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 東京都江東区・清澄白河で1924年(大正13年)から商売を続ける呉服店。2016年に継いだ三代目は、和服を着る人が激減したことを実感した。若い人はもちろんのこと、年配の人でも70代を過ぎると「着物は疲れるから」と着なくなってしまう。 そこで三代目はもっと気楽に着られる和服を考えた。 頭にあったのは、地元清澄白河の風景。かつては多くの材木倉庫が建ち並ぶ水運の拠点だったが、都内でありながら鉄道の駅がないため人通りが減り、 寂れた街と化していた。1995年に東京都現代美術館がオープンすると、材木倉庫がおしゃれなギャラリーやショップに変身。2000年代に入って地下鉄の駅が開業すると、区外からたくさんの人が集まり、カフェが次々とオープン。「カフェとアートの町」として注目され、若い世代の住人が増えた。さらに外国人も訪れるようになった。 彼らが手に取り、街の風景に合うものを考えて、出た結論はデニム生地の着物。街のイメージに合うだけでなく、通常のジーパンより軽い薄手の生地を採用したので動くのが楽で、汚しても家庭の洗濯機で簡単に洗える。これで着物のデメリットを解決できた。 販売を始めたら、2年で30~40代を中心に1000着以上売れて大成功。外国人観光客が成田空港から押しかけてきたこともある。着物は疲れるからと着なくなった70代以上の年配の人たちにも大好評だ。デニム着物―老舗呉服店の新たな事業展開注目を集めるイベントプロモーション■アメリカ全土の国有林で宝探し アメリカのビール会社が、政府機関の森林局とタイアップして宝探しゲームを2018年9月に始めた。国内155か所の国有林、合計1億9,300万エーカー(テキサス州とほぼ同じ広さ)の広大な森林のどこかに6つのメダルが隠されていて、発見者には同社のビール1年分か現金がプレゼントされる。ヒントとして同社のツイッターアカウントではメダルの位置を示す座標が公開されている。 この企画の目的はPRだけでなく、違法伐採が続く森林の保護について考えてもらうことで、多くの人が森の中を歩いて森林の良さと重要性を実感できた。■空飛ぶダウンコートを捕まえろ! 冬用のダウンジャケットは重いという不満の声がある。そこで、世界的なアパレルメーカーが、0.99kgと1kg以下の軽いダウンジャケットをつくり、韓国・ソウルでその軽さをPRするイベントを開催した。 ある日突然、市内の公園でドローンに吊るされたダウンジャケットが何着も飛び交っている。捕まえたらそのままもらえると告知されると、その場にいた人は何とか取ろうと走り回る。 この様子の動画がYouTubeやFace bookページで公開されると、1週間で合計20万回以上再生され、シェアも急増した。そして、ダウンジャケットは売り切れとなり、100億ウォンを上回る記録的な売り上げを達成した。6Idea4U vol.442019 Marchプロモーション集客・販促ヒント100選!!

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