idea4u_vol.37
3/12
3Idea4U vol.372018 Januaryデジタル革命が起こした"人"とつなげるIT技術とビジネス活用-データ蓄積と連携による「可視化」「自動化」のご提案-ワークショップ 1人やモノの位置付けをも変えてしまったITの進化。あらゆる情報が蓄積され、可視化、自動化されつつあるデジタルデータは、ビジネスの現場で、如何に活用できるのであろうか。蓄積したデータを連携して運用しようとすると、ExcelやAccessよりもWebデータベース、ローカルよりもクラウドといった環境の整備も必要でしょう。①メーカー様と企画会社様をつなぐ、商品情報データベース構築~運営支援。②「人」からの多種多様な注文に応えるための、印刷プロダクションシステム。③営業(人)が持ち帰った名刺を、タンスに入れずにその後の営業活動に使う。④マーケティングシステムと連携して、「人」に合ったバリアブルDM印刷~発送に対応。デジタルが起こした3つの革命①パソコンの登場 データの作成や保存が身近になった。②インターネット環境 PC同士が繋がりやすくなった。③スマートフォンの普及 人々が繋がり、データを持ち歩くようになった。「デジタル革命」を下支えしているのは、インターネット環境の進化!株式会社フジプラス 営業本部 営業第5グループ 部長 江藤 直軌リレーショナル・データベース例① 以下の項目のデータをリレーショナル・データベースにします。仕入先ID仕入先名称仕入先住所仕入先電話番号仕入先FAX番号商品ID商品名商品単価販売年月日販売数量「仕入先テーブル」「商品テーブル」「販売実績テーブル」仕入先ID商品ID販売年月日仕入先名称商品名販売数量仕入先住所商品単価仕入先電話番号仕入先FAX番号②「仕入先」「商品」「販売実績」の3つのテーブルに分ける。「仕入先テーブル」「商品テーブル」「販売実績テーブル」仕入先ID商品ID販売年月日仕入先名称商品名商品ID仕入先住所商品単価販売数量仕入先電話番号仕入先ID仕入先FAX番号③「商品」を中心に「仕入先」と「販売実績」を連携します。デジタル革命とはパソコンの登場によって始まった「デジタル革命」は、インターネット環境の整備やスマートフォンの普及に後押しされ、その勢いを維持したまま進化し続け、「人」の行動そのものを変化させてしまいました。データを蓄積・活用するためのデータベース基礎電話帳、企業情報、書籍、音楽、地図等々の公開されているものや、職場や家庭で一般的に利用している住所録や検索エンジン、住民基本台帳等、データベースは既に身近なものになっています。情報を一定の形式で整理し、データベース化することで、複数の人がデータを共有できるとともに、検索性が飛躍的に高まります。また、複数のテーブルにあるデータを連携し、検索性、重複の回避性に優れたリレーショナル型のデータベースは、現在、ビジネス活用では最も一般的だとされています。データ蓄積と連携でできることデータを蓄積(あるいは取得)することで、ターゲットを可視化することも可能です。ターゲットの何を可視化するか、目的を明確にした上でのデータ蓄積(あるいは取得)が重要です。可視化基本的には「可視化」の延長線上にあり、その判断部分をどう機械化(システム化)できるかで「自動化」につながります。自動化①どのようなデータが蓄積・取得できるのか②データをどう組み合わせたら目的の指標を把握できるのか③把握(可視化)した指標をどう判断しどう対応するのか可視化の前に「可視化」のポイント●ワークフローやシナリオを整理しておく●どこがデジタルかアナログかを把握しておくデータ連携の活用例「自動化」のポイント●判断基準を明確に設定する●対応の方法・ルールを一定に設定するこの連携により、「商品」テーブルの「商品ID」から「販売実績」テーブルへ、「仕入先ID」から「仕入先」テーブルへのリレーションが可能になります。
元のページ
../index.html#3