idea4u_vol45
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具体的にイメージできるように、イメージできる最低限の属性を示したものです。この4つのパターンを基準にして、例えば、実際のビジネスに落とし込む際は、さらに独自の条件を反映させたペルソナを想定した上で、シナリオづくりを進めていくことになります。4つのペルソナ/過ごし方基準の利用者像資料Aわざわざ出かける こだわり派趣味人1茂さん 65歳/会社経営(現役)ご近所でくつろぐ 人付き合い重視派3節子さん 73歳/専業主婦(かつてパート勤め経験)心地良さに魅了された “リピーター”2京子さん 67歳/主婦+自営事務(夫の手伝い)余計なことは気にせず 合理性優先派4進さん 70歳/無職(元会社員)イメージ最近は、カフェの風景にもちょっとした変化が! カフェと聞いて思い浮かぶ全国展開しているアメリカ発祥のカフェは、店舗数も多く普段から利用頻度が高いのですが、職業柄まずざっとフロアを見渡して、客層チェックをするのが習慣のようになっています。実は、ここ数年で特に、ちょっとした変化に気づきました。もちろんお店の立地や時間帯にもよるのですが、「あれ?意外とシニア世代の方もいらっしゃるのでは?」と思うことが多くなったのです。確かに以前は、学生を含む若い世代や、ビジネスパーソンが中心のイメージで、シニアは稀でした。情報及び知識が断片的に入っていると、「シニアは、こういうところより昔ながらの喫茶店のほうが落ち着く、という話ではなかったのか?」という疑問が湧いてきて、目の前の事実が気になって仕方がなくなります。目的起点でお店を選ぶのはシニアにとっても同じ ある時、数名のシニア世代の方に話を聞く機会があり、納得のいく答えにどりつきました。60代女性数名でのランチ後、コーヒーだけ飲みたい人と、スイーツも食べたい人が半々だったそう。そこで入ったお店が、両者の要望を満たしており、たまたま近くにあったおしゃれ系カフェだったそうです。また、健康面を気遣い、完全禁煙のお店にこだわる60代男性が、そのカフェをよく利用するという話も。やはり、その場での目的に合っているから選ぶ、ということなのです。「シニアは昔ながらの喫茶店が好き」というのも、1つの側面として正しいのですが、目的ありきだということ。ゆえに、選ばれるお店のスタイルも、その時々でさまざまなわけですね。 マスターが淹れるコーヒーの味が好きだから、店員さんとのおしゃべりが楽しいから、長年通っていて落ち着けるから等、そこにしかない魅力に対して、昔ながらの喫茶店を愛するシニアも、多くいらっしゃいます。ただし、「今、カフェ(喫茶店含む)に入りたい目的は、そうじゃない」という場合は、当然別の選択をします。友人とのおしゃべりついでのコーヒーだったり、近々行く旅行の相談場所が必要なだけで飲み物は正直何でも良かったり、歩き疲れて座りたいから選んだのがカフェだったり。「シニアはこういうお店には来ないはず」という場所起点での先入観は、シニアのニーズを見誤る原因になってしまいます。シニアにはシニアなりの事情もさまざま とある70代女性の、「おしゃれなカフェも、たまにはいいんだけど、照明が暗すぎて足元が見えにくいのが難点」という指摘にも納得です。「間接照明=おしゃれ」の公式を鵜呑みにしていると、加齢の影響で見え方が変わる事実を見落としてしまう例です。あちこち動き回る 元気なシニアでも、大なり小なり体の変化があります。おしゃれカフェが苦手なのではなく、照明の暗さが不安で行かなくなる話は、当事者に聞いて初めて知り得たこと。他にも、「店員さんによっては、早口で聞き取りにくいから、あれこれ説明されると焦るの。笑顔で親切に言ってくださってるのに、こっちは飲み物の名前もよく分からないし『普通のコーヒーをお願い』って言いにくくて」と。そうなんです。おしゃれさも、親切さも、シニアのニーズにマッチしてない場合、残念ながら心に響きません。当然全てのシニアに当てはまるわけではなく、人それぞれですから。つまりステレオタイプ化して見ないことが大切なのです。SILVER LAB「アクティブシニア」ホントのところvol.2 シニア×カフェ10Idea4U vol.452019 May
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