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1藤田敏(ふじた さとし) 株式会社メディプラン 代表取締役社長 2介護サービス(イメージ) 3ケア・キューブ 居室(イメージ) 4訪問リハビリ(イメージ) 5デイサービス・イベント風景(イメージ) 6調剤薬局(イメージ) 7ねやがわ高齢者住宅ガイドセンター(イメージ)1347652まとめ■ 調剤薬局から始まり介護サービスへと発展した、地域密着型企業として歩み続ける。■ 在宅サービスというテーマで、医療、介護、看護、調剤薬局が一体となったサービスを提供。■ IT化による合理化と働く側へのサポートによる人材確保で、サービス向上を目指すという発想。株式会社メディプランについての詳細は、こちらでご覧いただけます。https://www.mediplan.jp/ランが、いっそう特化した調剤薬局の在り方を「創造」することで、介護サービスの進化にもつながります。逆に、介護サービスがあるからこそ、調剤薬局の進化を後押しするとも言えるでしょう。新たな課題を解決するため一歩踏み出す勇気をもつということ 地域包括ケアシステムによって、地域の結びつきや在宅ケアに注力する動きの中、在宅ケアの非効率性という課題解決が急務。施設では、ある程度効率的なケアが可能でも、在宅では事情が違います。ただ、人の手間さえかければ良いわけではなく、少子高齢化による人材不足対策にも、常識にとらわれない積極的な機械化、IT化がキーになります。音声指示や見守り等、何らかのツールで省力化できるところは徹底し、人にしかできないことは細やかに対応することで、可能性が広がります。 また、2015年12月から、猫の公式キャラクターを採用(P2参照)。メインキャラクターは「介護士のみゃーさん」です。公式サイトのトップページにも登場し、親しみやすさをアピール。藤田社長の名刺は「みゃーさん」イラスト入りのため、名刺交換時に話のきっかけになるそうです。さらに、最近 では、音楽の好みや趣味を含めライフスタイルが多様化し、高齢者を年齢で一律に判断するのは困難。10年、20年後の介護現場ニーズが変わることを見越して、チャレンジしながら、超高齢社会で貢献できることを探り続けています。チャレンジを続けながら目指すのは「人」を支え地域に愛され続ける存在 人が人として、幸せな人生の最後を迎えるのが理想。それも含めて人生をサポートする企業として、働くスタッフ自身の幸せを支えることも重要だと考え、保育事業も検討中です。介護人材確保という意味でも、20~30代の若いママ世代の雇用を進めるための、いわゆる企業主導型保育園ですが、実現すれば地域密着型企業としてさらに存在意義も大きくなることに。働きたくても子供を預ける保育園がなくてあきらめるママたちも多い現実に対して、企業として出来ることから、という施策です。なお、メディプランで働く方以外の利用も可能なので、地域の架け橋という役割も果たせそうです。働く側、利用者の方々ともに、ライフステージを支える企業として次のステップへと進行中です。 また、社長として決して知ったかぶりはせず、「なんで?」という気持ちを忘れないのが信条とのこと。例えば、医療専門職の方に対し客観的な視点で「なぜそうするのか」という疑問を投げかけると、当事者は当たり前だと思っていたところに改善の余地が見つかることも。「常識を打ち破るには、この『なんで?』が原動力なんです」と笑顔で語る藤田社長。既成概念にとらわれず、チャレンジし続けることで生まれるエネルギーが強みであり、魅力でしょう。働く側もイキイキとして、利用者側にうれしいサービスを提供して利用者の満足につながり、継続的に広く支持される土台があってこそ、地域貢献の意味が出てくるものです。人と人とのつながりを大切にしながら羽ばたいていく、企業としての未来像が見えました。(シルバーラボ/株式会社フジプラス)3Idea4U vol.392018 May

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