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8Idea4U vol.162014 JULY■10分100円の時間制カフェ 東京・渋谷のビルの1階にある時間制カフェが話題になっている。 料金は10分100円、最大で1000円(12時間以内)。店内ではソフトドリンクが飲み放題で、飲み物・食べ物の持込みも自由。カフェとしての利用はもちろんのこと、電源、Wi-Fiも無料で利用できるため仕事や勉強でも使える。喫煙スペースもあるので、喫煙場所を探している人にも役立つ。 また、キッズスペースや授乳室、おむつ替え室もあるので、子連れの人にも助かる。 都会にはいろいろな店があるが、仕事や勉強、子連れの人が自由に利用できる店は意外と少ない。カフェで長居するには気が引ける。この店は、そのようなニッチな用途のために、場所と時間を提供して人気となっている。■カー用品店でオープンカフェ カー用品店の店頭は通常、タイヤが並べられているが、名古屋のとある店ではそこをオープンカフェにした。 提供されるコーヒーは、レインフォレスト・アライアンス認定のオーガニック豆を使用したオリジナルブレンド。苦みと渋みを抑えた、フルーティーでかすかな酸味のある味わいで、一般の喫茶店のものと比べて劣らない品質だ。それが、1杯100円という低価格で飲める。 カフェの横にある展示スペースや店内には、女性向けのシートカバーやハンドルカバー、小物入れなど、クルマを楽しむグッズが揃っている。 カー用品店は男性客をメインターゲットにした店が多いが、この店は美味しいカフェとかわいい品揃えで、カップルで楽しめる店づくりを目指している。プロモーション■無料Wi-Fiバルーン 韓国のネットスーパーが売り上げを伸ばしている。その原動力は、無料Wi-Fiのルーターをつけた大型の風船「空飛ぶショップ」だ。ショッピングモール、オフィスビル、駅などの人が多く集まる場所で「空飛ぶショップ」を浮かべ、スマホで利用してもらう。 バルーンには「Get Wi-Fi, Get Items FREE」と書いてあり、無料で利用できることを気にした人がスマホでアクセスすると、店のサイトにつながり、クーポンをダウンロードできる。そのまま購入することも可能だ。 面白さと手軽さが人気となり、売上げはオンラインショップが1カ月で157%増。実店舗でも前年同月比9.5%増となった。■LANネットワーク名で宣伝 スマホやタブレット端末でWi-Fiの接続を探すときに設定画面を見て、接続できるLANネットワーク名を確認することがある。これを利用した店がある。 スペインのハンバーガーショップでは、店内で無料Wi-Fiサービスを行っているが、無線なので店外でも利用される。そこで、設定画面のLANネットワーク名に「コーヒーブレイクの時間ですね」「無料Wi-Fiの他に、アイスのプレゼントもあります」とメッセージを表示して、来店を促すPRを行った。 スウェーデンのストックホルム中央駅構内にある携帯ショップでは、提供する無料Wi-FiのLANネットワーク名を「Looking for Wi-Fi?」(Wi-Fi探してる?)とした。駅で無線LANを探している人がそのネットワークを見つけてログインすると、ショップの広告が表示されて、ターゲットに直接届くプロモーションとなった。集客・販促ヒント100選!!人が集まるカフェを利用した新しい事業展開街角のWi-Fiがネット利用者の関心を誘う

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