情報収集~ストックまでの流れ資料2「デザイン」で広がる可能性資料4大量にインプットされた加工なしの情報選別された情報保存しやすい形に整理された情報のは迷わず捨てます(物理的にも、記憶としても)。選別された情報は、2つ目のフィルターを通し、形を揃えて整理し保存、というのが一連のフローです。ここで言う情報は、参考資料として手に取れたツールだったり、シンプルに記憶だったり様々ですが、写真(画像データ)も重要です。気になるものは即スマホで撮影し、後でじっくり調べるのは、外出先でのメモ代わりとしても合理的です。ただし、モノや場所によっては撮影禁止の場合もあるので要注意ですよ。 情報のストックがあればプランニングもスムーズというイメージは、上記資料3の図が分かりやすいでしょう。積み上げてきた情報・知識があれば、ゴールに至る階段は緩やかですが、ゼロからだと同じ時間軸の場合、段差が急な階段を無理してよじ登ることになり、余裕がないのは明らかです。プランニングのキーになる情報ストックも急にはできませんので、日頃から少しずつコツコツと、が基本。じわじわ年輪のように重なっていくと、経験との掛け合わせによって、プランナーにとっての最大の強みとなります。 継続あっての底力なのです。3. デザインって何だ? 誰のため?という視点 デザインという言葉を聞いて何をイメージしますか。おそらく、ファッションだったり、装飾全般だったり、まずは表面的なものが中心だと思います。「デザインっていうのはデザイナーがする仕事のこと」という潔い考え方も、ある意味間違いではありません。ただし、デザインは何のためにあるのか?という本質に迫る中で、「デザインとは課題解決の手段である」という真実を知ることとなります。例えば、プロダクトデザインで考えるとわかりやすいですね。使いにくく不人気だった瓶入り調味料を、手にフィットする瓶のデザインに変えたことで売り上げがアップした、というような話。使いにくいという課題をデザインで解決し、生活者の利便性を高めたことが売り上げに直結し、企業も潤うという流れです。 また、デザインについて語る時、素通りできない話がひとつ。上記の資料4の通り、かつて自社のリブランディングに取り組んだ際に、改めて「デザインとは何か」というシンプルな難問と向き合い苦悩する、という経験をしました。幸い、その苦しみの中から見えてきたのは、「企業の特長を正しくとらえ、どうすれば有利に戦えるのか、という戦略を考えるのもデザインである!」という真実でした。当時、こうした考えが全くなかったわけではありませんが、言葉としてたどり着けていない状態。ですから、これから意識すべきはここだと理解できた段階で、お客様のビジネスをデザインする会社という新たなアイデンティティーを共有することができたわけです。 その後、しきりにビジネスパーソン向けにデザイン・シンキングということが謳われたり、狭義のデザインの枠を超えて、ビジネスシーンでもデザイン思考が求められるようになっていきました。課題解決を実感する(可視化しながら検証する)プロセスがわかりやすいからなのか、年々デザインという言葉の定義が拡大している気がします。この傾向を正しく理解しておくことが、ビジネスの可能性を広げるきっかけになるとも言えそうです。[終わりに]アイデアの可視化⇒コンテンツ アイデアという見えないものを、目で見える形にする表現方法に正解はありません。また、一度うまくいったからと言って、同じように繰り返すのは大間 違い。最終的な落とし込みがモノであろうとサービスであろうと、「誰に何を伝えたいか」を無視した乱暴な手法では、決して正解にたどりつくことはできないのです。さらに、同じ案件であっても、タイミングや目的によっては答えも一つとは限りません。お客様の思いを汲んで、しなやかに提案することがビジネスをデザインする私たちの使命であるという軸からブレないことが、求められるコミュニケーション・プラン二ングの大前提だと思っています。(株式会社フジプラス) まとめ 【ご注意】コミュニケーション・プランニングとは、フジプラスが独自に用いている造語であって、一般に認識された用語ではありません。対話を通じて様々な要素を引き出しながら企画提案を行い、お客様の課題解決をしていく手法を、こう名付けました。■ 「伝える」プロであるためには、ある種のコミュニケーション・プランニング発想が必要。■ ひらめきという幻想を捨て、地道な情報収集、事実を見抜いて着想する力を養うことが重要。■ 進化し続けるデザインという言葉の定義を、今一度確認して視野を日々広げていくつもりで。現在の社名、フジプラスになる前は、不二印刷という印刷会社としてのアイデンティティーを全面に打ち出した名称。このロゴは、時代の変化をビジネスの進化につなげるために、印刷会社の枠を超えあらゆる要素をプラスしていく会社、という位置付けを明確にしたもの。お客様のビジネス課題を解決していきます、という意味合いを、「ビジネスをデザインする」というキャッチフレーズに集約。ビジネスをデザインする=お客様のビジネス課題を解決するベースとなる知識・ノウハウを積み上げパターン地道な情報収集の重要性資料3クオリティその都度ゼロベースでスタートする力技パターン時間時間余裕あり息切れフィルターフィルター9Idea4U vol.492020 January
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