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7Idea4U vol.322017 March■いい写真の撮り方を現地で伝授 日本のカメラメーカーが写真撮影のアドバイスを現地で行って好評を博している。 場所はニューヨークのマンハッタン。フォトスポット数か所に大型ディスプレイを設置したり、ディスプレイトラックを停めたりして、ベストな写真を撮影するためのアドバイスを表示して いる。 その内容は、その時の時刻や天気などに基づいたもの。明るさが不十分な時は「明るい写真を撮るために露出を調節して」とアドバイス。ちょうどいい時は「今がパーフェクトな明るさ」 と表示される。 夜は、「カメラをぶれないように」■様々な手段でピザを注文できる アメリカの宅配ピザチェーンは、 ピザのサイズや住所・氏名を事前登録 して起動すれば10秒後に自動的に注文できるスマホのアプリを配信している。これで面倒な注文なしでピザが食べられる。 日本向けのアプリでは、店が発注者の居場所をGPSでわかるため、花見やピクニック先からでも注文できる。 注文後は追跡システムで、焼いている 最中か、配達中かといった現在の状況がわかる。また、配達中はバイクの位置 がGPSで表示されて、あと何分で届くかもわかる。「シャッタースピードを遅くして」と注意が促される。 このようなリアルタイムのアドバイス は全部で200あり、2,700万ものメディア インプレッションを獲得し、大きな注目を集めた。■交通状況に応じて変化する看板 ヨーグルトやシリアルなどを販売している食品会社は、カナダの高速道路沿いに、渋滞状況によってデザインが変わる広告を設置した。 制限速度の64%以上のスピードで走れるときは、「週末まであと○日!」。 制限速度の20%以下しかスピードを出せない渋滞時になると「現在、制限時速3km…飲むヨーグルトで乗り越え■来店予約できる回転寿司 安い価格で人気の回転寿司チェーンではどの店も行列ができ、待たされることが嫌で敬遠する客もいた。 そこで、同社はスマホアプリで店舗検索ができるだけでなく、来店予約もできるようにした。 予約は「今から行く(受付)」と「後で行く(予約)」の2種類がある。どちらの場合も人数と席(カウンターかテーブル)の指定をして、15分単位で時間を選ぶ。 お客さんは来店したら店頭にある端末で予約番号を入力し、呼び出されるのを待つ。 席を案内される30分前、10分前、案内される時、それぞれアプリでアラートよう!」となる。 ドライバーと渋滞のイライラ感を共有し、それを和らげるような広告だ。が表示され、呼び出しから30分経っても来店していないと自動的にキャンセルされる。 スマホのアプリも重要な集客ツールになっている。人々の注目を集めるデジタルサイネージ看板来店や注文を簡単にするスマホアプリ寿司

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