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BBRC(BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS)九州大学電解還元水の活性酸素の消去及びDNAの酸化損傷からの保護作用Scientific Reports (サイエンティフィックレポーツ)東北大学掲載誌名共同研究機関論文タイトル電解水素水の生体に対する様々な潜在的効果の根源は特徴的な白金コート電極にある東京大学Scientific Reports (サイエンティフィックレポーツ)分子状水素(H2)溶存血液透析液を使った新しい血液透析療法は、慢性血液透析患者の予後を改善する:前向き観察研究「水」の新たな価値を発信すべく多様な販促施策に挑み続ける 水という「普通」の飲み物に対し、どう付加価値を付け情報発信して成功に導いたのか伺ったところ、答えは明快でした。整水器が医療機器であることをきちん伝える、という「当たり前」を実践し、エビデンス取得のための研究に実直に取り組んだ結果なのです。整水器は胃腸症状を改善する医療機器として国から効果が認められ、電解水素水カテゴリーは水ビジネスの中で明確な差別化が可能です。また、胃腸以外の健康効果を探るため25年に渡り研究も行われています(※資料参照)。「正しい認知のためには、まずエビデンス。社員の自信に繋がりますし、そのベースがあって初めて新聞広告や広報・企業PRが効いてきます。情報発信の狙いは、お客様にいかに期待していただくか、です」。 販売戦略上、重要なのは水の機能だけではありません。製品は全て日本製、直接販売したお客様は全て顧客登録しフォローというように、グループ内での一貫した体制も信用に直結します。2010年頃から、お客様との関係強化のため、カートリッジ交換等のお知らせDM送付、さらに交換されなかった方への電話サポートにも着手。当時、業績が停滞期にありましたが、社会の変化に伴い、「整水器を家電に」とのコンセプトでターゲット層も大きくシフトさせました。BtoC中心に営業展開していますが、ターゲットを「健康が気になる50代以上・ゆとりある世帯→高額機種」から、「共働きも増えた30~40代の子育て世代→程よい価格帯の機種」へ。ここに、お客様フォロー策がうまく機能して再び成長軌道に乗せることができました。「東日本大震災以降、水の安全性を、国・自治体任せでなく蛇口の外で各家庭が担保する価値観が広がったのも要因でしょう。我々は、安全と健康を提供できると自負しています」。さらに、子育て世代女性が共感しやすい生活シーンを打ち出すブランディングでは、その一環としてモデルのSHIHOさんを広告に起用しています。 一方、BtoBでは、職域販売において、企業の福利厚生としての提案に、新たな切り口を取り入れて展開しています。それは、国をあげて推進する企業の成長戦略「健康経営」です。社員の健康が収益向上につながるという中、企業は試行錯誤しつつも対策の継続促進に苦労しているのが実情です。そこで水です。日常飲む水を電解水素水に変えて飲むだけ、ならば続けやすい、というのがポイントです。これにより、BtoCの販売効率が上がることも期待できます。「衛生対策セミナー」として展開し、大変好評をいただいています。日々の習慣が未来の自分を助ける?グローバル視点で目指す「これから」 今や、整水器マーケットシェア59.2%でNo.1(2017年売上高)[※注]という数字は、電解水素水の機能の産学官共同研究実施、学術誌等での成果発表、蓄積したエビデンスとそれを元に独自の技術で開発された製品をつくるメーカーとしての誇り、製造販売からアフターフォローまで一貫して対応するサービス、それら全てが評価された結果にほかなりません。SDGs的な世界の視点では、依然として水資源の量の確保が優先課題ですが、「我々は、その限られた水資源を効率的に使うため、いかに機能や付加価値を付けて世の中に提供できるか、というスタンスで新たなマーケットを開拓したいですね」とのこと。社会に大きなインパクトをもたらす、グローバルなメディカルカンパニーへの飛躍を目指す企業のプライドを感じました。 森澤社長がしばしば「健康は貯蓄」と表現されるそうです。病気になった時、貯めておいた体力や免疫力がある人は重篤にならなくて済む、という意味合いです。水は薬ではないので即効性はなく、食事、睡眠、運動と並ぶ一要素ですが、積み重ねによって「いざ」に備えるには十分です。体に良い水を日々の生活に取り入れて健康を維持し予防につなげることは、全世代に無関係ではないでしょう。最近話題の「腸活」も、予防目線で身体を整えることへの関心の高まりの証拠とも言えそうです。世の中がフルスピードで変化し価値観も多様化する中、これからも健康機運はさらに高まるでしょう。「電解水素水は、世界の人々の健康と、医療費の削減に必ず貢献できます。エビデンスを真正面からとって世に訴え、世界に普及させるのが夢。グループとして、医療やヘルスケアをテーマにもっと大きく成長していきたいですね」と語る田原専務の視線の先には、可能性に満ちた「世界のマーケット」が広がっているのでしょう。(株式会社フジプラス) まとめ株式会社 日本トリムについての詳細は、こちらでご覧いただけます。 https://www.nihon-trim.co.jp/■「水」の機能を研究し続けて25年、 エビデンス蓄積が最大の財産。■健康づくりから医療まで、電解水素 水整水器が広げる未来の可能性。■免疫力強化が叫ばれる今いっそう心に響く、「健康は貯蓄」という思考。1株式会社日本トリム 専務取締役 管理本部長兼経営企画部長 田原周夫氏 2代表的な研究論文 3広告にはモデルのSHIHOさんを起用して展開中。321[※注]矢野経済研究所「2019年版浄水器・整水器市場 の実態と展望」調べ3Idea4U vol.532020 September

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