7Idea4U vol.212015 Mayデータベースマーケティングの基本多いが、一部の酒類や果物、野菜、肉なども対象にしている。 また、客に渡すレシートには商品の金額のとなりに節約額、一番下の部分にトータルでいくら節約できたかが印刷されている。それによって、どれだけ得したかを明示しているのだ。 これには、顧客がポイントカード会員になることで受けられる経済的なメリットを示すとともに、顧客に節約した額を認識させ、自分は支出を合理的に管理しているという満足感を持たせる意味もある。 他にもA社は様々なユニーク・サービスを展開している。他の店でもポイント付与 顧客から、景品交換に必要なポイントの蓄積に時間がかかり過ぎるという不満の声があった。そこで、競合しない業態の地元店にパートナーとしてプログラムに参加してもらい、他の店で買い物をしてもポイントが貯まるようにした。優良顧客を特別扱い 顧客のカードをレジで読み取ると、キャッシャー側の画面にその会員の名前が表示されるようになっていて、店員は名前で呼びかけて挨拶している。これにより、その顧客は店にとって特別のお客様であるとアピールしていることになる。 さらに、ロイヤリティの高い顧客の維持のために、優良顧客の声を直接聞き、店側の考え方を伝える意見交換会を開催している。 一般的な傾向として、顧客の来店頻度が増えると、1回あたりの購入額は減少する。しかし、A社では、カードプログラムの導入により、顧客の来店頻度も、1回あたりの購入額も増加し続けている。ある週と前年の同じ週を比較すると、売上が40%増えているし、年初からの累積売上げを比較しても、前年より20%以上も伸びている。さらに、利益率も著しく改善している。 個客識別マーケティングで長期的な成功を収める条件とは、内部的には情報を理解し、効果的に活用することであり、外部的にはシンプルでわかりやすいプログラムを打ち出すことである。顧客が受け取るバリューの差別化に力を注ぎ、特にトップクラスの顧客に対しては、魅力的な特典を提供する。そのためには、顧客とのコミュニケーションを密にし、顧客のニーズを正確に予測することが必要である。(編集部)来店頻度も購入額も増える確かな効果まとめ■売上に貢献する顧客が20%、あまり貢献していない顧客が20%、残りの60%は他の店でも購入する「かけもち顧客」である。■この「かけもち顧客」をロイヤリティ顧客にすることが重要。■そのためにはポイント特典やレター、ギフト券などが有効な手段。■カード会員を一般客より特別に扱うことで、顧客の離反を防げる。Idea4UのWEBページをリニューアルいたしました!!いつもIdea4U WEBページをご閲覧いただきまして、誠にありがとうございます。この度、リニューアルをいたしましたのでご案内させていただきます。Idea4U冊子のバックナンバーのページの追加、ワークショップ・セミナーの過去の開催情報などをご案内させていただく予定となっております。今後ともIdea4Uをよろしくお願いいたします。PCアドレス→http://www.fujiprinting.com/idea4u/index.htmlプロモーションビデオ公開中!不二グループのプロモーションビデオが出来ました。スローガン「印刷をプラスに変える」をキーワードとした、会社の雰囲気や社員の仕事ぶりなど、不二グループがどんな会社か知っていただける内容になっております。是非ご覧ください!※下記アドレス・QRは外部サイト「Youtube」へリンクしています。http://youtu.be/_9JWKJN7lUMYoutubeサイト内でコメント・ご評価いただけると幸いです。是非こちらもよろしくお願いいたします。
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