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9Idea4U vol.372018 January■買取の査定、歯科の予約 質屋や買取店でLINEを使った査定を行う店が増えてきた。例えば、ブランドバッグを査定してもらうときは、LINEで購入日、使用回数などの情報と、品物の写真を店に送信する。すると、鑑定士から買取基準と状態から算出した買取価格が返信される。正式な鑑定額ではないが、おおよその金額がわかるから、お客さんは売るかどうか考える参考になる。 LINE による診察予約を受け付ける歯科医院も増えてきた。受付代行業者を使ったものだが、医院で電話を受ける手間が省ける。患者も空き時間に簡単に予約できて評判がいい。 スマートフォンを操作するとき本体を縦にして持つため、動画を見るときも同じように縦で持って全画面にして使う人が増えている。「ヨコ型動画はスマホを傾けるのが面倒」という意見も多い。 その傾向に合わせて、SNSではタテ型動画が増えている。自撮りや動画加工機能で2016年に日本で人気となったSNOWはタテ型動画が主流だ。Instagramはタテ型動画の配信ができる「ストーリー機能」を開始した。 企業もマーケティングでタテ型動画を利用するようになった。 2017年7月、日本の自動車会社がタテ型のPR動画を制作した。内容は一緒に暮らす男女の日常を描いたショー■チャーシューの切れ端まで売れる 東京・下赤塚のとんこつラーメン専門店は、店のオリジナルアプリを使っていたが、お客さんがわざわざダウンロードする必要があるので普及しにくかった。そこで使ったのがLINEだった。既に使っている人が多く、店のアカウントを作成すれば、お客さんは簡単に利用できる。 来店を促すためにクーポンや新商品などの情報を配信していて、反応は上々だ。 さらに、形が不揃いで客に出せずに捨てていたチャーシューの切れ端を、「130g 200円で販売します」とLINE限定で告知したところすぐに売り切れた。使い道のなかったものまで販売できてトストーリーで、出演する人気女優が相手に休日に出かけようと話しかける。毎週金曜日にキャンペーンサイトとFacebook、Twitterに投稿され、公式Facebook ページでの総再生回数は700万回を超えた。 タテ型動画だから、スマホで撮影された動画のように見え、それが視聴者に親近感を与えて人気となったと考えられる。 大手ファストファッションのブランドは、2017年秋の着こなしを提案する動画をタテ型にして、公式サイトで公開した。タテ型動画はもともと縦長の人物の顔や全身を最大サイズで表示できるため、モデルが披露するコーディネートを大きく見せることができ、視店側は助かり、お客さんはチャーハンに使えると好評だ。聴者の高評価を得ている。 これからもタテ型動画が増えるだろう。LINEを使った新しい集客方法見やすくて使いやすい「タテ型動画」増加中

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