idea4u_vol48
3/12

なるほど人に寄り添っています。まさに、ダイレクトに笑顔を届ける、といった意味合いです。「メッセージを受け取るのは人間ですから、心を動かすものでないと」と木村氏。マーケティングを実践する中で、関連する心理学についても幅広く学び、消費者の心をとらえるのは何か、人を振り向かせ、笑顔にするものは何か、を徹底して調べたそうです。プロ中のプロが集まって作られたDMが、開封すらされず捨てられてしまったかつての経験も後押しした格好です。ブランドオーナーも予算の浪費でしかなく、プロたちの時間も忙殺され、思いは届かないという状態を脱するための、ある種、埋まらないピースを探すジャーニー[旅]でした。 「人は何があれば立ち止まるのかと考えた時、ずばり、自分の名前だ!と気付きましたよ。これほど長年刷り込まれ、関心の高いものはないですから」。きっかけは、海外出張で成田空港に向かう途中の出来事。場内アナウンスで偶然別の「木村さん」の呼び出しがあり、名字の段階でピクッと反応してしまった時、確信したそうです。縁が縁を呼んだDirectSmileとの出会いも必然に思える出来事です。「手に取ったDMの写真の中に自分の名前があったら、驚くし楽しいし気になる」という直感的な感覚も、コミュニケーションの基本から考えると納得できますし、感動の前には太刀打ちできないということです。オフラインとオンラインの概念を変えるプレミアム・チャネルの存在感 ブランドオーナーにとって、マーケティングは、コストもかかる大掛かりな施策という印象が大きいようです。ただ、既存イメージを捨てて別の角度から見ると、目的(何のため?)、ターゲット(だれを動かしたい?)、目標(どんな成果がほしい?)を絞り、フローに従ってシナリオを作成し、それぞれコンテンツを作成すれば、あとは仕組みに乗せるだけとも言えるのです。つまり、木村氏によれば、「これをワンストップで実践できるDirectSmile Crossmediaは、良いシナリオとコンテンツと結びつくことで本領発揮できます」とのこと。日本で、まだまだマーケティングを正しく実践してない企業が多いのは、コスト重視かつ苦手意識も一因。ただ、中堅企業で「マーケティングはわかりません」と言う方の中には、学問として専門的に学んでないだけで、最前線で実務経験豊富な方も少なくないようです。ただ、日本人の発想は既得権的に居心地良くわかりやすい範囲内でのみデジタル技術を使おうという発想ゆえにマーケティング施策を見誤ってしまう等、見直しの時期が来ているとも言えます。 消費者とのコミュニケーションを考える時、オフラインの存在価値の検証も必要でしょう。木村氏いわく「オフラインがオンラインに統合されるのは間違いないが、置き換えはできません。リアルっていうのは、人を楽しませる場だから」と明言した上で、例えばリアルなコミュニケーションに使うチャネルとしての紙については、「間違ったタイミングに使わなければ、紙はプレミアム・チャネルなんです。良いアイデアに基づいた良いシナリオ、良いコンテン ツがあり、ここぞというタイミングに使えば、必ず効果があるってことでプレミアムなんですよ」と。一連のリアルな体験を通じた実感は、デジタルによる裏付けありき、というオンラインとオフラインの壁を越えた新たな世界です。 これはまさに、データを駆使して、ワンストップの中でマネジメントできるDirectSmileの強みだと感じました。日本のマーケットを特別視しすぎて何もしなければ、チャンスもつかめずただ時間が過ぎていくだけ。ならば、今こそがDirectSmileという新たな扉を開く好機でしょう。仕組みによって、日本人のマーケティングアレルギーに、一石を投じるイノベーションとなるはずです。(株式会社フジプラス) まとめ1株式会社サブライム 代表取締役社長 木村信幸氏 2当初、あらゆるところにKIMURAと名前の入ったこのビジュアルを見て、木村氏自身も感動したとのこと。 3オールインワンソフトウェアDirectSmileで実現するマーケティングオートメーション。1ダイレクトスマイルジャパンについての詳細は、こちらでご覧いただけます。  http://www.directsmile.co.jp/■ デジタルデータを駆使した One to Oneマーケティングを可能にするDirectSmile Crossmedia■ 「マーケティングは高コスト、ややこしい」 というアレルギーを払拭し、様々な挑戦を促す鍵に!■ データ的な裏付けのある、プレミアム・チャネルという新たな定義で存在価値を増す紙に注目。23DirectSmile Crossmediaなら、クロスメディアマーケティングをかつてないスピードで実現。DirectSmile独自の機能であるキャンペーン構築・行動追跡ツールが見込み客育成や顧客ロイヤルティ創出へ。3Idea4U vol.482019 November

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る