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2Idea4U vol.362017 Novemberビジネス展望資料多世代の健康づくりのためにサービス付き高齢者住宅TWO SEVEN BODYトーレニング施設(疼痛緩和・筋力向上・介護予防・ダイエット)居宅支援事業所リボン訪問介護ステーション(訪問による看護・リハビリを提供)訪問看護・訪問リハビリリボンリハビリセンターリハビリ型通所介護(短時間型リハビリ特化デイサービス)自身の病気や怪我の経験により健康の大切さを実感できたからこそ! 3歳からスケートを始めながらも、幼少期から気管支喘息を患い、病と向かい合いながらトップアスリートとして長野オリンピック500m金メダル、1,000m銅メダル、ソルトレイクオリンピック500m銀メダルを獲得するなど華やかな経歴は、皆さんご存じの通りです。35歳で引退後、それまでスケートひと筋の人生から一転。日本大学大学院で医療経営学修士課程を修了した後、東京を離れ、活動の拠点を北海道へ。それは、様々な模索を経て、生まれ故郷でもある北海道を、新たな起業の地にするという選択でした。その第一歩である2013年「ノース治療院」(鍼灸整骨院)の開院(2017年4月に譲渡)を皮切りに、2014年「リボンリハビリセンター」(通所介護)、2015年「リボン訪問看護ステーション」(訪問 介護)、2016年「TWO SEVEN BODY」 (フィットネススタジオ)の開設、と、毎年裾野を広げつつあります。幼い頃からの喘息の対処や、現役アスリート時代の怪我によるリハビリの日々が「医療はなくてはならない存在」という思いを強くしたという。病気や身体の変化を受け入れながら解決する方法を模索した経験が、背中を押したのは間違いありません。専門スタッフのプロ意識が支えるリボンリハビリセンターでの実践 「リボンリハビリセンター」という名称は、超高齢化社会を迎えた日本の中で、「人と人とをつなぐ」ことこそが大切、との思いから。身体機能の維持・回復・増進を目指す通所介護施設として、利用者の方々とスタッフとが出会い、目標に向かって共に歩んでいく、という姿を象徴するような、やさしさあふれる響きです。ここでは、理学療法士、作業療法士、看護師、柔道整復師などのセラピストが身体機能を評価し、オーダーメイドでそれぞれのニーズに合ったリハビリプログラムを提供。この個別リハビリ計画により、既往歴や服薬状況の確認、徹底した当日の身体状況(バイタル)管理を行うため、疾患がある方も安心です。セラピストによる徒手療法、有酸素運動、パワーリハビリをはじめとする7種類以上の豊富なメニューにも注目です。リハビリを中心に運動をしたい方、介護度の軽い方にも、機能回復訓練を効果的に行っています。要介護、要支援の方で、通いが可能な方が対象ですが、これも専門スタッフがサポートする体制があるからこそ。実際に、89歳で背骨を骨折された方がリハビリに取り組み、無事社会復帰された話は、地元紙に取り上げられたそうです。リハビリを続けるにあたって、目標を持つことで前向きな気持ちになり、90歳にして長年描き続けていた風景画の画集を自費出版。骨折という大けがを乗り越えただけでなく、その一歩先の自分の夢を叶えるきっかけにした、というのは、多くの人々に勇気を与えるお話です。ところで、口まわりの動きを強めることが、認知症予防にも影響すると言われていますが、リハビリを通してスタッフや仲間と会話をして口を動かすこと、声を発することが脳を刺激するというのがポイントのようです。 長野オリンピック スピ―ドスケート金メダリスト清水宏保さん、と聞いて「あ、あの!」とピンとくる方も多いでしょう。出身地でもある北海道で、アスリートならではの経験を生かした事業を展開する実業家としての顔を持つ清水氏。株式会社 two seven 代表取締役として「まずは故郷の地から」ということで、健康づくりを通じ人と人とをつなぐ事業を幅広く展開されています。高齢者はもちろんのこと、全世代の健康に関する課題と向き合う、変わらずアグレッシブな現在の姿をご紹介します。目標に向かっていっしょに解決!アスリートとしての経験から生まれた高齢者を含む多世代の健康づくりという発想

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