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関西テレビのキャラクターといえば「ハチエモン」ご紹介1995年に誕生し、みなさまからの公募によって「ハチエモン」と名付けられたカンテレのステーションキャラクター。テレビ が大好き!おしゃべりするのも大好き!チャームポイントは かわいい〝おしり″です。https://www.ktv.jp/hachiemon/アナウンサーとして意識するのは「時間と空気を作ること」の大切さ 関西在住の方は、「関純子アナと言えば『痛快!エブリデイ』」とおっしゃる方も多いかと思います。あらゆるジャンルの番組の司会を務める豊富なご経験はもちろん のこと、元気で明るい笑顔が印象的ですが、実は採用面接時のエピソードでの伝説の持ち主でもありました。面接官から1分間の自己PRコメントを求められた際、デパートのいわゆる「エレベーターガール」のモノマネを取り入れるという度胸が目に留まり、晴れて入社したとのこと。アナ ウンサーという職業には大学時代に、体当たりロケやおもしろコメントで知られたフジテレビの女性アナウンサー(益田由美さん: 当時)の姿をテレビで見て興味を持ったそうですが、直接のきっかけは大学の先輩からの誘い。「関西テレビに入社した1年上の先輩から声をかけてもらって、ほぼ準備なしで受けてあの自己PRですよ」と語る表情から、むしろ「運命」で、アナウン サーこそ天職だったのでは?というパワーすら感じました。ご本人いわく「子ども時代も、クラスでスピーチが上手な子を見てうらやましかったぐらいで。入社後も、恥ずかしながら色んな失敗をやらかしてきました」とのこと。新人時代、イン タビュー時に大女優の三田佳子さんのことを「これからが楽しみな女優さんですね」と新人女優に声をかけるように言ってしまい、その場が凍り付いた一件は、さすがに苦い思い出に。ただし、失敗したらすぐに反省し繰り返さないためにどうすべきか、失敗を糧に乗り越えてきたからこそ、「失敗は成功のもと」という言葉を実感として深く胸に刻んでいるそうです。そうした経験も乗り越えキャリアを積んだからこそ、「アナウンサーという仕事でのやりがいは、『時間と空気を作ること』だと思っています。良い空気を作って盛り上げると、発言や内容が充実して、より良い時間が過ごせると思うんです」との言葉には納得でした。「局アナ」としての豊富な経験から伝えることの意味と本質に迫る アナウンサーの視点から、ビジネス シーンで一般的な話し方の悩みへのアドバイスを伺ったところ、実に明解でした。「声にコンプレックスがあっても自分らしさだと認め、声質・声量に合わせた話し方の工夫が大事。マイクを使う時は、どう向けると集音しやすいか知っておけば自分で調整できるし、自信を持って話せますよね」と。最近では、マスクをつけたままマイクを使う場面も多いので、事前の音声チェックは特に大事です。「当たり前の話ですが、声に出すのは人に伝えるためなので、早口でまくしたてるのは論外。滑舌に自信がなくても、大切な個所を区切ってゆっくりクリアに発声するだけでも伝わり方が違います」。 例えば司会の場合、限られた時間で密度の濃い内容にするため、ムダのないシン プルな表現を心がけているそうです。「最近多いのは、進行台本での『させていただきます』のオンパレード。担当者の確認をとってから、流れを崩さない範囲で書き変えることもあります」。と関氏。確かに、会議や商談でも『させていただきます』の多用は気になるもの。スムーズに伝えるためにも、時間管理の意味でも、細かい配慮の積み重ねが不可欠ということです。もう一つの切り口は、漢語と和語、例えば「ご着席ください」と「お座りください」の使い分けです。漢語は重厚な、和語は柔らかい印象を与えますので、ビジネス系イベントでは漢語を多め、幅広い層を集めるイベントでは和語を多め、を意識するそうです。企業がセミナー(リアル/オンライン)を開催する機会も多いですが、「台本上では分からないことも多いので、通しリハーサルは必ずやるべき」とのこと。また、イベント、番組、会議商談のいずれであっても、関わる全テレビ局アナウンサーという視点から「表現のプロ」から見た大切なこと今日から実践できる「伝える力」の磨き方 コロナ禍をきっかけに、オンライン会議や商談など、直接対面で会わないコミュニケーション の機会が一気に増え、ビジネスシーンでも「どう伝えるか」が注目を集める時代となりました。これまでこうしたやり取りと無縁だった方の中には、対面とは事情の違う対応に、苦手意識で悩む姿も。そこで、表現すること全般に関わるプロフェッショナル、アナウンサーとして幅広いジャンルでご活躍の、関西テレビ放送株式会社 コンテンツデザイン本部 コンテンツデザイン局 アナウンス部 専門部長 関純子氏に、正しい伝え方についてお話を伺いました。2Idea4U vol.582021 July

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