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DirectSmile クロスメディア活用の海外事例資料1CASE1CASE2人は感情で動くものだから…タッチポイントが実は重要 メーカーでのプロモーション関連部門や広告代理店で、マーケットとのコミュニケーションがご専門だったという木村氏。情報収集や研修等でしばしば訪れたヨーロッパ各国で得た縁が、DirectSmileとの出会いにつながったそうです。このDirectSmileとは、Eメール、モバイル、ソーシャルメディア、プリントメディア等個人をターゲットにしたアプローチを自動化する、ドイツ生まれのOne to Oneマーケティング・ソフトウェアのこと。生まれたきっかけは、プロモーションの一端であるDMメディアのレスポンスをいかに上げるかという課題でした。それぞれの顧客へ個別メッセージと感動を届けたいという思いから、ビジュアルによるインパクトで感性に訴えかけるイメージパーソナライズの機能が最大の特長です。バージョンアップを重ね、DMメディアに加え、Webページやメール、SNS等のオン ラインメディアを含めたマーケティングオートメーション機能が加わり、キャンペーン構築、行動追跡ツール、パイプライン管理といった、DirectSmile Crossmediaへと発展しました。シンプルな共感が全ての始まり!「なるほど」から気付くニーズもある DirectSmileの概要を理解していただくため、海外での2つの事例をご紹介しておきます。 ひとつは、ペットフードのプロモーション(下記CASE1参照)。犬・猫の飼い主に、トライアル製品サンプルを送付し、ランディングページ(LP)に誘導、そこで、ペットの個体情報(体重、年齢、活発性、アレルギーの有無)を入力すれば、購入時に使用できる5ユーロのクーポン券が付与されます。画面上にペットの名前が表示され、親近感が湧く仕掛けで、結果として、新規のお客様が51%、6か月間の新規登録アドレスが15,000という成果を得ました。そこからさらに、ペットの誕生日クーポンのような、よりパーソナライズされたキャンペーンへとつなげていくシナリオです。 もうひとつは、慈善団体の援助資金集め施策(下記CASE2参照)です。データベース上の休眠寄付者5,000名(最後の寄付から5年、寄付日時・金額等の情報あり)に対して、パーソナライズされたイメージビジュアルで感情に訴えるものです。お名前、以前の寄付の効果報告や新たな貢献の提案、パーソナルURLからLPへの誘導を経てオンラインでの寄付までが一直線上に。スケジューリングされたリマインダーメールによって、未開封の方に対してフォローします。この結果、5,000名のうち、189名もの方から寄付を募ることができ、その3分の1以上の方が、定期的な(月次)寄付を行う会員登録をするという大きな成果につながりました。人を笑顔にする仕掛けの鍵はコミュニケーションの原点でもあった DirectSmileについては、デジタルを駆使し、非常にテクニカルな印象が強いかもしれません。仕組みは事実そうですが、誕生のきっかけとなったスマイル(笑顔)がブランド名の一部に心を動かし笑顔を届けるタッチポイントの重要性を再確認「プレミアム・チャネル」が意味するものとはなじみのショップから誕生日を前に届いたDMを開けると、バースデーケーキの写真入りカード、よく見ると自分の名前入りチョコプレートが!誕生月に合わせた特別割引の案内にワクワクした、一消費者としてのご経験はありませんか?一方で、ビジネスの視点からは、具体的に人を動かすプロモーション施策は「分析が大変」「手間も時間もかかる」「専門性が高く予算もかさむ」との印象をお持ちなのでは?そこで、これからの正解を探るため、今回は、意思決定の段階で人間はいかに感性に影響されやすいかに着目し、DirectSmileを通じたビジネスの進化を目指してご活躍中の、株式会社サブライム 代表取締役社長 木村信幸氏に、人の心を動かす極意についてお伺いました。2Idea4U vol.482019 November

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