idea4u_vol41
5/12

■渋谷のビルの真ん中で 野菜の魅力に気づいた東京の編集者やライブハウスの経営者などが渋谷のビルの屋上を使って、米作りを始めた。 2リットルのペットボトルの横側を切り、土と水を入れて苗を植える。それをいつくも並べてつくった田んぼだ。収穫量は少ないが、2016年茶碗30杯分のコメが収穫できた。 彼らには夢がある。渋谷区のビルの半分の屋上を田んぼにしたら、130万キロのコメが収穫できる。ごはんにすると70万杯分。渋谷区の人口が22万人だから、ひとり3杯分のコメが自給できる。そんな「渋谷の田んぼプロジェクト」を構想中だという。 スマートフォンでInstagramのアプリを使うと、画面の上の方に「ストーリーズ」と書かれて赤丸で囲まれたユーザーのアイコンが表示される。これは通常の投稿と違い、写真や動画をスライドショー形式で表示できる機能。投稿は24時間限定で、タイムラインには表示されないため、多く投稿してもフォロワーのタイムラインを埋め尽くさない。フォロワーは見たいときに、いちいちユーザーのタイムラインを探す必要もない。 書き込みは24時間経つと自動的に消えるから、普段の投稿と違うこともできる。また、ライブ配信もできる。さらに、普段の投稿ではできない外部へのリンクを張ることもできる。■ショッピングセンターの屋上で カナダ・モントリオールのスーパーマーケットには、屋上に25,000平方フィートの有機菜園がある。屋上農場としてはカナダ最大級だ。除湿システムにより得られた水を使って、レタスやトマト、イチゴなど30種類を超える野菜や果物が育てられている。また、蜂蜜も作っている。 そこで作ったオーガニック農産物は店舗内の特設コーナーで販売している。屋上からの“産地直送”だから、新鮮さは他のスーパーに負けない。 また、この有機菜園は上空から見ると、同社のロゴに見えるようになっていて、飛行機や衛星写真向けのPRにも役立っている。 日本のスポーツ用品メーカーが、この機能を活かしたキャンペーンを展開して話題になった。 同社は3Dテクノロジーを駆使したシューズを50足限定で販売すると発表し、販売方法の詳細については「Instagram Storiesでお知らせします」と情報をリリース。すると、2,000程だったストリーズの平均ビュー数が約5,000に増えた。 そして、販売場所を告知すると、投稿が24時間で消えるため、「常にチェックしないと…」との危機感から多くの人が投稿を閲覧。販売店舗には多くのファンが詰めかけ、あっという間に売り切れた。 フォロワーも最終的には4日間のキャンペーン期間で2,000人以上増えた。ビルの上で野菜を生産する屋上農場Instagramの新機能「ストーリーズ」を使った販促5Idea4U vol.412018 September

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る