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9Idea4U vol.172014 SEPTEMBERプロモーション 商品についてネット上での評価は、発売元の会社より、SNSやブログに書かれた他人の意見の方が客観的であり、説得力を持つ。そこで、ネットでのPRはブロガーの力に頼る方法もある。■1000人にケータイをプレゼント アメリカのファーストフードチェーンは新しい朝食メニューのPRのために、2014年3月下旬から、ロイヤルカスタマーとインファルエンス(画像投稿SNS)で影響力のある利用者1000人に携帯電話を進呈した。 その携帯電話には秘密のミッションが届く。それをクリアしてSNSに投稿すると、「朝食メニュー1年分無料チケット」やオリジナルシャツやパーカー、シーツとパジャマのセットなどがプレゼントされる。 利用者が投稿をすることで、ネット上にそのファーストフードの情報が数多く載り、SNSの他の利用者の目に触れる機会も多くなる。■30名のユーチューバーが体感 YouTubeに映像を定期的にアップする人をユーチューバーと呼ぶ。ジャンルは、コミカルなドラマを作る人もいれば、カメラに向かって批評を話す人もいて様々だ。 日本の大手家電メーカーは、ネット接続もできる最新型液晶テレビを発売するにあたって、様々なジャンルのユーチューバー30人に試用してもらい、その感想やそれを題材にした映像作品をアップしてもらった。 同社のサイトでは、ブログ系、クリエーター系、レビュー系などのジャンルごとに分けて映像をサイトに掲載してあり、購入を検討している人にとって参考になっている。■若い人が多い住宅地のスーパー 横浜市内の住宅地にあるスーパーは悩んでいた。20代から30代の主婦向けにPRをしたいが、最近では新聞購読をしない世帯が増えているため、チラシの効果が下がっている。 そこで、利用を始めたのが、若い世代によく利用されているスマホのLINEアプリ。有料サービスのLINE@を利用すると、「友だち」に登録した顧客へ一斉に店からの情報を流すことができる。 LINE@のPRは店内のチラシと三角POP、折込チラシでも行っている。 だが、最も効果的なのはクーポンだ。ママ友の間で「LINEでスーパーと友だちになるとクーポンがもらえてお得だよ」と口コミで知られるようになった。クーポンの利用は毎日100件弱ある。また、店内でヒーローショーがあるときは、「店のLINEで知った」とママ友の間でさらに情報が広まる。 この店のLINE@は開設3ケ月で、友だちは1000人を突破、順調に増えている。■他とは違った特典で客を呼び込む 様々な業種や店でLINE@を使ったクーポンやプレゼント企画を行っているが、その中で注目を集めるためには他とは違うことをするのも一つの方法だ。 千葉県内にあるバームクーヘン専門店では、「バームクーヘンまるまるプレゼント」というクーポンをLINE@で配信する企画を行った。棒に刺して焼いた、切る前のバームクーヘン1本をプレゼントするのである。この企画は意外性が受けて、開封率は60%に達した。 また、この店ではクーポン配信の前にfacebookで告知をして、LINE@の「友だち」を増やしている。ネットで情報を広めるためのブロガー向けPR戦略クーポンは来店だけでなく、「友だち」も増やすLINE@活用術骨盤矯正講座骨盤矯正講座骨盤矯正ヒーローショー

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