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4Idea4U vol.172014 SEPTEMBER 私は、スモールビジネス紹介センターという会社を経営しております。低投資で開業可能な事業、比較的リスクの低い事業をフランチャイズ展開する、というコンセプトで作った会社です。 現在、展開している事業は、外食事業(らーめん・とんかつ・デリバリービジネス等)と、結婚相談所、パーソナルジム事業、障がい者就労支援A型となっております。それらのすべての事業に共通するのが、低投資でローリスクな事業であることです。現在の会社を立ち上げたのは、今から8年前(32歳のとき)ですが、それまでの10年間は、名古屋市内で20店舗を運営する「旗籠家」という居酒屋チェーンのオーナー経営者をしておりました。その会社は、2006年に株式譲渡で事業売却しております。 居酒屋事業の立ち上げから売却までを「小さな飲食店 成功のバイブル」という本にまとめ、出版をしておりますので、ご興味のある方はご一読ください。 居酒屋の事業を売却し、上記のように様々な事業に挑戦していく中で、サービス業が成功するためには、いくつかの法則が存在していることに気づきました。 まず、様々なサービス業を運営して感じるのは、資金とマンパワーが反比例しながら存在しているということです。 事業において資金というのは、「時間を買う」という側面を持ちます。例えば、人材を採用するときを考えてみましょう。資金があれば、様々な求人媒体を活用して大きく広告展開をしたり、ヘッドハンティング会社を活用できます。結果として、短期的に有能な人材を市場から開発することが出来ます。 しかし、人材採用に投下するだけの資金が無ければ、自分で人材を探すしかありません。飲食店などで店長やシェフを探す場合には、いろいろな店を周って目に留まった人材に直接声をかけたり、友人を渡り歩いて、その都度、人材を探していることを伝えたりしなければなりません。自分の足で歩けばお金はかかりませんが、非常に手間と時間がかかります。 よい人材を採用しようと思えば、お金をかけるか、自らの時間と手間をかけるしかありません。店づくりにも資金が必要 また、飲食店などは資金があれば、大きくて立派な店舗を構えることができます。関西を拠点にフランチャイズを中心に店舗展開をしている某カフェチェーンは、私の知人も加盟していますが、1店舗あたり月商800万円から1000万円と好調なセールスを記録しております。そのカフェにお客様が集まる要因は、メニューもさることながら店舗の内外装にあります。バリ島のリゾートをコンセプトにかなり凝ったつくりをしているうえに、個室中心に席を設計しているので、若者が空間を目当てに集まるのです。すなわち、サービスや商品に強く力を入れなくても、ある程度、店舗が集客をしてくれるわけです。 この事例の本質は、サービス業であるはずの飲食店が、半分、装置産業化していることにあります。しかし、このように空間を目当てに、お客さんが集まる店を作るには、6000万円以上の資金が必要になりますので、資金力のある会社しか、このようなビジネスを手がけることは出来ないのです。 では、資金のない会社が飲食店で成功するには、どうすればいいのか? それは、現場のマンパワーを高めなければなりません。競合よりも、よい商品とよいサービスを現場の人材力によって、生み出せなければ、競争に負けてしまいます。 すなわち、前者は資金を使うことで、後者は人材育成に手間をかけることで成功を手にすることができるのです。といった具合に、資金力のある会社と、資金力の無い会社では、事業の展開の仕ビジネス成功の新しいカギ集客できる、魅力ある店舗をつくるためには豊富な資金力が必要だが、中小企業や個人経営にとっては厳しい。そこで、写真のパン屋のように、手間をかけてよい商品やよいサービスを生み出すマンパワーが重要になる。資金かマンパワーがないと勝ち残ることができないこれだけは知っておきたい、サービス業の原理原則新規事業立ち上げに欠かせないものは何か

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