膝や足の具合を考慮した機能性一点張り、という単純な話ではない。■旅行好きなシニアが求める靴も、旅行のスタイルや目的によってバリエーションも幅広い。■おしゃれカジュアルの台頭や、ライフスタイルと連動するシニアのおしゃれトレンドにも注目なお、ここで紹介しているシニア×靴(外出用シューズ)についての4つのペルソナを解説した資料もご用意しています。どういう内容なのか一度見てみたい、詳しく知りたい!という方は、シルバーラボのブログから、ご請求ください。その他、質問等ございましたら、併せてご記入ください。vol.14 シニア×靴(外出用シューズ) ~目的別利用者像~1若い頃からファッションのこだわり強め。洋服、アクセサリー、靴のバランスが大事2ちゃんとした素材なら+機能性の靴でもおしゃれをあきらめずに合せられそう!3進化し続けるコンフォートシューズは旅行や長時間のお出かけに欠かせない!4スニーカーも街歩きデザインも増えてエイジレスアイテムとして人気上昇中1おしゃれにこだわる コーデ優先型きちんと感 /おしゃれ一生/エレガンス/バランス2おしゃれも!機能も! 納得感重視派クオリティ /オトナ素材/あきらめない/足を労わる3体の機能低下は 靴でもフォロー型労わりながら /疲れ対策/日々のひざケア/転倒予防4安定感=安心感 ラクラク快適追求派安全が先決 /安心して歩ける/軽さ/着脱がラク【例】コーデの仕上げは足元だと思っている/いくつになってもおしゃれ心を忘れたくない/足が疲れやすいのは自覚があるがおしゃれも大事/長時間歩いても楽でおしゃれなデザインが理想/ひざに負担をかけないやさしい靴でないと/旅行を快適に過ごすカギは靴選びだと思う/スポーティー過ぎないデザインの大人スニーカーが便利!/紐を結ばなくて良いデザインもお気に入り対象商材/カテゴリー対象属性(年齢・性別)「お出かけ」シーンにおける靴全般65~74歳/アクティブシニア層の女性5Idea4U vol.582021 July

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