idea4u_vol54
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具体的にイメージできるように、イメージできる最低限の属性を示したものです。この4つのパターンを 基準にして、例えば、実際のビジネスに落とし込む際は、さらに独自の条件を反映させたペルソナを想定した 上で、シナリオづくりを進めていくことになります。 4つのペルソナ 居住スタイル別利用者像資料Aエコフレンドリー&ヘルシー志向の 堅実派1悦子さん 65歳/専業主婦(リタイア夫と2人暮らし)義務感なき料理で 趣味的愛好へ転換派3勝子さん 70歳/専業主婦(二世帯住宅:夫/息子家族)やりがいが心の支えの 心優しきグランマ2順子さん 65歳/専業主婦(息子夫婦+孫と同居)イメージ工夫で乗り切る 男のひとりごはん派4正さん 72歳/無職(妻と死別・週2でボランティア)夫婦2人暮らし二世帯住宅同居従来型同居ひとり暮らし身近で頻度も高い買い物といえば食品 食品スーパーと聞いて、エリア限定の小規模店、品ぞろえが自慢の大型チェーン店、こだわり食材が多く揃う高級路店まで、頭に浮かぶお店のスタイルも様々でしょう。ただし、目的は、あくまでも食品を買うこと。(日用品があってもメインは食品)。生きるには食べ物が欠かせないので、食品を買うのは、最も身近で頻度が高い消費行動です。内閣府の『平成30年度高齢者の住宅と生活環境に関する調査』(全国の60歳以上の男女3,000人が対象)によると、外出の主な目的は男女ともに「近所のスーパーや商店での買い物」が最多。複数回答形式で、男性71.5%、女性88.7%にのぼります。年代別に見た場合、65~69歳が男女ともに最多で、男性78.5%、女性95.2%。女性の場合、70~74歳でも91.7%という驚きの結果です。この数字には食品スーパー以外のお店も含んでいるでしょうが、食品を買いに外出する行動を数値化したものとして注目に値します。シニアだからって同じじゃない!それぞれのニーズ 同じシニアでも、居住エリア(都市部か地方か)、アクセス手段、家族構成等の事情により、食品を買うシーンも様々。都市部に住む人には都市部のシニアの行動はイメージしやすくても、地方の状況は見えにくく、逆もまた然りです。見えにくい部分ほど丁寧に見ないと、真の姿は見えませんので、マーケティング施策の検討時は「思い込み」で動かないことです。事実を理解し、あらゆるケースを想定し、具体的に絞り込むのが正攻法でしょう。例えば、都市部で徒歩圏内に食品スーパーが複数ある場合、通常はA店に行くが時にはちょっと遠いB店にも行く、という方もいらっしゃいます。アクセス・品揃え共にA店が都合良くても、「この商品はB店にしかない」ことも動機になるからです。一方、地方で買い物は必ず車でという場合、買いまわりも一般的。夫婦のみ世帯なら量も限られますが、三世代同居世帯で家事分担がある場合の買い物の量は相当でしょう。「シニアだっていろいろ」というリアルな姿を把握することが、心に響くツボを見つける近道なのです。シニアの単身世帯に対してこういうイメージできていますか? 平成27年国勢調査によると、「65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の年次推移」で、平成元年と比較して大きく増えたのは、単独世帯、夫婦のみの世帯、親と未婚の子のみの世帯。逆に3世代世帯は4分の1程度にまで減少しています。詳しく見ると、高齢者の単独世帯のうち、男性32.6%に対し女性67.4%と、女性が圧倒的多数。これをヒントに施策を検討する際、「60代後半ひとり暮らし女性」ターゲットもありですが、総菜を買うことが多く、栄養の知識に疎い方も多い「65歳以上ひとり暮らし男性」のほうが、課題解決が差し迫っているという判断もありです。買って帰ってそのまま食べられる、レンジで温めるだけ、が好まれるので、売り場に健康意識を高めるPOPがあったり、体を労わるお惣菜をアピールするコピーなど、店頭でのおすすめ感があると選びやすく、来店頻度も高まるかもしれません。SILVER LAB「アクティブシニア」ホントのところvol.11 シニア×食品スーパー4Idea4U vol.542020 November

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