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7Idea4U vol.272016 Mayデジタル販促最前線 例えば、観光地の観光マップ。印刷物や看板は表示できる面積に限りがあるため、限られた情報しか掲載できません。しかし、NFC搭載のICチップがあれば、より詳細の情報を提供することが可能となります。観光地であれば、外国人観光客の利用もありますね。NFCを活用して、多言語の案内を提供することができれば、多くの観光客が自分のニーズに合った情報を受け取れ、より高い満足感を提供できるでしょう。また、言語だけでなく、画像や音声、画像コンテンツを合わせて提供することで、世界観やイメージ等をより豊かに伝えることも可能です。 今後、NFCがさらに普及してくると、ユーザーは欲しい情報をNFC搭載のICチップにスマホをかざすだけで簡単に入手できるようになります。簡単にユーザーに情報が届けられるということは、従来に比べて、格段に鮮度の高い情報を提供できます。 例えば、求人情報。従来は求人情報誌が主流でしたが、「人材が必要」となってから、紙面に掲載され、応募があるまでには一定の時間が必要です。中には、発行までの間に採用決定となり、掲載誌が出回る頃にはすでに求人活動が終わってしまっていることも。これは、賃貸住宅情報誌でも同様のことが言えるでしょう。 このように、「情報の鮮度」が重要な情報の提供には、紙媒体の利用はどんどん少なり、印刷業界からは離れていくと考えられます。しかし、その旬の情報を届けるための「入口」はポスターやポスティングチラシなどの紙媒体なのです。 これからのICT(Information and Communication Technology)社会、情報の「入口」の提供こそが、印刷会社が取り組むべきテーマの一つであると、私たちは考えています。NFCを活用した海外での事例をご紹介します!雑誌から音楽が流れる人気の作品を決めるブラジルのビルボード誌では、表紙にNFCが使用された。本屋で表紙にスマートフォンをかざすと、雑誌の中に掲載されているアーティストの音楽を聞くことが出来る。作品の紹介パネルにNFCタグを組み込んだ展示会が開催された。来場者は好きな作品にスマホをかざすと、Facebook 上でいいねが出来る。【Facebook】情報発信中!いつも「Fuji+ Facebookページ」をご閲覧いただきまして、誠にありがとうございます。本ページでは、不二グループの情報に加え、Idea4Uからのマーケティング情報やワークショップ・セミナーなどの活動報告を発信しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。PCアドレス→https://www.facebook.com/fujiplus.jp手ごろに使えるNFCが情報への「入口」になる
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