idea4u_vol57
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具体的にイメージできるように、イメージできる最低限の属性を示したものです。この4つのパターンを 基準にして、例えば、実際のビジネスに落とし込む際は、さらに独自の条件を反映させたペルソナを想定 した上で、シナリオづくりを進めていくことになります。 4つのペルソナ 目的別利用者像資料Aエイジレスな好奇心の デジタル愛好家1勉さん 65歳/元会社員(妻・息子家族と同居)安否確認& 孫コミュニケーション型3節子さん 70歳/一人暮らし(嫁いだ娘は別世帯)スマホデビューで 生活スタイル一変派2京子さん 67歳/主婦+自営事務(夫の手伝い)イメージデジタル=面倒くさい!「俺は俺」流4勝さん 74歳/無職(妻と二人暮らし)シニアがデジタルツールに弱いってホント? ステレオタイプ化して考えがちなのは、シニアのことに限った話ではありませんが、親子ぐらいの年齢差もある層をシニアとひとくくりにすると、実態とズレた理解になりがちです。シルバーラボでは、65~74歳のアクティブシニアを対象としていますので、ここではそれが基準。さらに同じ年齢層でも、現役時代の職業やライフスタイルによりデジタルツールとの接触機会の差異があり、当然スキルの度合いも様々です。総務省による統計トピックスNo.113「統計からみた我が国の高齢者」によると、65歳以上が世帯主の高齢者世帯でネットショッピングを利用した割合は、2017年は18.2%。2007年からの10年間で2.6倍にも増加したことになります。項目別には、「旅行関係費」25.1%が最多、次いで「食料」15.7%ですが、同じネットショッピングでも非高齢者世帯と比較して、「医薬品・健康食品」が1.64倍というのが特徴です。他の世代と比較するとスピードはゆっくりですが、パソコン等のデジタルツールを使った買い物が、シニア層にも、じわじわ浸透してきているのがわかります。不便さを解決する方法としてのデジタル化 「離れて暮らす孫の写真や動画を見たい」という動機でスマートフォン(以下スマホ)にしようと決心するも、中にはいざショップで説明を聞いて断念、という方も。身近に「ちょっと教えて」と言える存在の有無でスマホのりかえに影響するのは必至です。デジタルツールへの苦手意識が強いシニア層に共通するのは、わからないがゆえの不安感や不信感。「店員さんの説明が早口だし、意味もよくわからない」「いちいち聞き返すと嫌な顔をされるんじゃないか」という話をちょくちょく耳にします。若いスタッフは通常通り説明しているだけでも、それがシニアにとっては自尊心を傷付けられる原因になることも。ゆえに、その不満をヒントにスマホ(あるいはタブレット)使い方講座を開催しているショップもあるようです。リテラシーが同じ程度であれば、みんなの前で質問する照れも軽減されますし、そもそも初歩の初歩が前提なので、遠慮なく何度でも聞ける安心感も。ショップとしては、お客様サービスに加え、質問を分析することで、どう伝えるべきかのノウハウ集積もできるので、マーケティング的に得るものも大きいわけです。むしろシニアとの相性が良いデジタルツールの存在 漠然とした「不安」がある程度解決したら、好奇心が刺激され次第にスマホ等デジタルツールへの興味も深まっていきます。シニアユ―チューバーのような特異な例もありますが、そこまでではないにしろ、趣味関連や、家族(特にお孫さん)の写真や動画に夢中になる方は多いようです。以前、パソコン経験ゼロの方に、目の前で指を2本使ったピンチと呼ばれる操作をしながら、写真や文字を拡大できることを伝えると、「こんなに簡単なら使えそう」とポツリ。知るきっかけさえあれば、というお話です。デジタル初心者がいきなりパソコンは難しいかもしれませんが、タブレットやスマートフォンなら操作がシンプルで感覚的に理解できるので、とっつきやすいかもしれません。さらにAIスピーカー、スマートスピーカーと呼ばれるものも、音声で簡単に操作できることから、シニア向きとも言われています。SILVER LAB「アクティブシニア」ホントのところvol.13 シニア×デジタルツール4Idea4U vol.572021 May

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