イメージ具体的にイメージできるように、イメージできる最低限の属性を示したものです。この4つのパターンを基準にして、例えば、実際のビジネスに落とし込む際は、さらに独自の条件を反映させたペルソナを想定した上で、シナリオづくりを進めていくことになります。 4つのペルソナ 対策&目的別利用者像資料Aやるならとことん 遅咲き健康マニア1明さん 65歳/無職(元サラリーマン:年金生活者)健康習慣で乗り切る 〝体力温存″型3美代子さん 70歳/専業主婦(+時々パート)運動も食事も 健康のため努力惜しまず2和夫さん 67歳/自営業(2代目に譲ってヘルプ程度)食=予防医学 学びと実践の好リサイクル4弘子さん 72歳/無職(ひとり暮らしの年金生活者)これだけは手に入れておきたいもの=「健康」! 年を重ねてこそわかる感覚、というのは少なからずあります。その代表が、「健康が一番大事」という考え方。健康が当たり前という世代なら、「経済力あってこそ」「やっぱり見た目も大事」等の意見もあるでしょう。でも、シニア世代の同窓会では、健康ネタに行き着くのが定番です。お金持ち、きれい、かっこいい、よりも、健康がキラキラまぶしいわけです。同級生のだれかが、ダントツで健康的で若々しかったりすると、「秘訣は何?」と質問攻めになったり。価値観は、年齢とともに様変わりするものです。また、一定以上の年齢になると、見た目年齢も健康状態も個人差が大きいので、何にどれだけ注力して健康管理を行うかの関心度も、とにかく幅広いわけです。いろんな情報に振り回されたくはないけれど… 健康に関しては、毎年新たなエクササイズが話題になったり、「実はこの食べ方でないと意味がなかった!」と通説を覆す新説が出てきたり、こまめに情報収集すればするほど混乱しそうなご時世です。健康は、特にシニア世代には気になるキーワードなので、「ついつい振り回されてしまっている」という方も多いはずです。日常的に運動してきた方、長年自分なりの健康法を実践してきた方々は、自分流の基礎があり多少新しい要素を加える程度なので影響は限定的です。一方で、シニア世代になってから急に目覚めた場合、テレビや新聞、雑誌や口コミ経由のあらゆる情報が気になり、極端な取り組みに陥ってしまう方も。これでは、本末転倒ですね。ですから、シニアターゲットの商品の売り手視点で考えると、むやみに不安をあおる極端な表現での販促は、一時的には効くとしても、後々ブランドイメージを損なうことになり、長期的にはマイナス効果しかありません。主に「食」を切り口に健康な体づくりを目指す場合 健康を気遣った食事を長年続けている方は別として、一般的に年齢を重ねるにしたがって、食事面で健康対策を始める方がぐんと増えます。例えば定期健診で、治療は必要ないけれども「意識して気を付けましょう」と指摘される「改善すべき数値」が見つかった時。高血圧、コレステロール値が高い等の結果に、「塩分は控えめに」「好きだけど魚卵は控える」と決意し、対策別のレシピ本を買ったり、市民講座等で栄養面から学んだり、と行動に出ます。一般的に食事作りは女性が担うことが多いので、自分や夫の健康のために食材選びから調理方法まで、できることはやってみようと頑張るわけですね。時には、信頼できる身近な人のすすめで、補助的にサプリメントを摂ってみたり。食事は、毎日毎食ついて回り、長い時をかけて体を作る源なだけに重要です。例えば、「こうして元気でいられるのは妻のおかげ」と世の夫たちが素直に感謝できるようになれば、夫婦間の会話も増え、笑顔も増え、さらに健康度がアップするかもしれません。主に体を動かす習慣づけから健康を意識する場合 運動にも親しんできて、体力にも自信があり、若さを自負する方ほど、運SILVER LAB「アクティブシニア」ホントのところvol.8 シニア×健康管理4Idea4U vol.512020 May
元のページ ../index.html#4