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7Idea4U vol.192015 JANUARYデータベースマーケティングの基本ポイントの欠点●効果が遅い ポイントが最初の特典獲得レベルに達しないと還元が受けられないので、顧客は即時的に満足感を得られない。●カタログ内容の競争 一般的に景品カタログは半年か1年ごとに発行されるが、掲載した景品が、競合店の同様のプログラムにも載っていた場合に不利になることがある。競合店が同じ景品をより低いポイントで提供する場合があるからだ。 人間は誰しも自分の存在を認められたいという欲求を持っている。自分自身に備わった資質のために他の人とは違った特別な扱いを受ける特権は、この欲求を満たすため非常に喜ばれるのである。 アメリカ・ミシガン州のショッピングセン ターでは、顧客の誕生日前に、無料のデコレーションケーキのギフト券を送っている。顧客は受け取りの24時間前に電話をすれば、バースデーケーキに好きな言葉をデコレーションしてもらえる。 このプレゼントの効果は、店のメリットにもつながった。このプログラムを開始した最初の年には、ケーキ全体の売上げが10倍にも伸びたのだ。 ある食品小売業は、11月にカード・プログラムを導入したところ、トップクラスの顧客が自分たちの店でいかに多くの買物をしているかを知って愕然とし、急遼、高級シャンパンを特別クリスマス・プレゼントとして贈ることにした。優良顧客たちは、思いがけないプレゼントに非常に喜んだ。一ランク下の優良顧客たちにも高級ではないが、シャンパンをプレゼントした。 思いがけないサプライズな特典は、顧客が期待していない時に提供されると、特に効果的である。 ほとんどの顧客は公平な考えの持ち主で、購入額が特定のレベルに達し、 長い間買物を続けている一部の顧客に特権を受ける資格があることに理解を示すはずだ。しかし、その反対に、さしたる基準もなく他の顧客に特権が与えられていたり、基準を満たしているのに自分に特権が与えられていなかったりすると、大いに憤慨する。 このため、気まぐれな方法ではなく、注意深く慎重に企画、実行されなければならない。         (編集部)まとめ■一定期間の購入累計額に応じた割引や特典を与える購入総額特典は、来店頻度が高く、購入額の多い顧客に大きな特典を提供できるため、戦略的な販促が可能になる。■ポイントプログラムは特典設定が明快で利用しやすい。ポイントによってバリューを提供するため、価格競争を回避できる。■上得意の顧客への特別待遇は、思いがけない時に提供すると効果的である。特別待遇はサプライズが効果的【Facebook】情報発信中!いつも「Fuji+ Facebookページ」をご閲覧いただきまして、誠にありがとうございます。本ページでは、不二グループの情報に加え、Idea4Uからのマーケティング情報やワークショップ・セミナーなどの活動報告を発信しております。皆様のご支援により、ページの「いいね!」数が100を突破致しました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。PCアドレス→https://www.facebook.com/fujiplus.jp印刷をプラスに変えるプロモーションビデオ公開中!不二グループのプロモーションビデオが出来ました。スローガン「印刷をプラスに変える」をキーワードとした、会社の雰囲気や社員の仕事ぶりなど、不二グループがどんな会社か知っていただける内容になっております。是非ご覧ください!※下記アドレス・QRは外部サイト「Youtube」へリンクしています。http://youtu.be/_9JWKJN7lUMYoutubeサイト内でコメント・ご評価いただけると幸いです。是非こちらもよろしくお願いいたします。

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