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9Idea4U vol.272016 Mayプロモーション■​足だけを撮った写真を募集 画像SNSのInstagramを使ったプロモーションで効果を上げる一つの方法は、ハッシュタグをつけて写真を投稿してもらうこと。だが、写真が多くの人に見られるので、投稿をためらう人も多い。 足のむくみを防ぐ着圧ソックスを作っている会社が、脚を中心にした写真をInstagramで募集するキャンペーンを行った。テーマは「わたしのがんばる脚」。仕事で疲れた脚、新しい靴を履いた脚など、脚の写真にキャンペーン専用のハッシュタグをつけて投稿してもらい、その中から毎週1名に、同社の着圧ソックスがプレゼントされた。 このキャンペーンは顔を写さなくてよいため、毎日続々と多くの写真が投稿された。同社の着圧ソックスを履いて撮影した写真も多く、商品のプロモーションにも役立った。■友達と二人で撮ろう! 化粧品会社のスキンケアセットのキャンペーンとなると、顔を写さないわけにはいかない。そこで、友人、家族、恋人と二人で撮った写真を募集した。 写真の内容は2名で撮ったお気に入りの写真であればOK。専用のハッシュダグをつけて投稿すると、スキンケア5点セット(10名)か好きなスキンケア商品1つ(30名)が抽選でプレゼントされた。 友達と二人で撮るから、顔出し写真を投稿することへの抵抗感が薄くなり、笑顔あふれる写真が多く寄せられた。■ブログを活用する駅前の八百屋 愛知県あま市の私鉄駅前に個人が経営する八百屋がある。 おしゃれでもスタイリッシュでもない、昔ながらの八百屋であるが、この店が生き残るための重要なアイテムはブログだ。 内容は、「緑黄色野菜とはどのような野菜か」「山芋をすりおろす時なぜ手が痒くなるか」といった野菜の雑学、美味しい野菜や果物の見分け方、個人経営の八百屋に入りづらい人へのアドバイスなど様々な情報を発信している。 この努力が認められて、昨年、運営サイトのブログ of THE YEAR編集部賞を受賞し、住民から親しまれる店として営業している。■生産者の想いを伝える店 インターネットで産直販売をする会社が、首都圏で八百屋を作り店舗販売を行っている。 農薬・化学肥料無使用や有機栽培の農産物といった、こだわりの野菜には農家の想いが詰まっている。その店では野菜を並べるだけでなく、産地、作り方、農家の人たちの想いを店員がお客さんに伝えている。 しかも、毎日買えるように、できるだけリーズナブル値段で販売している。 また、店の2階では不定期で野菜の料理教室を開いている。 昔は八百屋さんが野菜の産地も調理方法も教えてくれた。今でもその心で顧客に接している。現在首都圏で10店舗を展開し、今後都内で100店舗を目指している。SNSで自撮り写真の投稿を誘うキャンペーン企画スーパーに負けじと頑張るまちの八百屋さん

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